第12話 お仕置き

(なんで今になってあんな夢を…)

カズは走りながら考えるが

「だああ!もうめんどくせー考えるのやめた!」

いつの間にかこはんにたどり着いていた

「…なんだ?これ家か?」

カズの目の前には木造の建物があった

「…………行くか」

不気味に思い次へ向かおうとしたカズであったが

「んぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐ」

何者かが犬●家状態になっていてそれを引っ張る物がいた

「何やってんのお前?」

「ああこれっすか実は…プレーリーさんが穴を掘ってたらこんな事に…俺っちはアメリカビーバー、ビーバーって呼んで欲しいっすあなたはカズさんですよね確かヒトの」

「そうだよ…しっかし随分めり込んでんな…思いっきり引っ張るから少し離れてろ」

「了解っす」

カズは足を掴み全力で引っ張り始めた、すると

「ぷはああ、ゼェゼェ…」

ピ●ミンのようにスポーン!と引っこ抜かれた

「大丈夫っすか?プレーリーさん?」

「ビーバー殿が助けてくれたのでありますか?ありがとうであります!」

「俺っちじゃないっすこの方が助けてくれたっす」

「おお!こちらの人が確かカズ殿でありますな!ボスが言ってたので知ってるであります!ではまずご挨拶から!」

プレーリーは背伸びをしカズの顔をしっかりロックし自分の顔を近づける、しかし

「うわあああああああああああ!!」

カズが木刀でプレーリーを突き飛ばした

「何しようとしてんだこのヤロー!てめーみたいなやつに「ズキュウウウン」されたくねーよ!」

突き飛ばされたプレーリーは湖に頭から突っ込み本当に犬●家状態になっていた

「ああ!プレーリーさああん!」

「今のうちに逃げるんだよおおッ!」

カズは二人を置いて走り出した


こちらは久しぶりのゆきやまちほー

「ねぇギンギツネー今度は」

「ええ博士たちね…なんでこんなところに…」

ギンギツネとキタキツネは凍った二人を温泉につけた、すぐに氷は溶けた

「生き返った気分なのです博士」

「そうですね助手危うく死にかけるところでした」

「二人とも何しにきたの?」

ギンギツネが問いかける

「「実は…」」

話を聞いたギンギツネは

「なるほどヒトが来たから料理させるため追っていると」

「そうなのですまさかこんな目に合うとは」

「こうなったのは二話も我々をゆきやまちほーに放置した漆塗りやつのせいなのです」

「博士今すぐ漆塗りやつの所へ行きましょう」

「そうですね助手キツイお仕置きをしてやるのです」

そう言うと二人は飛び去って行った…


「イダダダダ!痛いです!何するんですか二人とも!グェッ!」

「うるさいのです」

「全く我々をゆきやまちほーに放置したまま話を進めるなど」

「す、すみません!別に忘れてたわけじゃないんです!許してくださいなんでもしますから!」

「「言い訳は要らないのです!!」」

ああああああああああああああああ!

叫び声は空へ吸い込まれて行った



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