第13話 地下迷宮
カズが走るのはさばくちほー、の地下を通っているバイパスである。
「この調子ならこうざんにはすぐ着きそうだな、おいポンコツあとどんぐらいだ?」
「アト30分クライデ着クヨ」
「そうかい、しっかしただ走ってるだけってのも暇だなー」
「コノ先ニアトラクションガアルヨ」
「アトラクション?あぁさばくには迷路があったな…寄ってくか」
しばらく走ると入り口のようなものが見えた
「だいぶ汚れちゃいるが変わらねーなここは…」
カズはそこへ入って行く すると
「カツーン」何かを蹴っ飛ばした
「あ?なんだこれ?下駄か?」
その時入り口が閉まり一瞬暗くなったがまた明かりがついた、そして
「ようこそ地下迷宮へ。君は無事に出口まで辿りつけるかな?」女性の声が聞こえる
するとすぐ後ろから
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
「うわっ!なんだてめー!急に叫んだらびっくりするだろうがー!」
「見ればわかるだろ!ツチノコだよ!お前なにしてんだあ゛あ゛あ゛あ゛!そこ閉めたのか!」
「入ったら閉まる仕組みなんだしょうがねーだろ?」
「だから閉まらないようにしてたんだよ!一度閉まると簡単に出られなくなるから!」
「閉まらないように?まさかこの下駄って…」
「ちっ閉まったものはしょうがない俺は自分で出口を探す」
「なんか悪かったな…じゃあ俺も出口に行くか」
だがツチノコはカズをよく見ると何かに気づく
「お前、ラッキービーストが言ってたヒトか?名前はカズとか聞いたが」
「ああそうだよだからどうした?」
「ヒトについて聞きたいんだ一緒に言っていいか!」
「ご自由にどうぞ」
二人はヒトについて話しながら迷路の中を進む
「なあ本当に大丈夫なのか?適当に進んでるように見えるが」
「心配すんな…覚えてるさ…」
カズの頭にある光景が蘇る誰かの後についていき迷路を進む記憶だ
(ねぇ?本当にこっちであってるの?……大丈夫?」
「…………ほら着いたぞって言ってもやっぱ溶岩で塞がれてるがな…」
出口へたどり着いたが出られそうになかった、しかしカズは
「確かここに非常口が…あった」
ツチノコは驚く
「お前!凄いなかばんの時はかなり迷ったのに!」
「じゃあさっさと出るぞ」
迷路から出た二人を待っていたのはラッキービーストと耳が生えたフレンズだった
「お〜やっと出ましたね〜ツチノコとカズでしたっけ?なんですかそれ!」
「ああこれは木刀といってだな…」
「ハイ」
「冷めるの早いなこいつ…」
ゆきやまちほーでは追跡者がギンギツネから話を聞きカズを追っていた
「まさかPPPのファンだったとは」
「博士我々が凍ってる間にライブは終わってるはずです、みずべちほーを無視し図書館へ戻るべきです」
「そうですね助手図書館へ戻るのです」
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