第11話 夢
「今のは…まさか!」
しかし黒い影はすでに消えていた
「気のせい…だったのか?」
そこへライオンとヘラジカ、その部下たちがやってきた
「いやーお見事お見事やっぱり強いなお前!ぜひ私の仲間にならないか!」
「そうやってヘラジカは〜すぐ仲間にしようとするんだから〜君も嫌だったら断った方がいいよ〜」
「言われなくても断わるさ、まだパーク巡りも終わってないからな」
カズの足元にラッキービーストがやってきた
「トモカズ、大丈夫ダッタ?」
「てめーに心配される程俺はやわじゃねーよポンコツ」
次のちほーへ向かおうとしたがセルリアン騒ぎですでに日が傾き始めていた
「セルリアンのせいでもう夕方か、完全に暗くなる前に寝床を見つけねーとな」
「それなら〜私の城で泊まっていくといいよ〜」
ライオンがカズに話しかけた
「いいのか?」
カズが問いかける
「いいよいいよ〜セルリアン倒すの手伝ってくれたし〜ヒトについて聞きたいこともあるしさ〜」
「そうかいじゃお言葉に甘えた一泊だけ頼む」
「おいライオン、まさか仲間にしようとしているんじゃないか?」
「そんな事ないよ〜ヘラジカの所じゃ安心して寝れないでしょ〜」
「本当に仲間にする気は無いんだな?ならいいだろう!カズ!明日こそ決着をつけるぞ!」
「丁重にお断りさせていただきまーす、そろそろこはんに行かないと話が進まねーんだよ」
「む?そ、そうかなら今度会うときに決着をつけるぞ!」
ライオン勢とヘラジカ勢がそれぞれのアジトへ歩き出した
ライオンの城に到着したカズは早速ヒトについて聞かれる
「ヒトってどこに住んでるの〜」
「パークから遠く離れたところで暮らしてる」
「じゃあカズはどうしてそんなに強いの〜私が知ってるヒトってあまり戦いは得意じゃなかったよ?」
「前にヒグマが言ってたかばんってやつか、ヒトは個人差があんだよ戦いが得意なやつもいれば不得意なやつもいる」
「ふ〜んそうなんだね〜」
「そういう事さ、そろそろ寝床に案内してもらえるかい今日は疲れちまったよ」
「あ〜それもそうだね〜寝るところは〜私の部下たちが案内するよ〜」
「こっちだついてこい」
カズは二人に連れられ城内を歩くそしてある部屋の前で足を止めた
「ここだ今日はゆっくりしていくといい」
「案内ありがとうよお二人さん」
その晩カズは夢を見た、木に登り何かを食べていた、そしてその隣には…
カズが目覚めた
「…変な夢を見ちまったな…」
朝になりカズはフレンズ達に見送られへいげんから出発した
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