第90話

スターとの戦いから一ヶ月…カズが帰って来ることはなかった…

スターが作り出したセルリアンは数を減らしてはいるものの未だにパークに存在していた

そして今日もかばん達はセルリアンを倒していく

パッカァーン!

「とりあえずここにいるセルリアンは居なくなったね…」

「やっぱりかばんちゃんは凄いよ!」

かばんは首を横にふる

「僕よりカズさんの方がずっと凄いよ…」


そして夜が来るとかばんは港へ向かい…海を見るのが日課となっている

「…………」

「また海の向こうを見ているのですか?かばんさん」

「…カズさんが帰ってきたらすぐに迎えられるように…」

「あれから一ヶ月…トモカズさんはもう…」

「あの人は絶対に帰ってきます…だから…」

ゼロはかばんの隣に座る

「なら私も待ちますよ仲間として…友として…」

しばらく座って居た2人だが

「さてそろそろ帰りますよ?かばんさん……やれやれ」


かばんはいつの間にか眠っていた

「全く…手のかかるお方だ…」

ゼロはかばんを背負い歩き出した…


翌日の朝

「遊園地ですか?」

かばん達の元へヒグマが訪れていた

「かなりの量だ…手伝ってくれないか?」

「わかりました…すぐに行きましょう!」

かばん達は遊園地に向かった


遊園地にはヒグマの言う通り大量のセルリアンが…


「これはすごい数ですね…でもどうして?」

「わからない…だがあの量はかなり危険だ…」


ヒグマに続きセルリアンを倒していく


しかし…

「う…」

かばんが転んでしまう

「かばんちゃん!」


(やっぱり…僕はカズさんのようには…)

セルリアンがかばんに襲いかかる…

かばんは目を瞑るが…

パッカァーン!

「え?」



「おいおい随分と盛り上がったお帰りパーティだな本当はこっそり帰って来るはずだったのによー」

木刀を持った男がセルリアンを貫いた

「まだまだって所だな…俺の弟子はよぉ」

その男は


「カズ…さん…」

「待たせて悪かったな怪我が治るまで動くなってミライさんがうるさくてな一ヶ月もかかっちまったよ」

「カズさん…よかった…帰ってきてくれて…僕は…僕は…」


カズはセルリアンの群へ木刀を向け

「俺の帰りをこんなにもてなしてくれたんだ礼ぐらいしねーとな」

斬りかかる


パッカァーン!


その後カズ達はセルリアンを全て倒しさばんなにある…家に


「久しぶりだなここは…お?ポンコツじゃねーか」

「…オカエリ…トモカズ」

「いつもはポンコツって言ったら拒否するのによぉまあいいさ」


カズ達は一ヶ月間のことを話した…いつの間にか辺りは暗くなっていた

カズはかばんがいない事に気づいた

「あ?あいつどこ行った?」

「さあ?いつもの癖でまた港にでも行ったんじゃ無いですか?」

「港?ったく…しょうがねー行くか」

「だったら私も行k…」

「トモカズさん外は危ないのでお早めに…」

ゼロがサーバルの口を抑える

(何するの!ゼロちゃん!)

(師匠と弟子の再会ですよ?しばらく2人にしてあげましょうよ)


カズは港に到着した

「…待ってました…カズさん」

「ったく何で夜にこんなとこまで…っておい!」


かばんは突然カズに抱きつく

「ずっと怖かったんです…もしカズさんが帰ってこなかったらって…」

「そうかい心配させて悪かったなだが安心しろ俺は必ず帰って来るさ…言ったろ?俺はパークを護る者だ…パークがある限り俺は死なねーよ、寿命は別だがな」

カズはかばんの頭を撫でる

「お帰りなさい…カズさん」


「ああ…ただいま…」



最終話 ただいま





速 報!


パークを護る者第2期作成決定!!!

近日公開予定




「だから嘘なんだろ?最終話に第2期作成決定!とか出せば読者が信じるって魂胆だろうがさすがに3回目は騙されねーよ」

「やっぱりダメですかねぇ…あ、とりあえずこの話は終わりですがあとがきみたいなのが4話ほどありますので」

「あとがきが4話?多すぎねーか」

「まあ気にしない気にしないというわけであともう少しこのクソ小説にお付き合いください、あとがきはおそらく今日中に4話全部終わるかと」













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