第60話 全然わからん
「わーい!たーのしいー!」
こちらはじゃんぐるちほー、いつものようにカワウソは滑り台で遊んでいる
「ジャガーまだかなぁー」
カワウソは呟いた
ジャガーは現在ヘラジカから勝負をしろと持ちかけられ連行されていた
「まあいいか!もう一回!わーいたーのしいー!」
カワウソは遊び続ける
そこへ…
「あの方は仮の平和と言っていたが…あまりに平和ボケしているな…これならすぐに終わりそうだ」
全身黒色の…人型セルリアンが現れた…
「おいそこのお前」
カワウソに声をかけた
「ここにはお前しか居ないのか?」
カワウソはようやくセルリアンに気づいた
「セルリアンだ!ジャガーを呼ばなきゃ!」
カワウソはジャガーを呼びに行こうとするが
「おーっと逃げるのか?お前が逃げればじゃんぐるにいるフレンズ全員食っちゃうよー?」
「え?…」
「動きが止まったな…ハハ…」
セルリアンはカワウソに殴りかかった
「うっ…」
カワウソは殴られ木にぶつかった
「あはははは!バカだよお前!そんなんだから頭ハッ●ーセットって言われんだよ!」
セルリアンはカワウソに近づき…
「オラ!どうした!」
動けないカワウソに蹴りを入れ始めた
「ガッ…うぅ…うぇ…」
ズゴッ…バゴッ…
「どうしたどうした!早く呼んで来たらどうだ?ジャガーとやらを」
カワウソは血を吐き始めるが…
「絶対に私は…逃げ…ない…私が逃げたらじゃんぐるのみんなが…たべられちゃう…楽しいことを楽しいって言えるのが…一番楽しい…から…じゃんぐるのみんなが…居なくなったら…楽しいって言えなくなっちゃう…楽しくなくなるから…私は…ここから動かない…」
「チッ…めんどくせー奴だな…もういいよ、くたばりやがれ」
セルリアンは拳を振り上げた…
「あばよ、頭ハッ●ーセット」
拳を振り下ろした…が…
「「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」」
ヘラジカとジャガーがそれを防いだ
「ほぉ…少しは骨がある奴らが来やがった…」
ジャガーはカワウソに駆け寄った
「おい!しっかりしろカワウソ!」
「あれ…?ジャガー…私…頑張った…よ…」
カワウソは目を閉じた…
ジャガーはセルリアンを睨みつける…
「よくもカワウソを…」
「はっ!馬鹿だよそいつは逃げたらじゃんぐるの奴ら全員食うって言ったらあいつと来たら…クク…ハハハハ…みんなが居なくなったら楽しくないだとよ!ハハハハハハハハハハハハアハハハハハハハハハハ!」
「………」
ヘラジカは黙って見ていたが…
突然手にした杈でセルリアンに攻撃を仕掛ける
「おっと…怒るなよ…頭に血が上っちゃ冷静な判断ができないだろーよぉ!」
セルリアンは攻撃をはじき返した
「おっと今度はジャガーが来やがった!」
ジャガーは爪で攻撃するが…それも弾かれる
「おいおいこの程度かあんたらぁ!もっと楽しませてくれよ!」
その後2人はセルリアンと戦うが追い詰められ…そして…
「ぐっ…」
ジャガーが膝をついた…しかし…
「まだ…だ…」
「…まだやんのかよ…もうわかっただろ?お前らは俺より弱いんだよ、わかったらさっさと諦めて俺に倒されな」
「…からん…」
「は?」
「全然わからん…お前との差がな…だから私はお前に挑む!」
「はぁ…お前も馬鹿だったか…いや本当の馬鹿は…」
セルリアンは後ろを振り返り…
「お前だったか!」
攻撃しようとするヘラジカを殴り飛ばした
カワウソと同じく木にぶつかった
「やれやれ…バレバレだよ、ただ突撃するしか能がない低脳が…」
セルリアンはヘラジカに近づき…拳を入れる
「グフ…」
「終わりだよ…何もかもな」
セルリアンはトドメを刺そうと拳を構え直そうとしたが…
「お前…何してる…右手封じても左手があるんだぞ」
ヘラジカはセルリアンの腕を掴み離さない
「突撃するしか能がない低脳…そのとおりだ…だが横に行ったり後ろに行ってばかりいては道は開かない…道を開くにはまっすぐ目の前を進むしかない…だから私は他のフレンズにある言葉を言う…そのまままっすぐ行けと…そうだろ?」
「…なんだ」
次の瞬間セルリアンを木刀が貫く…そして…
パッカァーン!
石を砕いた
「随分遅かったじゃないか…」
セルリアンを倒したのは…
「危なかったぞ…」
「かばん…」
「すみません遅くなってしまって…カワウソさんならサーバルちゃんとゼロさんが見てるので安心してくださいカズさんは今へいげんに行ってるので代わりに僕が来ました」
「なるほど…」
ここはパークの何処か…
暗がりにはぼんやりと灯りがあり…そこに1つの影が…
「…ルークも倒されましたか…クイーン、ナイトの件といいあちらの
影は駒のようなものを動かした
「残るはビショップ…キング…まあキングは私ですがね…さてあちらの
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