第27話 ドッキリ

前回の後BOSSがフルトン回収されたのを見届けた3人は再び調査を始めた

するとヒグマが

「今度こそ見つけたぞ!」

空き缶を指差した、そこにはパイプタバコを吸っている男の顔が書かれていた

ついにリカオンがキレた

「ヒグマさん!いい加減にしてくださいよ!あなたはボケに来たんですか!セルリアンのボスを探してるんですよね!なんでBOSSを見つけるんですか!」

「悪かったってリカオン、次からはちゃんと探すから」

「本当に勘弁してくださいよ…」


場面はロッジへ移る

「へー漆塗りあいつがTwitterねー、でもアカウント持ってたよな?なんで新しく作ったんだ?」

「なんか小説専門のアカウントが作りたかったらしいですよ?今のアカウントは知り合いが多いからって」

「なるほどね、知り合いに見られるのが恥ずかしいってわけか、どれどれあいつのアイコンは…フルルじゃねーか!チクショー何やってんだあいつ!その画像寄越せ!」

「いやそこですか!というよりなんでじゃぱりまんなんか作ってるんですか?」

「ああ?これか、こいつはじゃぱり爆弾だ」

「なんか物騒な名前ですね…」

「じゃぱりまんだと思って噛み付いたらドカンだ、まあ威力は弱いからただの脅かし道具さ」

「よくそんなの作れましたね。」

「おふくろがこういうの作るの得意でな、対セルリアン用の高威力版も作れるぞ」

「それはまあいいとして、どうするんですか?それ」

かばんの問いかけにカズは不敵に笑う

「もちろん誰かを脅かすのさ、ターゲットはオオカミだ、あいついつも脅かしてばかりだからたまにはいいだろ?」

「カズさんはあまり驚いてないじゃないですか…」

その後、ロビーに3人のフレンズが集う

「私はオオカミさんにそのじゃぱりまんを出せば良いんですよね?あとキリンさんが来ないようにする事」

「ああ!これが成功するかはあんたにかかってる!」

「それで、オオカミさんがじゃぱりまんを口にして爆発したら僕がこれを持って部屋に」

かばんの手には「ドッキリ大成功」と書かれたプラカードが握られていた

「それじゃあ…ドッキリ開始だ!」


「オオカミさんお疲れ様です、じゃぱりまん持って来ました」

「ありがとうアリツさん後でいただくよ」

「はい、ごゆっくりー」


「……こちらアリツカゲラ、オオカミさんにじゃぱりまん置いて来ました、どうぞ」

「こちらカズ準備万端だ、いつでも良い顔撮れるぜ、どうぞ」

「こちらかばんですいつでも突撃できます、どうぞ」


3人はいよいよドッキリ作戦を開始する


「さてそろそろじゃぱりまんを頂くかな」

オオカミはじゃぱりまんに手を伸ばす

「オオカミがじゃぱりまんを食いそうだ、そろそろ準備しとけ、どうぞ」

カズはロッジの一室にモニターを置いていた、そこにはオオカミが映り出されている。

「さあ…いよいよだ…」

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