第28話 通信

オオカミは何も知らずにじゃぱりまんを掴み…口にくわえた

その瞬間


「パーン!」と軽い音と共にじゃぱりまんが、じゃぱり爆弾が弾けた

そこへかばんが例のプラカードを持って部屋に入って来た


「ドッキリ大成功!です!…ってあれ?オオカミさん!」

「(´°Д°`)」

オオカミは固まっていた

「ちょっとオオカミさん!しっかりしてください!」

かばんの声で我に帰った、しかし

「かばん…どういう事かな?これは」

顔は笑っていたが…冷たい目をしていた

「あの…実はですね…」

部屋に主謀者カズ協力者アリツカゲラが入ってきた、そして3人で事情を説明する


「あははははは!なるほど、私としたことがしてやられたわけだ!カズ、君は実に面白よ、こんなものを作るとは」

「良い顔頂きましたァン」

「このじゃぱりまん私にくれないか?いい原稿が書けそうなんだが」

「悪いがこいつは回収だ、かばんにアリツカゲラ、あれ返してくれ」

「はい、わかりました」

かばんとアリツカゲラはカズにあるものを渡す

「なんだい?それは?」

「通信機さ、これがあれば離れてても会話が出来るのさ、こいつはあまり性能が良くねーから離れすぎると使えねーがな」

「ヒトは面白いね、君からもいい顔頂きたいよ、フフ」

カズはオオカミに話しかけた

「オオカミ、この後暇か?少し話したいことがあるんだが。」

「……わかった、今でも構わないよ、かばんにアリツさん、しばらく二人にしてくれないか?」

「わかりました、行きましょうかばんさん」

「あ、はい」

2人は部屋から出て行く


「話というのは例のアレかい?」

「ああ、そろそろ協力者を増やさねーといけねー」

「タイムリミットか…初めて聞いたときは驚いたよ…まさか君がね…」

「だから時間がないのさ、早くしねーと…俺は…」

「この話を知っているのは確か、私とヒグマ、ツチノコ、あと長たちだね」

「さすがにこの人数じゃ辛くなってきたからな、はやく奴らを見つけねーと」

「だったらあの2人に頼んだらどうだ?以前はパークを旅してたんだろう?」

「そうだな、俺はあいにくあのメ●モン野郎かどうかわからねーからお前が頼む」

「あの変身するセルリアンか…確かに私なら匂いでわかるからね、わかったよ」


「というわけなんだ、協力してくれるかい?もちろん他のフレンズには内緒にしてくれ」

「わかったのだ!アライさんにお任せなのだ!」

「はいよー、カズさんにそんな事情があったとはね」

オオカミはアライグマとフェネックにカズの事を話した


一方ロッジでは……


「ええ、計画は順調です、このままいけばフレンズ達は…はい、絶対に成功させてみますよ…あなたの狙いはパークを…失礼誰か来たようです一旦切ります」




「どうしたんですか?」

かばんが尋ねる


「カズさん」

「いや、何でもねーよ気にすんな」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る