第77話 仮面

「どうしました?まさか四神の力はこんなものじゃないですよね」

セルリアンは一瞬でスザクとの距離を詰める

「なっ…!」

「伏せろスザク!」

カズがセルリアンに向け刀を投げる

ガキィン!

刀は弾かれ地面へ突き刺さる

「はあああああああ!」

次は木刀を持ちながらセルリアンに斬りかかる

「やはり君が一番厄介ですね…力は四神には及ばないが…私の動きを知っている」

「てめーのその気色悪い仮面剥がして正体暴いてやるよ」

「面白い…やってみるといい」

カズはその後セルリアンと斬り合う次の手がわかるかのようにセルリアンの攻撃を避け、防いでいく…そして

ガンッ!

ついにセルリアンの仮面が外れる…

「さぁてどんなツラしてんのか拝ませてもら……」

カズは固まってしまった

その間にセルリアンはカズへ斬りかかる

「何をやっておるトモカズ!」

ゴォォォォォ!

スザクが炎でセルリアンを攻撃する

「そんな…嘘だろ…」

カズは膝をついた…そして


「親父…」


「私は君の父親ではありませんよ…私はただ食べただけです…あなたの父親を」

「どういう事だ!親父が居なくなる前からお前は!」

「私の今の姿はあなたの父親を食べ得たものですある程度の記憶も一緒に」

「今の姿は…だと…」

「私は生まれたときから人と変わらぬ姿をしていました…あなたはパークが開園したのはいつか知っていますか?」

「なんで急にその話になる…」

「50年前ですよ50年前から私は生き続けている…もっともセルリアンを生きているというのはおかしいでしょうが…私はただのセルリアンではない」

「…………」

「何も言いませんか…ならいいでしょう私は自然に発生したわけではありません…私は人間によって造られたのです」


「人間が…セルリアンを…造った…だと」

「このまま君たちを始末するのは容易いが…いい機会です私の名前、私の正体、パークの裏側…そして」


「私の殺し方を見つけてくるがいい…」


「何を言い出しやがる!サンドスターロウはもう!」

それを聞いたセルリアンは…自分の腕を切り落とした…腕はすぐに再生されていく

「分かりましたか私はサンドスターロウを止めただけでは死なないのですよ」


ドシャアアア!

突然水流がセルリアンを襲った

「はあ…やっと着いた…やっぱり陸は辛いわ…」

「何を言うておるセイリュウよまだ敵は立っておるぞ」


「残りの四神も来ましたか…さあどうします?予習をしてから来ますか?それとも…」


「今ここで倒させてもらうぞ」

ゲンブは地面に手をつき…地面の形を変えていく

「行くぞそなたらまさかもう終わりではないだろうな」

「しかし…このセルリアンは!」


「まぁ…試してみる価値はあるか…我の炎で焼きつくしてくれよう…トモカズ!早く探してくるがよい奴の倒し方を…」


「…死ぬなよ…てめーら…」

カズ達はへいげんから走り出した


「死ぬな…か…我らを誰だと思っている」


4人は攻撃体制をとる

「行くぞおおおおお!」

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