第6話 動き出した追跡者
ピピピピピピピピピピピピ…
ラッキービーストは通信を始めた
「どーもパークの外から来た人間、トモカズでーす、カズって呼んで下さーい、今後はなんのフレンズだとか聞かないように 以上!」
「おいもう止めていいぞー」
ラッキービーストは通信を止めた
「んじゃ次のちほーに向けて出発するか、ほら行くぞポンコツ」
「また立ち寄ってくださいねー」
「今度会う時はヒトの話を聞かせてくれ新しい漫画のネタにしたいんだ」
「次会う時までに絶対ヘッポコ呼ばわりされない立派な名探偵になってやるわ!」
「次会う時があればな…」
カズはそう呟きスクーターで走り出した
その頃とあるちほーでラッキービーストからの通信を見て動き出す者がいた
「今の通信を見ましたか博士」
「ええバッチリ見たのです助手」
「パークにヒトが来たという事はつまり」
「もう一度料理が食べられるのです、じゅるり」
「博士そうと分かれば早くロッジに向かいましょう料理が待ちきれないのです、じゅるり」
カズVS追跡者の鬼ごっこ開幕!
「はぁ…はぁ…疲れた…」
雪の中スクーターを押して歩いているのはカズである
「雪山舐めてたぜ…急に吹雪になるしよぉ…寒いしスクーターは車輪がはまって動けなくなるしよぉ…」
カズはある場所を探していた
「確かこの辺なんだが…あたりいちめん真っ白で何にも見えねぇ…」
「ポンコツは凍っちまってるし…」
ラッキービーストは動かない
するとカズはあるものを見つけた
「あ…あれは、やっと見つけたぞおおおお!うおおおおおおおおお!!」
「ねぇギンギツネーこれさっきボスが喋ってたヒトじゃない?」
「そうね、でもなんでこんなところで倒れてるのかしら?」
カズは旅館の入り口で燃え尽きていた…そう真っ白に
「とりあえず中に入れましょうか、キタキツネも手伝ってちょうだい」
「わかった」
「どこだここ?なんで布団で寝てんだ俺?」
カズが目を覚ますと布団に寝かされていた、横には耳を生やした金髪の女の子が座っていた
「あっギンギツネー起きたみたいだよー」
カズが起きたのを確認すると女の子は誰かを呼びにいった
「あら以外と早く起きたのね」
「あんたらか俺を助けてくれたのは」
「ええそうよ私はギンギツネ、こっちの子がキタキツネ」
「よろしく」
「外の雪かきをしようとしたらあなたが倒れていたから運んだのよ、なんであそこに倒れてたの?」
「あ、ああいろいろあってな…あはは」
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