第5話 105号室

「いらっしゃいませー」

「お泊まりですか?」

「管理人か?一泊だけな、105号室頼めるか?」

管理人は困った顔で

「105号室?なんですかそれ?」

と聞き返した

「ああじゃあ自分で行くよ悪かったな変な事聞いちまって」

そう言うとカズは歩き出した

「あっはいごゆっくりー……見た事ないフレンズでしたね、後で聞いてみますか」


「ここだな…」

ギイィ… 扉を開け部屋に入る

「結構時間が経ってるのにこんだけ綺麗って事はあの管理人ちゃんと仕事してるらしいな…今日はいろいろあって疲れたしもう寝るか」

一方港では

「なぁリカオン、カズは外から来たって言ってたよな、なんであいつセルリアンの事に詳しかったんだ?」

「言われてみればそうですね、今度会った時に聞いてみたらどうですか?」

「そうだな聞いてみるか」


夜が明け陽が昇り始めた…

ピピピピピピピピピピピピピピピ

ラッキービーストが機械のような音を出し始めた

すると

「朝ダヨ朝ダヨ!起キテ!朝ダヨ朝ダy…」

「うるせええええええええ!!!もっと寝かせろおおおお!!!」

カズはラッキービーストを殴り飛ばした

「ったく人が気持ちよく寝てるのにこいつはぁ…」

「アワワワワワワワワ…」

はぁ…カズはため息をついた

「おら行くぞポンコツ」

部屋を出て受付に向かうと管理人を含めた3人のフレンズが居た

「おはようございますーゆっくり寝れましたかー?」

「おかげさまでな、じゃあそろそろ出発するぜ」

「待ちなさい!正体不明のフレンズであるあなたが何者なのか名探偵である

このアミメキリンには全てお見通しよ!あなたは……ヤギね!」

「何言ってんの?この子、どっからどうみてもヤギじゃねーだろ」

アミメキリンはかなり動揺した声で言った

「名探偵であるこの私が間違えるはずが無いわ、あなた嘘ついてるわね!」

「名探偵?迷探偵の間違いだろ?毛●小五郎並みのヘッポコだな」

キリンはうな垂れた…

「まあその辺にしてやってくれキリンも悪気があったわけじゃないんだ、自己紹介が遅れたね私はタイリクオオカミ、君は?」

「トモカズだカズって呼んでくれ」

「トモカズ?聞いた事ない動物だな」

「そもそも俺はパークの外から来た人間でー…つーかこの自己紹介会うたびやんなきゃいけないの?めんどくせーよ、おいポンコツお前通信機能あったよな?それ頼む」

「ワカッタヨ」

ピピピピピピピピピピピピ…

ラッキービーストは通信を始めた

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