第66話 大喝采

「ふふふ〜ん♪」

鼻歌を歌うのは漆塗りである

「さすがA●azon!発売日の前日に届くとは!さぁ早速開封だ!予約特典のチケット…頼む…フルル来いフルル来い…3つも買ったんだ…当たってくれ…」

漆塗りは箱を開ける…中にはCDとクリアファイル…そして…

「や…やった…当たった!当たったぞ!フルルだ!フルルだ!イヤッホォォォォイイ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎」

「感謝…圧倒的感謝…」

「それに他の2つはイワビーとコウテイじゃないか…イワビーはPPPの中で二番目に好きだし…コウテイは…三番目…」

「感謝以外の何者でもありませぬぞ」


こちらはじゃんぐるちほー

「…くそ…あの野郎…俺は家に帰れねーのに…」

「あなたが6の目を出すからですよ?トモカズさん」

「これから何が起こるんだ…」

「えーと…」

かばんは書かれた文字を読んだ…

「6の目は…キング・オブ・深夜バスは●た号…だそうですよ?行き先は…へいげんですって」

「やめろ…あのバスは人間が乗るものじゃない…やめろー!」


その頃漆塗りは

「お…おお…フルル…」

やくそくのうたを聴きながら泣いていた


へいげんにたどり着いたカズ達はかなりやつれていた…

「しんどかったねー…」

「普通のセルリアンならこんな苦労…しなかったでしょう…」

「そろそろ帰りたいですね…」

「俺ねケツの肉が取れる夢見た」

4人は…項垂れる…


その頃漆塗りは

「PPP!ハイ!PPP!ハイ!」

わたしたちのストーリーを聴きながらテンションを上げていた

「あー…ここのギター音…ココスキー…」


その後カズ達は再びじゃんぐるちほーに戻って来た

「よし…ゴールはあと少しだな…」

「絶対にダメ人間カズさんに振らせないでくださいね?」

「おいルビがおかしいぞ」

「なら私が振りましょう」

「うみゃー!私が振るよ!」

「いや僕が振ります…えい!」

出た目は…6…

「おい…」

「ご…ごめんなさい…」

「このダメ人間!」

「ごめんなさいー!」


漆塗りは…

「人にやさしく…神曲だ…ブラボー…おおブラボー!」


その後カズ達はようやく家に帰ることができた…







予告

「パーク崩し…開始です…」


「これは…サンドスターローか!」


突如パーク中に吹き出したサンドスターロー…大量に湧き出すセルリアン…


「確か僕たちがフィルターを貼り直したはず…どうして?」

なぜサンドスターローが再び吹き出したのか…そしてヤタガラスが追っている”やつ”の正体は…果たして…


10年前の異変…トモカズの父親の疾走…全てが繋がる…そして…


「てめー…一体何者だ!」


「私は…何者でもありませんよ?」


次回 最終章パーク崩し篇…開幕




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