第52話 戦争

「遊園地…ですか、やれやれなぜうちの作者は遊園地を決戦の場にしたがるのか」

ゼロの元に手紙が来ていた、そこには

『遊園地に来い、そこで決着をつける』

と書かれていた

「どうします?かばんさん、行きますか?」

「もちろん行きます、今ラッキーさんに通信をお願いしています、すぐにフレンズさん達が遊園地に集まると思います」

「では行きましょう、サーバルさんも来ますか?」

「私も行くよ!カズちゃんのために!」


(やれやれ…この人達を悲しませないためにも…私がトモカズさんを…)

「どうしました?ゼロさん」

「いえなんでもありません行きましょう」


かばん達が到着すると遊園地ではすでにフレンズ達とセルリアンの戦いが始まっていた

「セルリアン…すごい数…」

「待ってたぞかばん、サーバル」

ヒグマが2人に気づいた

「ゼロはどうした?」

「後から来るそうです!」

「チッ、この数を相手にするのは流石に無理だ!何やってるあいつは!」


「おうおう始まりやがったな、セルリアンとフレンズの戦いが、まさに戦争だなこいつは」

山ではカズと朧がいた

「お前は参加しなくていいのか?」

「あの量を相手に勝つのは無理だろ?俺が出るまでもねえ、それにこれからアレの最終調整があるからな」

「そうか、わかった頼むぞ」


「全くセルリアンを相手にしてもいい顔が貰えないから早く終わらせたいんだけどね」

「気をつけてください、このセルリアンは前に女王が作った人型セルリアンと同じです!」

「だったらひたすら突撃あるのみだ!突っ込むぞ!」

「全くヘラジカはー…」


その後フレンズ達は必死に戦うが徐々に追い詰められて行く

「もう…駄目だ…ごめんなさい…カズさん…」

「かばんちゃん!」

セルリアンがかばんに狙いを定め、攻撃を仕掛ける…が


何かに引き裂かれた

「あれは…セルリアン!なぜ!」

そのセルリアンは胴体から爪のようなものを生やしていた

「目には目を歯には歯をならセルリアンにはセルリアンですよ」

ゼロが遊園地にやって来た

「お待たせしました皆さん申し訳ございません、いきなりこの数を作るのは厳しかったので遅れてしまいました、ですがご安心くださいこのセルリアン達はあなた方を守るように設定してあります」

ゼロの後ろから大量のセルリアンが現れたゼロのセルリアン達は人型セルリアンを圧倒していく

「ゼロさん…」

「情報を掴みましたあのセルリアンは山にいます、私はすぐに行きますので」

「僕も行きます!カズさんの仇を」

「あなたは駄目です危険すぎます」

「なら私もついていくよ、ヒトを食べたセルリアン…いいネタになりそうだからね」

「オオカミさん…しかし駄目なものは駄目です」

(私だけで行かなくては…かばんさんが…)

「僕は大丈夫ですから!お願いします!」

「…仕方ありませんね…行きましょう…決戦の舞台へ…」


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