第54話 終結
「はあああああああああああああ!」
カズ達は一斉に斬りかかる
オオカミは遊園地に戻りフレンズとセルリアンの連合軍に加わっていた
「無駄だ、貴様らは俺には勝てん」
朧は手にした刀でカズ達に応戦する
「無駄だ?それはどうかな!」
3vs1…カズ達が有利であるはずだが圧倒されて行く
「…かなりの強さですね…倒すのは骨が折れそうですよ?トモカズさん」
「その割には随分余裕そうですね!」
「あなたはさっさと野生解放したらどうですか?かばんさん」
「お前らすこし黙ってろ気が散る!」
「ふっ…まだ話せる余裕はあるらしいな…果たしていつまで持つかな?」
「やっぱりこのままじゃ…こうなったら!」
かばんは野生解放した
「こっから手加減なしだ!」
「あいつ…野生解放すると口調も変わるのかよ…」
「オラァ!」
「でやぁあ!」
「言ったはずだ…貴様らは俺には勝てん!」
朧は手から衝撃波を出した
カズ達は吹き飛ばされた
「はあ…はあ…」
「うっ…」
「なんとか右腕で防げましたがかなりのダメージですね…」
カズは倒す方法を考え始めた
(…考えろ…あいつを倒す方法を……あいつはセルリアン…セルリアン…そうか!)
「おい…かばん、ゼロ頼みがある、お前らはあいつを引きつけてくれ…出来るだけ崖の近くまで…」
「どういう事ですか…カズさん」
「あなたまさかあのセルリアンを海に落とすつもりじゃないでしょうね…」
「ああそのまさかだよ…それしか方法がねぇからな…」
「…トモカズさん…分かりました…かばんさん!やりますよ!」
「…カズさん無理しないで下さいね?」
「「はあああああああああ」」
2人は攻撃を加える
「作戦会議は終わりか?ならさっさと終わらせるぞ」
2人は戦いを続けるがついにゼロが膝をつく
「これで終わりだ…さらばだ同族よ…」
朧はゼロに斬りかかる
「終わり?それはあなたの方ですよ!」
「どういう事だ…」
「うおりゃああああああ!」
「何ッ!」
カズが朧に木刀を突き刺し海へ落下する
「貴様!俺ごと海に落ちるつもりか!」
「お前はセルリアン…海に落ちたらどうなるかな!」
しかし朧は左腕を職種に変化させ岩を掴み、右腕でカズを突き落とす
「落ちるのは貴様だけだ…さらばだ人間よ」
カズは海へ落下した…そして朧は山頂に再び登った
「貴様らの策は尽きた…これで終わりだ…」
「終わり?それはどうですかね?」
「何が言いたい…」
ゼロは勝ち誇った声で
「セルリアンには…海を克服したセルリアンも居るんですよ!」
ザッパァーン!
海からセルリアンとカズが飛び出した
翼を生やしたセルリアンの背に乗りカズが朧に狙いを定める
「でやあああああああ!」
ジャキィン…カズは朧に一撃を与えた
「くっ…貴様らなんぞに…ッこれは!」
「海から出たばっかりだからな、木刀に海水が付いてる…つまり、お前には海水が染み込んだ…固まるのは時間の問題だ…」
「俺は…俺は…こんな所で…」
朧は動かなくなった…
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