第8話 同志

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今回カズがぶっ壊れますそれでも構わないという読者様のみお進みください


「こいつは!PPPのチケット!」

カズが叫んだ

「このあとライブがあるのよ私達は雪かきがあって行けないからかわりにどう?」

「ぜひ行かせていただきます!」

「なんか急に変わったわね…なぜか敬語になってるし…」

「気のせいですよぉ〜ギンギツネさぁ〜ん、ではありがたく行かせていただきま〜す」

そう言うカズの顔はこれ以上のものはないという程に不気味なものであった

「そ、それならいいわ、じゃあ楽しんで来なさいよ」

カズはスクーターに乗り込むと全速力で走りだした


「ヒャッハー!PPPだーッ!PPPが見れるぞーッ!WRYYYYYY!

んっん〜数日前パークにきたがこれほどまでに絶好調のはればれと気分は無かったなーッ!最高に「ハイ」ってやつだーッアハハハハ!」

おそるべき速さでみずべちほーに到着したカズの見た目がゆきやまちほーの時とだいぶ変わっている

頭にハチマキ、両手にサイリウムを持ち、法被を着ていた、さらにその背にはPPPと書かれたうちわがあった

「あそこだな…会場は…」

カズは歩き出す


一方その頃ゆきやまちほーでは2つの影が震えていた

「寒いのです博士」

「そうですね助手」

「なんだか眠くなってきました博士」

「寝てはいけないのです助手!死んでしまいますよ!」

「「温泉はどこにあるのですかー!」」


場面はみずべちほーに戻る

ステージでは五人のペンギンのフレンズが歌い踊っていた、このフレンズ達こそがPPPというアイドルである

観客席はフレンズで溢れかえっていたその中で異様な存在が混ざっていた

「PPP!ハイ!PPP!ハイ! うー!ハイ!」

そう叫ぶのはもちろんカズしかいない

ライブが終了するまでカズは叫び続けた、途中「超絶可愛い!フルルー!」とか聞こえたが気のせいだと思いたい

ライブ終了後楽屋では五人が先ほどの光景について話していた

「今日のライブすごい人がいませんでしたか?」

「確かにいたぜかなりすごかったなあれ」

「あの熱気で気絶するかと思った…」

「あの手に持ってたやつ色んな色で光ってて綺麗だったよね〜」

「相変わらずこの子はあまり気にしないのね…ところでマーゲイは?」

「あいつならさっき用があるってどっかにいったぜ」

「どこに行ったのかしら…」


「あーいいもの見れた、んじゃ次は図書館に向けて出発するか」

「待ちなさい!」

カズはスクーターに乗ろうとするが何者かに呼び止められた

「ああ?俺になんか用か?ッお前は…」

「私はマーゲイよ…」

「俺の事は知ってると思うが…カズだ…」

お互いの自己紹介が終わると二人は…

無言の握手を交わした




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