第16話 邂逅

さばんなちほーにたどり着いたカズだが…

「暑い…暑すぎる…おいポンコツ扇風機とかねーのか?」

「ナイヨ」

「のども渇いて来やがった…水飲みてー…」

カズはさばんなを彷徨っていた すると

「あれは…水だあああああ!」

カズは走り出した

♪勝ち取りたい!物もない!無欲なバカにはなれない!それで君はいいんだよ!


「やっと水が飲めるぜ…ぷはぁ…生き返っt…」

「だーれー?」

水の中から何かが飛び出して来た

「また濡れた…パークに来て2回目だぞおい…」

「あら?あなたボスが言ってたヒトね?」

「ああそうだが…お前水の中にいなかったか。」

「水浴びをしてましたの」

一瞬の沈黙 そして

「オロロロロロロロロロロロロr…」

カズはサンドスターのようなキラキラしたものを吐き出した


「どうしましたの?」

「いや何でもねー…そういやさばんなここにはあんた以外居ないのか?」

「ちゃんといるわよ、シマウマとトムソンガゼル、あと前まではサーバルが」

「…前までは?どういう事だ?そのサーバルってやつはどこに行った?」

「かばん達と一緒に海の向こうへ行きましたわ、あの子がどうかしましたの?」

「いや何でもねー、悪いな変なこと聞いちまって…じゃあなそろそろ行くぜ」

「最近セルリアンが多いから気をつけるんですのよ」

カズは走り出す


「ここにも居ないのです…」

「まさか…こんなに早いとは…」

「次はさばんなに向かいましょう博士…博士?」

「う~~ううう あんまりだ…H EEEEYYYYあァァァんまりだァァ アァ AHYYY AHYYY AHY WHOOOOOOOHHHHHHHH!」

こうざんのじゃぱりカフェから二つの影が飛び去って行った、片方は号泣していた


「港まであと少しだな…パークを一周したが…まぁいいさ、帰るか外へ」

カズはラッキービーストに喋りかけた

「おいポンコツそろそろ旅は終わりだ短い間だったがありがとよ」

「………ワカッタヨ、トモカズ」


あっという間に港に着いたがカズは何かを見つけた

「船が増えてる?…それにあれは!」

カズの視線の先には…

「あれはセルリアン!またでやがったのか!」

セルリアンが再び発生しており何かを取り囲んでいた

カズはスクーターを乗り捨て走り出す

「はああああああああああああ!」

パッカァーン! 幸い数は以前程ではなかったので一人で倒しきれた

「おい!大丈夫かてめーら!」

「は、はいありがとうございます」

「助かったのだー」

「どもどもありがとー」

「すっごーいあれだけの数のセルリアンやっつけちゃうなんて!」


「………っ!」

カズは何かに驚いていた






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