第59話 季節外れのクリスマス
パカラ…パカラ…人が馬に乗っている、その周りには何人か歩いていた
すると馬を止めた
「どうしました?カ●カワ彦摩呂様?」
「出ておじゃれパークを護る者!姿を隠してもクソ小説は匂いでわかりまするぞ」
ガサガサ…
釘バットを持った漆塗りが茂みから姿を現わす
「あ?クリスマスだぁ?」
「はい…季節外れだけどやって欲しいと…」
「嫌だね」
「何でですか…」
「だいたい季節外れにも程があるだろ、今は四月の後半だぞ?新しいクラスに慣れ初めて仲が良いグループができたとか好きな人ができたとか、GWどこ行こうかとはしゃぐガキとバカップルが湧きだす頃だぞ?GWでも休めない大人のこと考えたことあるの?お前ら」
「いや…何言ってるんですか…」
「そもそも何がクリスマスだよ、クルシミマスの間違いだろ?世の中のお父さんは子供へのクリスマスプレゼントをサンタからのプレゼントだと隠し通さなきゃならねぇし、仮にバレた場合は子供はサンタの正体に苦しむ、ボッチのやつは周りのリア充に苦しめられる」
「もう何が何だか…」
「クリスマスはキリストの誕生を祝う聖夜だぞ?それをバカップルはベッドの上でピーして性夜にしやがった」
「何ですかその偏見は…それにカズさんは彼女居るんですよね?」
「居るけどよぉ…別に良いだろ文句ぐらい言ったって」
「でも今回はかなりギャラいいですよ?」
かばんは紙を渡した
「げっ…こんなにか」
「カズさん?」
「よしやるぞおい漆塗り雪降らせろ」
「いや…超能力者じゃないんですから…」
ゆきやまちほー以外にもパークに雪が降り始めた
「え!何でですか!」
「これが作者の力だ雪降らせるのは簡単なんだよ」
「えぇ…」
「じゃあ本編始めるか」
こちらは図書館…の調理場
カズたちは博士たちからクリスマスの料理を作るように言われていた
「よし作るか…エビチリ…」
「あの…何でエビチリなんですか?他のものでもいいと思いますけど…」
「何言ってんだよ…クリスマスといったらコクがなくただ後味辛いエビチリをおみまいするのが決まりだろ」
「ですが…博士たちに怒られますよ?」
「大丈夫だぁ、他にも作るからよ、ムース汁にパイにオニオンスープに他色々だな」
「は…はぁ…」
「よし始めるぞかばん!」
「はい…何だか不安ですが…」
「何だかいい匂いがして来たのです博士」
「そうですね助手…」
「よし完成だ!」
「何とかできましたね」
調理場から料理をテーブルへ運ぶ…エビチリ以外は…
残されたエビチリに近づく2つの影が…
「さて早速…」
「カズたちにバレないようにいただくのです…じゅるり…」
2人はエビチリを食べた…そして…
「「エッホエッホ…なんですか!これは!辛いのです!」」
「よぉ、引っかかったなお前ら、わざと運ばなかったんだよお前らがつまみ食いすると思ってな」
「「おのれ…カズ…」」
その後図書館へフレンズたちが集まった…
「よぉし…おみまいするぞぉ…やってやるんだぁ…」
執行人登場
その後カズはフレンズにエビチリをおみまいしていく…
「じゃあそろそろ帰るか、ほら行くぞかばんにサーバル、あとお前も」
「はい!」
「みんみぃ…まだヒリヒリするよぉ…」
「やれやれ…セルリアンに味覚がなくて良かったですよ…」
次の日の朝…
「ねー!かばんちゃんこれ!」
「何だろ…マフラーかな?」
2人は箱に入ったマフラーを持っていた、かばんは赤色、サーバルは黄色である
「サンタが来たんだろ?クリスマスだしな」
「え?カズちゃんには?」
「俺は大人だから要らねーの」
カズはそう言って家を出た
「やれやれ…自分は大人だから要らない…ですか…あなたも素直じゃないですね…
ゼロの手にはサンドスターの結晶が輝きを放っていた…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます