第68話 復活のS

「はあああああああああ!」

ガキィン…木刀と刀がぶつかり合う…


(私たち3人で手も足も出なかった相手とギリギリで…まるで次の手がわかるように…)


カズは剣をかわし木刀を打ち込む…

「この動き方…まるで…」


「てめー!一体何者だ!」


「私は何者でもありませんよ?」


「ただ君の動きを知っているだけ…そして君は知らない私の事を、そしてなぜサンドスターロウが噴き出したのかを…」

「どういう事だ…」

「なんだったらロッジに行ってみるといい…」



その頃ロッジでは…

「復活したフレンズ是非ネタにしたいが、生憎そんな気は無いらしい」


オオカミが戦っているのは…


四神の一角…ビャッコである


「復活した瞬間フレンズを襲うとはね、驚きだよ」

「…………」

ビャッコは何も答えない

「正直私1人じゃ辛いね…さてどうするかな…」


場面は山に戻る

「…かばん…ロッジに行ってこい…」

「はい…わかりました…」


「やはりその必要は無いですね、今呼びましたよ…彼女を…」


その直後カズ達に炎が降り注ぐ

「なっ!」

するとゼロが…

「伏せてください皆さん!…危ないですよ?」


右腕を刀に変えて思い切り薙ぎ払った

炎は瞬く間に消える


「おいおい…どういう事だ?復活して早々攻撃してくるとは…10年ぶりだっていうのによぉ…」

先ほど攻撃して来た者がカズ達の目の前に


「久しぶりだなぁ…」

その正体は…


「スザクよぉ」

四神の一角…スザク


「………」

「だんまりか…てめーコイツに一体何しやがった…」


「私はただ彼女達に与えただけです…サンドスターを…そして特殊なサンドスターロウを」

「サンドスターロウを…与えただと…」


「えぇその通りです彼女達にサンドスターを与え復活させる、そしてサンドスターロウを与え私の支配下に置く…後は彼女達をパーク中に飛ばしてフィルターを無くし特殊なサンドスターロウを使い山にあるサンドスターロウを活性化…そして大量のセルリアンと四神を使いパークを崩す…それが私の目的です」


「て…てめー!」

「スザク、後は頼みましたよ私はまだやるべきことがあるのでね…この者らを焼き払いなさい…」

そう言って山を降り始めた

「待ちやがれー!」

カズは追おうとするが…

ゴォォォォ…

巨大な炎が行く手を阻む…

「…ちっ…やっぱりやらなきゃいけねーのかよ…お前と」


カズは木刀を構える


その後ろではかばんも木刀を、サーバルが爪をゼロが刀を構える

「いいかお前ら、コイツは普通のフレンズとは桁違いの強さだ…気を抜くなよ?」


「先ほどの炎…ゼロさんが居なかったらどうなってたか…」

「うみゃー…あれ怖かったよ…」

「やれやれ…敵を前にする話ではないでしょう」


「行くぞ!」


4人はスザク目掛けて走り出した


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る