第46話 黒いあいつ

(あとはもう寝るだけだ…何も心配することはねーな…)

カズは寝ようとするが…

「かばんちゃん!今日も一緒に寝よ!」

(おいいい!何でだよ!あとは寝るだけじゃねーか!何でそれだけでこんな事が起きるんだよ!ていうか、お前ら一緒に寝てんならベッド1つよこせ!俺が2つで広々と寝てやるから!)

サーバルは布団へ潜り込む

「あれ?かばんちゃんどうしたの?汗が凄いけど…」

(くそー…めんどくせー…どうにかしてーけど、喋ったらボロが出そうだ…よし、夜明けまで心を無にするんだ…)

その後カズは考えるのをやめた


翌朝

「よし、俺の顔だ…間違いねぇ…」

カズとかばんは元に戻っていた


「今日はどこに行くんですか?」

「ゆきやまちほーだよ、キタキツネとゲームの約束したがセルリアン騒ぎのせいでな…」

「なるほどわかりました」


その後外からかなり大きな音がしたのをかばんは聞いた

「今の音…まさか!」

かばんが外に出ると…何故か木に激突したカズがいた

「どうしたんですか!カズさん!」

「久しぶりにスクーターに乗ったらよぉ…ニュートラル入れてたのね。そして、それ知らないでセカンド発進だと思ってそれなりにスロットル回したら、動かないからアレッと思ってギアいじったっけ、ロー入っちゃって、もうウィリーさ」

「は…はぁ…」

そこへ笑い声が聞こえた

「フフフ…あなたは相変わらず面白い人ですねぇ…トモカズさん」

声の正体は変身セルリアンであった

「て、テメー!」

カズは木刀を構える

「焦らないでくださいよ、私はあなた方と戦いにきたわけではありません」


そう言うとセルリアンは土下座をする

「私をあなた方の仲間にしていただきたい!私がしたことは許されることはないでしょう…ですがどうかお願いします!」

カズはまだ木刀を構えながら聞いた

「何で急にそんな事言い出した…なにか裏があるんじゃねーか?」

「そんなことはありません…気づいたのですよ…フレンズの可能性に…その面白さに、だから私はそんなフレンズ達を守りたいのです…」

「セルリアンなのにフレンズを守る…なんか信用できませんね…」

カズは木刀を収めた…

「どうにもあいつの姿とダブって仕方ねー…セルリアンだが大事な友達の1人であるあいつと…いいだろ…だが、完全に信用したわけじゃねー、何か企んだらその時は構わずぶった斬る…いいな」

「感謝しますよ…トモカズさん」

「さて名前だな、いつまでもセルリアンって呼ぶわけにいかねーしな」

「ご心配なく、私には「ゼロ」という名前がありますから」

「何だよその厨二くさい名前は…まぁいいさ、もしあいつらに認められてーなら自分で何とかしろ俺は何もしねーからよ」

そう言ってカズはゆきやまちほーに向け走り出した


-質問コーナー

「はい質問コーナー、mikuta0407さんからの質問 よろしいですか。カズさん二度目のフレンズ化()を果たしたということでよろしいですね?

前にも一度ご経験なさってるということですので、一度目との違いを一言お願いします 違いは特にないですが…あるとすれば胸が小s…ぐふぁ!」

カズの顔面に木刀が飛んできた

「カズさぁん…それ以上言ったら極楽あのよに行ってもらいますよ?」

「何だよ!まな板とか断崖絶壁よりはいいだろ!」

「質問コーナー終わりにしますね?この後カズさんにお話しおしおきがあるので」

「おい…何すんだよ…誰か…誰か助けてくれー!」

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