第95話 【特別編】七生様を徹底的に調べた中心で愛を叫んじゃいました。

今回は、みなはらつかさ様、三毛猫未異美♪様に引き続き三回目の特別編です。


七生様を紹介させて頂きます!

この作品を読んでいる人は知らない人はいませんよね?そうです!小説家になろうで活躍されている、あの七生様です!

知らない人は、後書きの作者様ページに今すぐ飛んで下さい!



●今回の紹介作家様

【作者】  七生 様 

小説家になろうで活躍されています。


●今回の読書会参加者


加納友美:動物と話が出来る女子高生。本編と読書会の作者と言う設定。

カマキリのカマッチ:国語力のあるカマキリ。海を見た後、友美さんの前で静かに息を引き取った。解説役

タヌキのポコッチ:野生で暮らすお母さんタヌキ。人間の男の子に最後に生き残った子供を託した。

ハクビシンのハクビッチ:文学フリマ版にのみ登場する、ポジティブなハクビシン。



「え?ポコチ…じゃなかったポコッチ来てたの?!」


私はネーミングが男性のアレを想像させるから危ないとの、中学生読者の保護者の方からの意見とクレームを受けて読書会への参加を極力遠慮してもらっていた、タヌキのポコッチがいる事にいつも通り驚愕していました。


「ごめんなさい。今日は七生様の紹介をするから事前の調査に協力して欲しいって、カマキリさんに言われて……。ほら、私達の作品の中で野生で暮らしてるのは私とハクビシンさんだけでしょ?だから……」


ポコッチは申し訳なさそうに発言しベットの上で伏せながら、上目使いで私を見ていました。


「名前だけでアレを想像させるなんて、みんなにすぐ覚えて貰えるわね!ほら!とってもいい事だわ!」


「………」

(ハクビッチ……だから、それが問題なんだってば……)


どこまでもポジティブなハクビッチは、テーブルの周りをウロウロと歩きながらいつも通りの笑顔を見せていました。


「と言う訳で、今回はタヌキさんとハクビシンさんにも協力してもらって、七生様を徹底的に調べたわけなんだが……」


「どうしたの?カマッチ?」


「とにかく今回の調査は難航を極める事が予想された。なぜなら、七生様は去年までSNSで頻繁に応援、宣伝活動を行っていたんだが、理由不明のまま凍結。他サイトでも重複投稿しておらず、情報源が近況ノートのみと言う極めて厳しい状況だった。そこで僕は友美ちゃんには極秘で直接、七生様に接触して複数回による聞き取り調査。更にタヌキさんにはSNSを通じてある方と接触、ハクビシンさんには以前この作品で紹介させて頂いた、ある作家様に大量の鰹節と煮干と讃岐うどんを持参して接触してもらいコメントを頂いたんだ」


「………」

(ちょっと……あなた達なにやっちゃってんの?失礼な事しなかったよね?てか、人間と話できないよね?)


「じゃあ、まずは七生様と友美ちゃんの接点に関して、友美ちゃんの口から説明してくれたまえ」


「あ、うん!七生様はこの読書会での採用作品募集の時に一番に返事をくれた方だよ!そしてそれを自らのコミュニティで紹介してくれた方だよ!七生様に褒めて頂いてから、読書会の方向性が固まったよね!七生様がいなかったら読書会もこんなに長く続かなかったと言っても過言じゃないと思う。本当に感謝してる方だよ!」


「そうだな。読書会の採用作品を募集している当時、僕たちの本編は各サイトで評価ポイント1ケタの、知名度、実績もない作品だった。そして当時は漠然とした作品紹介の内容、ハッシュタグも付けない、ただのつぶやきツイートに、数秒後に反応して頂いたのが七生様なんだ。そして快く了承して頂いた。その呼びかけには多数の返信を頂いた。もちろんそちらの作家様達にも大いに感謝をしている」


「うん!その後もなろうでレビューくれたり、書籍版も快く了承してくれたもんね!コミケ惨敗の時も、逆にもっと宣伝してあげればよかった……って言ってくれて……本当に優しい方だなって思った!」


「よし!それじゃあ早速紹介させて頂くとしよう。これは僕だけに語ってくれた極秘情報だ。心して聞くといい」


「あ、うん!お願いカマッチ」


カマッチは両手のカマを限界まで広げ話し始めました。

(ちょっと……大丈夫かな?そんなに興奮して……)


「まず、七生様は大のお酒好きなんだ」


「え?それは結構みんなが知ってるんじゃ……」


「友美ちゃん……君は相変わらず最後まで話を聞かないな……一気に話すから聞いてくれたまえ」


「あ、うん」


「とにかくお酒が大好きな七生様は居酒屋、バー、立ち飲み屋、桜の花見、新年会、忘年会、○○大利き酒会、大山地ビール祭りなど、お酒が絡む場所やイベントには惜しむことなく通っているんだ。そしてお湯割りの芋焼酎、ロックの黒糖焼酎、ウイスキーのホワイトホース、ジョニーウォーカーゴールドラベル、夏場のモヒート、銅カップのモスコミュール。そしてなんと!グリーンラベルには手が出ないそうだ」


「…………」

(グリーンラベルを、なんと!って表現する程の情報じゃなくない?)


「そして好きなのはマリンスポーツと温泉巡りだ。特にマリンスポーツは道具一式を愛車に積んで、いつでも臨戦態勢を整える事が出来る様心がけているそうだ!生きるうえでとても良い心がけだな!感服したよ」


「………」

(趣味だよね?生きる事とは関係なくない?)


「そんな七生様だが、子供の頃は大変心を痛める事件があったそうなんだ。今の七生様を形成していると言っても過言じゃないな」


「え?そうなの?何があったの?」


「子供の頃、白い色が好きだった七生様は、中学生、高校生にかけてコーヒーが大好きになった。そしてある日、お気に入りのトレーナーにコーヒーをこぼしてしまいシミが出来てしまったんだ………。この事件は大きなトラウマとなり現在の七生様がいるわけだ」


「…………」

(ごめん。全然普通の出来事じゃない?)


「しかし、その後ある小説の中での明智光秀の黒に関する逸話を読んで黒が大好きになったそうなんだ。友美ちゃん。君も積極的に黒い衣服を身に着けるべきだ」


「…………」


「そして七生様は料理もする方でな。最強のレシピを頂いた。それがこの和風明太子パスタだ。この和える風のパスタは、まあ友美ちゃんには天地がひっくり返っても作れない代物だと思うが」


「………」

(カマッチ……私の事、馬鹿にし過ぎじゃない?和えるだけだよね?)


「食べ物は他にも、本場の郷土料理にも精通している。ヒラメの骨せんべい、沖縄のもずくの天ぷら、ウニなど……。聞いてるだけでもそのセンスに脱帽だろ?」


「………」


「そして大のプロレス好きなんだ!」


「あ!私も知ってる!黒が好きなんだよね?黒のカリスマってレスラーいたよね?」


「友美ちゃん……。あんまりふざけた事言うのは止めてくれないか?」


「え?」


「友美ちゃんは、かつてプロレスが二大団体と呼ばれていたのを知らないだろ?それはもちろん新日本と全日本だ。そして七生様はそのどちらもお好きでな、古き良き王道プロレスをこよなく愛しているんだ。黒のカリスマは年末のビンタで有名な方だろ?この二つの団体は似て非なる物、全日派、新日派なんて言う派閥もあると言われていたんだ。しかし七生様は当然ながら差別する事なく、どちらも愛している。後述する、あの締めのセリフはあるレスラーの方のパフォーマンスから採用したものなんだ。とりあえず今すぐ詫びるんだ」


「え?」


「シャー!」

「ポンポコ!シャー!」

「謝罪と言うのはとても勇気がいる事よ。人間的に成長できるわ!とってもいい事だわ!」


「あ、はい……。七生様、プロレス団体を混同させてしまい、申し訳ありませんでした……」

(カマッチ、ポコッチ、怖いよ……。てかなんで私怒られてるの?)


「そして七生様にも病魔が襲い掛かる」


「え?」


「ブラック労働を続けていた頃、十二指腸潰瘍と円形脱毛症を発症。仕事や自分の将来に対するプレッシャーとかいろいろあったんではないか?その頃を七生様はこう振り返っていた……」


「色々あったんだね……。でも【転生社畜の領地経営】はその経験を見事に生かして執筆されたんだよね!」


「ああ。そうだ!そんな七生様の執筆と作品に関してだが、元々、なろうで会員登録はせずに二年ほど読み専だったそうなんだ。そして例のウィルス禍で在宅ワークが多くなり執筆を開始した。これがなかったら、今でも読み専だったと語っていた。そして万を持して、処女作である【転生社畜の領地経営】を小説家になろうで投稿を始めた。こちらは完結済みで現在、小説家になろうで4810のポイントを叩きだしている。そしてもう一つの代表作であり、この読書会で最初に紹介させて頂いた【貴族剣士は、辺境でスローライフを送りたい!】こちらも完結済みで現在2776ポイントを叩きだしている」


「え?連続で2000以上?すごくない?」


「ああ。それに短編のエッセイ作品も多数投稿されているが、ほとんどすべての作品が三ケタの評価ポイント叩きだしているんだ。これは固定ファンが沢山いらっしゃる、愛されていると言う確固たるデータだ」


「たしかにそうだね」


「因みに七生様の初期の頃の活動報告は現在も残っている。とても初々しく、現在に至る経緯を汲み取る事が出来るんだ。その中で【貴族剣士は、辺境でスローライフを送りたい!】の愛されキャラのモルトさんの育ての親と言える七海 糸様からは大量のイラストを貰っている。それからは、七生様は糸ちゃんと呼び、お互い創作活動を切磋琢磨しているとの事だ」


「但しそんな七生様も、処女作の執筆時には半日で22話分を連続投稿されたそうだ」


「え?そんなに?」


「ああ。だがこの投稿には何も反応がなく、何度もネットに繋げる為、クリックを連打している様な事があったらしい。だがそのおかげで皆様に読んで頂いたと、感謝の言葉は決して欠かさない。作品の完結に関しても、応援してくれる読者や作家様仲間の存在がなかったら……と、ここでも周囲の方々への感謝は忘れないそうだ!」


「お世辞抜きで本当に優しい方だよね!」


「そして転生社畜の領地経営が、約1700作品の応募を勝ち抜き、第2回キネティックノベル大賞の佳作を受賞するんだ!」


「え?すごくない?!」


「ああ。そして今年の2023年1月31日、公式ページの受賞作品一覧に七生様のコメントが掲載された!!正に公私ともに愛されたと言う事だな。そして、もっと衝撃な事は2021年8月11日の活動報告にて投下される、お馴染みのあのフレーズ初登場だ!」


「あ!愛してます!って言う締めの言葉だよね?!」


「違う!全く君は……しっかりと作法とルールがあるんだ。まずは息を吸い込むんだ。そして一瞬のタメのあとに愛してま~~す!だ!」


「………あ、はい。ごめんなさいでした……」


「この愛してますと言う言葉は、ファンや仲間に向けられた、七生様の想いがこもった唯一無二の大事な言葉なんだ。そしてこの言葉は作品の作風にも顕著に表れている。七生様が描く異世界ファンタジーはとても、優しく誰しもが愛する世界観なんだ。そしてキャラ立ちの手法に特に優れた七生様は、多数の愛されキャラを誕生させているんだ。友美ちゃんの作品はどうだい?」


「え?」


「下ネタ好きのカメ、ツンデレのシマリス、ハサミ芸が得意な毛ガニ……。馬鹿にしているとしか思えない。少しは七生様に愛されキャラを創造する極意を学んだらどうだ?」


「………」

(すいません。一応実在している世界観なんですが……。そしてカマッチ、あなたもなんですが?)


「そんな多数の作家様からも愛されている七生様だが、冒頭で説明した通り2名の方から七生様に関するコメントを頂戴している。まずは……ここは実際コンタクトを取ってくれたハクビシンさんとタヌキさんから報告してもらおう」


「じゃあ私から行くわね!」


「あ、うん。ハクビッチ、お願いね」


「わたしは、二年弱のお付き合いでもあり、七生様の盟友と言われる、ひだまりのねこ様からコメントを頂いたわ!とっても良いコメントだったわ!以下で紹介するわ!」


↓↓↓


● 七生さまと初めて接点があったときのことは正直憶えていないんですよね(おい


 気付いたら自然にそこにいらっしゃったという感じで(´艸`*)


 細やかな気遣いが出来る方で、物腰が柔らかくて低姿勢。ご本人が俺は男だ~!! と宣言するまでは、仲間内ではほぼ全員が七生さまのことを女の子だと思っていたのです(笑)


 別に言わなければどちらでも良いとは思うんですけど、それをよしとしないところが、七生さまの誠実なところなのかなと。


 必要なタイミングで、エッセイを投稿してコミュニティを励ましたり盛り上げたり、レビューを増やそうという活動も有言実行で素晴らしかったです。


 連載長編もめちゃくちゃ読みやすくて、商業作品と言われてもそうなんだと納得してしまうレベル。向上心もすごいので、そう遠くない未来に商業作家さまになると思っている書き手さまの一人。楽しみなのです。


 そうそう、七生さまには前にも言いましたが、私の中では、ずっと、ななおさまなので、いつか圧力に負けて改名してくれないかな~と秘かに期待していますよ~!!(*´▽`*)


「どうかしら?とても仲が良さそうじゃないかしら?本当にほっこりするわ!ひだまりのねこ様は友美ちゃんとも、お知り合いなのよね?いつも食べてばかりだから、食べ物で買収させてもらったわ!そしたら快く了承して頂いたわ!ほら!とってもいい事だわ!」


「………」

(買収・食べてばかりって……言葉の響き的に全然いい事じゃなくない?ひだまりのねこ様は、そんな方じゃないと思うけど……)


「次は私ね!」


「あ、ポコチ、じゃなかったポコッチお願い」


「私はSNSで呼びかけたわ。そしたら沢山の反応、すなわち七生様をご存知と言う方からいいねとリツイートを貰ったわ。その中で樹結理 (きゆり)様からコメントを頂いたわ!そして樹結理様と七生様との出会いは、七生様に初めてレビューを貰った事が事がきっかけだったそうよ!作家の皆様は最初は知り合いもいない中で、一人で黙々と投稿を続けているわよね?」


「うん。そうだね……」


「樹結理様も例外ではなく、処女作のときにはまだまだ勝手も分からず、知り合いもおらず一人で黙々と更新している日々だったそうよ……。そしてそんな悲しいなろう生活を送っていた、樹結理様の元に、暗黒の雲の隙間から一すじの光が舞い降りたの!涙涙の出会いよ……。以下に頂いたメッセージを記載するわね!」


↓↓↓


2021年 8月7日 、二作目開始一ヶ月で七生様より人生初レビューをいただく!


めちゃくちゃ嬉しくてビックリで大興奮でした!


2021年 8月9日、七生様のお作品「貴族剣士は、辺境でスローライフを送りたい!~エルフ義妹にケモ耳幼馴染、おまけに公爵令嬢まで、どうかそっとしておいてください!~(旧タイトル『砂漠の国の歩き方』)」にこれまた人生初のレビューを書かせていただく!


レビューを書いたことがなく、めちゃくちゃドッキドキで書かせていただきました~。


2022年 1月頃、同上作品にFAでモルトくんのイラストを無理矢理送り付けさせてもらいました(笑)

受け取っていただけて良かったです!


それからは活動報告に来てくださったり、こちらからお邪魔したりと仲良くさせていただき、他の作家仲間さんもたくさん遊びに来てくれたり…と、七生様がきっかけで今多くの方と仲良くなれて、とても楽しいなろう生活になっています!


今現在は新作執筆中ということで、とても楽しみに待たせていただいてます!


改めて七生様に感謝を!

これからも仲良くしていただきたいと思います!



「どうかしら?七生様は地獄の底にいた樹結理様を救いだしてくれたそうよ!正に神……いや神と言う言葉では生ぬるいくらいの存在なのではないかしら?」


「………」

(いや、別に樹結理様は地獄の底にいた訳じゃなくない?)


「これで友美ちゃんも否が応でも七生様がたくさんの方に愛されていると言う事がわかったんじゃないか?君もふざけた下ネタを書いてないで、七生様の様な優しい物語を書いたらどうだい?」


「うん!でも、本当に七生様が愛されている事、普段の活動報告からわかるよ!私も本当に感謝してる!そしていつか一緒に叫びたいよね!」


「何を叫びたいんだい?」


「え?それはもちろん……ここはみんなで言おうよ!」


カマッチはテーブルの上で身構え、ハクビッチはベットの上で、そしてポコッチは机の上で窓に向かっています。


『スーッ……せえの、いくよ!』


『七生様!愛してま~~す!!!』


私達はその後、改めて七生様の作品を読み返して、朝までワイワイ騒いで楽しく時を過ごしていました。



七生様

この度はご了承ありがとうございました!


七生様の作者様ページはこちらからどうぞ!

https://mypage.syosetu.com/2139786/

第2回キネティックノベル大賞 コメント掲載ページ

http://kineticnovel.jp/award_product/007/007.html


作中登場、ご協力させて頂きました方々。ありがとうございました。

ひだまりのねこ 様

https://mypage.syosetu.com/1964264/


樹結理 様

https://mypage.syosetu.com/2180708/


七海 糸 様

https://mypage.syosetu.com/2181005/



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