第22話 「無」能力だけど有能みたいです〜無能転移者のドタバタ冒険記〜を読んで魔方陣を踏んじゃいました。後編
このレビュー作品は自作品のキャラ愛から来る自己満足な作品です。
自分の書いた作品が終わってキャラ達が埋もれてしまうのは寂しい・・そんな想いからなんとかならないか考えて生まれました。
同時に他作品をしっかり読む事で、自己の今後の作品の向上にも繋がるとも思います。
それに埋もれている作品達に対してのPRにもなるのではないかと考えて、それぞれ目指す物があると思いますが、投稿している作者の方々に共感と敬意を表して・・・。
褒める作品、おこがましいですが改善点を指摘する作品あるとは思いますが、ただの馴れ合い読み合いレビューではなく、良い所も悪い所も含め素直な感想でお互いの向上になれたらいいなと思います。
よろしくお願いいたします。
前回の続きです
●今回の読書作品
【作者】 三毛猫 未異美♪ 様
【作品名】 「無」能力だけど有能みたいです〜無能転移者のドタバタ冒険記〜(ノベルアッププラス先行連載、小説家になろう、カクヨム、アルファポリス、エブリスタ掲載)
●今回の読書会参加者
加納友美:オールジャンルOK なりきりスキル発動によりどんな作品も対応可能。
シマリスのクパちゃん、クリス、サブちゃん:三つ子のシマリス。全員ツンデレ。
地域猫のみけっち:人間嫌い。特に友美さんは何故か毛嫌い。本編では故人。
毛ガニの毛ガニッチ:友美さんが飼ってるマイペースな毛ガニ。食べ物全般担当。
電気ウナギの電気ッチ:毛ガニッチの上位互換キャラ。
亀頭カメッチ(メス):友美さんの家で暮らしているカメ。下ネタ担当。解説役
ブルドッグのブルーザー:ダジャレの帝王(飼い牛)の一番弟子。
『どうやらみんなようやく読み終わったようね』
『うん。そうみたいだね。カメッチ』
『この作品はハチャメチャコメディでは珍しく三人称で書かれているわね』
『そうだね。コメディっぽい作品って大体主人公が語り手だもんね』
『でも、またそれがなんとも面白いのよ。どんどん色々な事に巻き込まれる主人公をひとごとの様に語る語り口がシュールな笑いを誘うのよ。そしてこの作品は同じや近い時間軸で、色々な事が違う場所で起きてるの。例えば主人公がギルドで冒険者登録をしてランク付けの試験をする事になるの。それって結構物語の見せ場よね。私もどんな試験なんだろうと思ったわ。それが・・・・・でもネタバレは嫌だから、分かり易く友美と彼の官能小説風に説明するわ』
『え?・・・・うん。とりあえず聞くよ・・・』
カメッチは静かに目を閉じていつもよりも高速で、甲羅の中に頭を出し入れしながら話し始めました。
『友美と彼はある場所に3時間の休憩に入った。そして部屋の中に薄暗いピンクの照明が怪しく光っている。友美と彼は緊張してとりあえずソファに座った。手と手が触れて恥ずかしそうに赤くなり俯く友美。そして彼は友美のアゴを持ちクイッと持ち上げ自分の唇に近づけた。目を閉じ彼にしがみつく友美・・・。一方その頃、毛ガニさんと電気のウナギさんは家で友美の帰りを待っていた。しかし何やら口論となり大喧嘩を始めてしまった。そして電気のウナギさんの放電で家の中はグチャグチャに・・・・。それより数時間前、友美の家の近くの家で火災が発生して友美のお兄さんはバケツリレーの先頭に立って働いていた。そして見事消火に成功。話は戻って友美と彼の休憩場所。しかしそこには逆立ちをしている友美の姿があった・・・わかるかしら?』
(カメッチ・・・別にその官能小説の登場人物、私じゃなくてもよくない?)
『ごめん・・・全然わからないよ・・・あ、でもなんとなくわかるかも・・』
『そうでしょ?この物語を読んだ人なら私の言ってる事わかると思うわ。コメディの手法って一つの場面で次々とドタバタな事が起きるけど、この作品は違うの。それぞれの場所で起こる出来事をしっかり描写して、それを一つに結び付けてるの。読者にえ?え?と息も付かせないのよ。だから全然先が読めないの。絶妙なタイミングでの場面転換も最初はえ?って思うけど読み進めるとそれもネタで笑っちゃうわ!』
『そうだよね!本当に結局どうなったの?って思って笑っちゃうもんね!』
『友美ちゃん。ビリビリ。この作品の掛け合い式の後書き、とてもおもしろいわビリビリ』
『うん!電気ッチ。わかるよ!登場人物達がどうなるんだ?と軽く詰め寄ったりするの楽しいよね』
ふと横を見ると、シマリスのツンデレ三つ子達がみかんを両手に持ちながら横に並んでテーブルの上に来ています・・・。
『べ、別に後書きが伏線になってる様でなってないからって全然面白くなんてないんだからね!』
『本編の半分位の量の後書きだからって、クスッと笑ってほっこりなんてしてないんだからね!』
『まあ、どうしてもと言うなら後書きをニヤニヤしながら読んでやらない事もないがな』
『・・・・・・』
(あんた達・・・・もういい加減に素直になったら?ツンデレって実際やってて疲れないの?)
『友美ちゃん!ミュウズ持ってきて欲しいな。カニカニ!』
(・・・・駄目よ毛ガニッチ。それは純度の高いアルコールよ。毛ガニだからって、それこそあなた泡吹いて倒れちゃうよ?)
『痛っ!(え?)』
『友美!なんなの!話が逸れて全然物語が進まニャいじゃないの!』
(みけっち・・・・笑いながら怒って猫パンチしたって全然説得力ないよ?それにそのニャの使い方語尾だけじゃなくて、しっかり応用出来てるよ?)
『バウバウバウ!途中ラブコメになってるバウ!ラブコメミソ!』
『・・・・・』
(ブルーザー・・・多分私が今まで聞いたダジャレで一番つまんないよ?)
『痛っ!・・・(ってまたみけっち?)』
『友美!作者さんの苗字が三毛猫で嬉しいからって、私はミーミー鳴いたりしニャいんだからね!』
(え?ツンデレ?・・・ほんとニャの使い方見事だね。今日始めて使い始めたとは思えないよ・・)
『とにかくこの物語はすごく綺麗なハチャメチャコメディね。独特の冒険物ね。楽しそうだから一度この物語の世界に行ってみたいわね』
カメッチはモシャモシャとみかんを食べながらこの物語の感想をまとめていました。
私はみんなの最後の感想の前にコラボアイテム【水斬りの刃】を装備。
突っ込みの切れ味をメガトン級ランクに・・・・。
『友美!はやくこの物語の続きを書くように作者さんにお願いしニャさい!』
(はいはい。わかったよ。みけっち)
『ビリビリ。作者さん病気なら私が最高出力でビリビリ。電気治療してあげようかしら?ビリビリ』
(それじゃ作者さん死んじゃって元も子もなくなるよ?)
『べ、別に美鈴ちゃんの仕草なんか全然好きでもなんでもないんだからね!』
(好きなんでしょ?クパちゃん)
『そうよ!美鈴ちゃんが術でどっか行っちゃったからって全然心配なんかしていないんだからね!』
(心配なんでしょ?クリス)
『まあ、どうしてもと言うなら美鈴ちゃんと付き合ってやらない事もないがな』
(美鈴さんの方からお断りだと思うよ。サブちゃん)
『友美ちゃん!美鈴ちゃん何食べたの?私も食べたい!カニカニ!』
(よかったね。毛ガニッチ。後書きに食事のシーン見つけて。でもそれは残念だけど美鈴さんの寝言だから何食べたかはわからないよ)
『バウバウバウ!美鈴ちゃんだけにみすず自動車バウ!』
(ブルーザー・・・あなた今回影薄いし、ダジャレつまらないし最悪だよ)
私は今回の読書会で、ノースキルでの突っ込み過ぎによる精神的負担を負ってしまいましたが、美鈴さんの様になんだかんだで転移を楽しんでいる気持ちと自分を重ね併せて、クスクスと笑っていました。
作者 三毛猫 未異美♪ 様
この度は有難うございました。
今回の作品へはこちらから
https://ncode.syosetu.com/n6358hh/ (小説家になろう)
https://novelup.plus/story/789496104 (ノベルアップ)
https://kakuyomu.jp/works/16816700427872478907 (カクヨム)
https://www.alphapolis.co.jp/novel/1540352/484560220 (アルファポリス)
https://estar.jp/novels/25904707 (エブリスタ)
作家様各位
読ませて頂き、レビュー・感想物語を書かせて頂ける作品あればメッセージ下さい!
よろしくお願い致します!
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