第21話 「無」能力だけど有能みたいです〜無能転移者のドタバタ冒険記〜を読んで魔方陣を踏んじゃいました。前編

このレビュー作品は自作品のキャラ愛から来る自己満足な作品です。


自分の書いた作品が終わってキャラ達が埋もれてしまうのは寂しい・・そんな想いからなんとかならないか考えて生まれました。


同時に他作品をしっかり読む事で、自己の今後の作品の向上にも繋がるとも思います。


それに埋もれている作品達に対してのPRにもなるのではないかと考えて、それぞれ目指す物があると思いますが、投稿している作者の方々に共感と敬意を表して・・・。


褒める作品、おこがましいですが改善点を指摘する作品あるとは思いますが、ただの馴れ合い読み合いレビューではなく、良い所も悪い所も含め素直な感想でお互いの向上になれたらいいなと思います。


よろしくお願いいたします。



●今回の読書作品


【作者】  三毛猫 未異美♪ 様

【作品名】 「無」能力だけど有能みたいです〜無能転移者のドタバタ冒険記〜(ノベルアッププラス先行連載、小説家になろう、カクヨム、アルファポリス、エブリスタ掲載)


●今回の読書会参加者


加納友美:オールジャンルOK なりきりスキル発動によりどんな作品も対応可能。

シマリスのクパちゃん、クリス、サブちゃん:三つ子のシマリス。全員ツンデレ。

地位猫のみけっち:人間嫌い。特に友美さんは何故か毛嫌い。本編では故人。

毛ガニの毛ガニッチ:友美さんが飼ってるマイペースな毛ガニ。食べ物全般担当。

電気ウナギの電気ッチ:毛ガニッチの上位互換キャラ。

亀頭カメッチ(メス):友美さんの家で暮らしているカメ。下ネタ担当。解説役

ブルドッグのブルーザー:ダジャレの帝王(飼い牛)の一番弟子。




今日の読書会。

いつもとは様子が違っていました。

自室のドアの前から聞こえる騒がしい声・・・。

私は恐る恐るドアを開けました。


ガチャ。


『え?多くない?』


私の六畳(ベットあり)の部屋に既に集まったメンバーは過去最大の人数・・わいわいと楽しそうに今回の作品を読んで盛り上がっていました。


私はこの光景を見た瞬間、新スキル【三年B組友美先生】を発動。


『はい、はーい。みんな。一旦落ち着こうか。みかん持ってきたよ。食べれる人は食べてね。でもみけっちは柑橘系苦手でしょ?煮干持ってきたよ』


『いやよ。友美の家の煮干クソまずだニャ』


『・・・・・・』

(みけっち・・・あなた今まで語尾にニャなんて付けたことなかったでしょ?・・・あーそうか。この作品に影響されてるのね・・・)


『え?みかん?私むけるよ。ほら!カニカニ!』


毛ガニの毛ガニッチは両手のハサミを使って器用にみかんの皮を剥いています・・・。


(剥いたからって、あなたは駄目よ。毛ガニッチ。さっきアサリとハマグリ食べたばかりでしょ?)


『アハハハハハ!剥くのはみかんだけにしておきなさいよ!!』


(カメッチ・・・今日は下ネタはやめてね。そういう作品じゃないでしょ?)


『べ、別にみかんで歓迎なんかしてくれなくたって全然嬉しくないんだがらね!』

『そうよ!どうしてもって言うから今回参加してあげたんだから感謝しなさいよね!』

『まあ、どうしてもと言うなら、食べてあげない事もないがな』


(そうだった・・・相変わらずのツンデレだね。みんな)


私は三つ子全員がツンデレのめんどくさいクパちゃん、クリス、サブちゃん対策で以前も発動したセリフ棒読みスキル【棒姫】を発動。


『うん。わかった。わざわざありがとね。みかん食べていいよ。今剥いてあげるね』


『ビリビリ。友美ちゃん。そのテーブルの上にある生魚を私の水槽にビリビリ入れてちょうだい。ビリビリ』


『え?う、うん(なんでこんな所に魚なんて置いてあるの?)』


電気ッチの水槽に、この作品の羽が生えた猫ヴァウロイが捕まえた魚と同じくらいと思われる大きさの魚を入れました。

30秒ほど、その魚に巻きつき電気ッチは放電。


『さ。いいわよ取り出して頂戴。ビリビリ』


『う、うん・・・』

『え?焼き魚になってる?!』


『バウバウバウ!この女神スクイラム楽しい奴バウ!?女神だけに目が三つ!バウバウ!』


(ブルーザー・・・そんなわけないでしょ?ちゃんと挿絵付いてるんだからよく見てね)


(駄目だ・・・全然読書会始まらないよ・・・)


『友美。あなた今全然読書会始まらないと思ったでしょ?』


『え?う、うん。その通りだよカメッチ。よくわかったね?』


『この作品は主人公の美鈴さんが魔方陣を踏んで異世界に転移するハチャメチャ冒険物ね。でもこう言うハチャメチャなコメディ冒険物って次から次へと色々な事が起こるテンポが早い作品が多いけど、この作品は違うわね。色々な事が起きてるんだけど、全体的にすごくスローテンポで物語が進むの。でも一つの些細な出来事を深く掘り下げる事で、それがなんとも言えない笑いとサクサク読んでしまう不思議な魅力があるの。次回への引きも上手だわ。もちろん意図的に作者さんがそうしてると思うわ』


『たしかにそうだね。え?全然話し進んでなくない?って思うところあったけど、それがすごく面白いもんね!』


『友美ちゃん!真っ黒な牛猪を薫製にして食べたい!カニカニ!』


『・・・・・』

(毛ガニッチ・・・その黒いのはとっても危険なの。爆発しちゃうよ?・・てか、あなた牛猪の調理方法の描写しか読んでないでしょ?)


『ビリビリ。美鈴さんがドッカーンって爆発するのとっても楽しいわ。ビリビリ私も放電して爆発おこせるかしら?ビリビリ』


(電気ッチ・・・それは美鈴さんが爆発してるんじゃなくて、巻き込まれてるだけだよ?シャレにならないから本当に止めてね。この世界には極魔回復のキョルマドリジェルはないからね?)


『べ、別に爆発で服が破けても全然目のやり場に困ることなんてないんだからね!』

『そうよ!男の人の裸なんて全然大したことなんかないんだからね!』

『まあ、どうしてもと言うなら見せてやらない事もないがな』


『・・・・・・』

(クパちゃん、クリス、サブちゃん・・・・そのシーンは美鈴さんが見られたシーンなんですけど・・・反応が逆じゃない?)


『バウバウ!傍だからって僕の近くで蕎麦食べないで欲しいバウ!』


(ブルーザー・・・・・その漢字は傍若無人と言う言葉で美鈴さんは使ったんだよ?お門違いなネタは止めてね)


『あれ?そう言えばみけっちは?』


発言が全くないみけっちの方に目をやるとニヤニヤしながらこの作品を読んでいました。


その光景を微笑ましく見ていると・・。


『・・・なによ友美。楽しく読んでいるんだからこっち見んなニャ!』


(まだニャって言ってるよ・・・。あなたそれ今後もデフォルトにするつもりなの?)


(え?もう3時?・・・みんな盛り上がってるから終わる気配ないんだけど・・)


(こんな事なら事前にもっと沢山のスキル発動しておけばよかったよ・・・)


私は読書会序盤で、まんまと魔方陣の罠にひっかかり、突っ込み過ぎにより精神は黒焦げになって気絶するしかありませんでした・・・。


後編へ続きます。



今回はシリーズ初の前後編です。



作者 三毛猫 未異美♪ 様

この度は有難うございました。


今回の作品へはこちらから

https://ncode.syosetu.com/n6358hh/ (小説家になろう)

https://novelup.plus/story/789496104 (ノベルアップ)

https://kakuyomu.jp/works/16816700427872478907 (カクヨム)

https://www.alphapolis.co.jp/novel/1540352/484560220 (アルファポリス)

https://estar.jp/novels/25904707 (エブリスタ)





作家様各位

読ませて頂き、レビュー・感想物語を書かせて頂ける作品あればメッセージ下さい!

よろしくお願い致します!

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