第23話 絶望の箱庭~鳥籠の姫君~を読んで学園のマスコットを目指しちゃいました。
このレビュー作品は自作品のキャラ愛から来る自己満足な作品です。
自分の書いた作品が終わってキャラ達が埋もれてしまうのは寂しい・・そんな想いからなんとかならないか考えて生まれました。
同時に他作品をしっかり読む事で、自己の今後の作品の向上にも繋がるとも思います。
それに埋もれている作品達に対してのPRにもなるのではないかと考えて、それぞれ目指す物があると思いますが、投稿している作者の方々に共感と敬意を表して・・・。
褒める作品、おこがましいですが改善点を指摘する作品あるとは思いますが、ただの馴れ合い読み合いレビューではなく、良い所も悪い所も含め素直な感想でお互いの向上になれたらいいなと思います。
よろしくお願いいたします。
●今回の読書作品
【作者】 神崎 ライ 様
【作品名】 絶望の箱庭~鳥籠の姫君~(小説家になろう掲載)
●今回の読書会参加者
加納友美:オールジャンルOK なりきりスキル発動によりどんな作品も対応可能。
ウサギのぽぽちゃん:江守さんの家で暮らしている陽気なロップイヤーのウサギ。読書会初参加。
錦鯉の錦ッチ:熱血教師キャラの錦鯉。 解説役。
ハリネズミのハリタンとヤマアラシのブラックホール:モルモットとの三角関係で非常に仲が悪い。
『友美ちゃん!リーゼさんに、うさぎのソフィーちゃんは抱きしめるのは駄目って伝えて頂戴!』
『え?なんで?』
読書会は既に始まっていましたが、途中うさぎのぽぽちゃんが私にいきなり話しかけてきています。
『うさぎは一般的に抱っこが嫌いな動物なの!』
『え?そうなの?』
『友美ちゃん!そのうさぎの言う通りだ!俺からも言いたい!いい加減にしろ!』
『・・・・・・』
(え?錦ッチなんでキレてるの?しかも相変わらず声大きいよ・・・)
『うさぎが抱っこや撫でられるのが嫌いなのは、昔から捕食され続けていた弱い動物だからだ!』
『うん。それはしってるけど。今日来てないけどウサッチもずっと謝罪してるもんね』
『野生のうさぎは常に天敵に襲われてきた歴史があり、命の危険と常に隣りあわせだ!抱っこされると言うのは相手に捕まってしまうと言う事を意味する。だから本能的な行動だから仕方ない!わかるか!おい!』
(おい!って・・・だからそんなキレられても困るんですけど・・・)
ぽぽちゃんは自分が言いたい事だけ言って、錦ッチの話は全く聞いてない様子で読書をしていましたが、突然私のヒザの上に乗って仰向けになりました。
『友美ちゃん。耳垂れてるから、むれて痒い。かいて』
『・・・・・・』
(ぽぽちゃん・・・・さっきの訴えと錦ッチの説明とキレられた私なんだったの?警戒心ゼロどころか天敵に完全に依存してるじゃんか・・)
『なんなのかしら!この学園長は!いつもいつも含みのある言いかたして伏線を作って!』
『そうね。まるであなたみたいね。貧相ハリのハリネズミさん』
『はい?ふざけた事言わないでよ!あんたこそ、主人公にいきなりケガを負わせたフェイ君みたいじゃない!その無駄に長いハリで交尾中に男に怪我させてるじゃない!歩く凶器のヤマアラシ!』
『え?私がいつ交尾中に怪我させたって言うの!そう言う時はちゃんとハリたたんでるわよ!』
『・・・・・・』
私はすかさず新スキル【魔法少女ともみマギカ】を発動。
(ちょっと・・・なんかありそうでないみたいなエピソードは生々しいから止めてくれないかな?)
(あと登場人物のイメージを壊す発言は止めてね。今までの発言は作者さんには内緒だよっ?!)
常に仲の悪い、ハリネズミのハリタンとヤマアラシのブラックホールは相変わらず罵り合っています。
そして錦ッチは水面で口をパクパクしながら別熱弁を始めました。
『今二人の話にも出たがこの作品はこれでもか!と言う位の沢山の伏線やいくつもの謎と疑問が張り巡らされている、見事なファンタジーだ!しかもちゃんとその伏線や疑問がきちんと整理されていて回収も出来ている!読者も常にそれを意識して読むことが出来る!まさに四大属性の最高峰だ!』
『うん。そうだね!最初読んだときは、すごい複雑な世界観で難しいのかなって思ったけど全然そんな事なかったよね?たしかに複雑な世界観だけど、ちゃんとわかり易く説明してくれているからいつの間にかドップリ漬かっちゃた!』
『友美ちゃん!わかり易いとか安っぽい言葉でこの作品評価しないで!』
『そうよ!ちゃんと作品の構成の組み立てが秀逸とか、事前のプロットがしっかり組み立てられているとか言いなさい!あんまりふざけてると私のハリで乳首チクチクしちゃうわよ!』
『・・・・・・』
私はお久し振りの下ネタ耐久スキル【まいっちんぐ友美先生】を発動。
(あの・・・別に私ふざけてるわけじゃなんだけどな・・・ヤマアラシのハリはほんとシャレにならないからチクチクは止めてね。私、胸感じやす・・・・・あっ!!危ない危ない!危うくとんでもない暴露をする所だった・・・私この二人苦手なんだよね・・発動スキル注意しなきゃ・・)
以前、ハリタンとブラックホールには無実の罪を着せられたトラウマがある為、スキルを途中緊急停止。そして混乱した私は、やみくもにスキル【ツンデレ友美ちゃん】を発動。
『べ、別にこの作品のバトルシーンがドキドキして手に汗握ってなんかないんだからね!』
『今、バトルシーンの話しが出たが、俺はこの物語の一番の魅力はバトルシーンだと思っている!まるでその場面で自分が戦っているかの様だった!こまかい描写をしている作品は沢山あるが、その中でもこの作品は、特に文章の流れが理解しやすい!間に挟まれるセリフもまた絶妙で的確なんだ!それが場面移入出来る大きな要因だと思う!どうなんだ!おい!』
(また・・・だからそのおい!ってなんなの?もちろん私に言ってるんだよね?)
『友美ちゃん!私もソフィーちゃんも同じうさぎだから、チューリップ植えたい!あと、やっぱり耳垂れてるからむれる!ソフィーちゃんみたいに耳立てたい!立てたい!立てたい!立たせたい!ワー!』
ぽぽちゃんは突然仰向けになり、手と足をばたつかせ駄々をこね始めました。
私はその姿を見てスキル【薄ら笑い】と【撲殺天使友美ちゃん】を同時発動。
『・・・・・・』
(ぽぽちゃん。そのチューリップに関しては、後で私が違う世界のお友達の知り合いの方知ってるから、駄目元で頼んであげるね。あと、耳の件はもう以前に無理だよって言ったよね?そしてその時に100均で売ってるまな板って、私の胸を揶揄する暴言吐いたよね?いい加減にしようね。フフフ。なんでも出来ちゃうバットでギタギタのボコボコにするよ?)
『とにかくこの作品はとても勉強になるから絶対読むべき!わかってるのか?おい!この野郎!』
(錦ッチ・・・・おい!の他にこの野郎まで付けちゃったよ・・・。あなた絶対女の子にもてないでしょ?あと頼むから大声はほんとやめてね。)
『きゃーきゃー!やったー!!!メイちゃん助かった!良かったわ!』
『ほんとね!この事に関してはあなたの今の絶叫に同意し過ぎて草生えるわ!』
(え?ずっと中の悪い二人が一致団結してる?!)
(あと、一応主人公さんの心配もしてあげてね)
その後もハリタンとブラックホールは時折、その体格差にも関わらずハイタッチをして盛り上がっていました。
(・・・・・・苦手だけどこの二人読書会に誘った甲斐があったよ。これからは仲良くね!)
そして私は仲直りしたハリタンとブラックホールを見ながら、この作品に対して最大の敬意をはらいながら、すがすがしい気持ちで再び物語の続きを読んでいました。
作者 神崎 ライ 様
この度は有難うございました。
今回の作品へはこちらから
https://ncode.syosetu.com/n3370hf/ (小説家になろう)
https://novelup.plus/story/452089638 (ノベルアップ)
https://kakuyomu.jp/works/16816700427464528155(カクヨム)
作家様各位
読ませて頂き、レビュー・感想物語を書かせて頂ける作品あればメッセージ下さい!
よろしくお願い致します!
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