第24話 参国史遠戲を読んで三国志の武将の首を取っちゃいました。

このレビュー作品は自作品のキャラ愛から来る自己満足な作品です。


自分の書いた作品が終わってキャラ達が埋もれてしまうのは寂しい・・そんな想いからなんとかならないか考えて生まれました。


同時に他作品をしっかり読む事で、自己の今後の作品の向上にも繋がるとも思います。


それに埋もれている作品達に対してのPRにもなるのではないかと考えて、それぞれ目指す物があると思いますが、投稿している作者の方々に共感と敬意を表して・・・。


褒める作品、おこがましいですが改善点を指摘する作品あるとは思いますが、ただの馴れ合い読み合いレビューではなく、良い所も悪い所も含め素直な感想でお互いの向上になれたらいいなと思います。


よろしくお願いいたします。



●今回の読書作品


【作者】   神前成潔 様

【作品名】  参国史遠戲 (ノベルアップ掲載)


●今回の読書会参加者


加納友美:オールジャンルOK なりきりスキル発動によりどんな作品も対応可能。

カマキリのカマッチ:国語力のあるカマキリ。本編では故人。解説役。

電気ウナギの電気ッチ:毛ガニッチの上位互換キャラ。

神山ゆかり:ゆるふわ天然爆弾娘。クラス一、二を争う美少女。



いきなりですが、私は無茶振りスキル【エモいナレーターverスクール☆ウォーズ】を発動。


(三国志・・・・。)

(それは中国後漢時代から群雄割拠していた国々の興亡史である)

(そして現代の日本でもこの三国志は時代を超えて人々に愛され続けている)

(この感想レビュー物語はそんな三国志を余すところなく書いた愛の物語である・・・)



『友美ちゃん。今回の作品は一応三国志の人物の一人にスポットを当てた、伝説からなる物語なんだが・・・・僕の心は右往左往だ』


『え?どうしたの?カマッチ?』


両手のカマで頭を抱えるカマッチにゆかりちゃんの援軍。


『なんかねー、この作品作者さん一ミリも三国志知らないらしいんだってアハ!おもしろいね!』


『え?』

(大丈夫なの?この作品?美和ちゃんこの作品キャッキャウフフ!だよって言ってたけど・・・)


※何度も断っておきますが、動物達の話は私がゆかりちゃんに通訳してますが、やりとりは省略していますからね!


15分後・・・・。


『え?終わり?短くない?・・・・あ!まだ続くんだね!!』


『なんかねー。まだ新たな異世界ファンタジーを書く為の実験的な試み作品なんだって!』


(ゆかりちゃん・・・なんでそんなに詳しいの?あなた作者さんのなんなの?)


『いや。友美ちゃん。悲観するのは違うと思うぞ』


『え?』

(カマッチ。別に悲観はしてないんだけど・・面白かったし、いい所で終わったから残念なだけなんだけどな)


『この作品、僕は可能性を感じるぞ!中国、それも三国志が舞台の下女と言う現代で言う所のメイドさんの物語だ。しかも中身は男、病気で亡くなった男がメイドさんに転生した話だからな。そしてそれが更に落頭民や飛頭蛮と呼ばれる、夜になると首と胴体が分裂してそれでもなお生きていると言う伝説上の妖怪なんだ。要は中国生首美少女転生キャッキャウフフの物語だ!』


『そうだね・・・なかなか無いって言うかゼロだと思うよ・・・』


『それにもちろん、この物語の主人公メイドさんのご主人様の武将朱桓は実在しており、実際に東晋時代の小説にはその朱桓の下女が首と胴体が分裂する妖怪だったとの逸話がある。唐の時代、南宋時代の実在する小説や類書にもこの妖怪の事が記載されているんだ』


『そうかあー。なるほどだね!』


『作者さんも諸葛亮孔明は何それ?おいしいの?的な感じだったらしよ。アハ!』


(ゆかりちゃん本当?適当な事言わないで・・・・あ!作品紹介に色々書いてある!・・さすがにおいしいの?はないでしょ?)


『ビリビリ。私も自分の首の辺りをビリビリ自分で巻きつけて放電したら分裂出来るかしら?ビリビリ』


(電気ッチ・・・あなたどこからどこまでが首か明確じゃなくない?)


『作品全体的としては、転生して言葉がわからないはずの主人公が唐突に突っ込みを入れたりする所が何箇所かあるんだ。でも僕はこれも新しい笑いの形だと思う。え?言葉わからないんじゃないの?って当然読者がニヤケながら突っ込むから、知らない間に文章に入り込んでつい読み進めてしまうんだ。あと、改行後の文章が不自然に空いている所があるんだが、これは主人公の心情描写や視点を分けている。それがわかるとなお読み易い。これも新しい手法だな』


『そうだね。実験的な作品だけどこれから先の展開は楽しみだよね!』


『ねえ。友美ちゃんところでここの女特有の脂肪器官って何?』


『・・・・・・』


突然のゆかりちゃんの発言で、いつもならスキル発動が不可能ですがそこは対策済み。


すかさず完全無敵のスキル【からかい上手の友美さん】の上位互換スキル【からかい上手の友美さんver主題歌】を発動。

(とりあえず久々だから挨拶代わりに小爆弾落としてくれたね・・・。恥ずかしいから私絶対、言・わ・な・い・け・ど・ね)


『ビリビリ。このメイドさんの首がビリビリ胴体から離れた時ビリビリ私が頭と胴体を繋いだらろくろ首ねビリビリ』


『・・・・・・』


今回の私は万全状態。

すかさず棒読みスキル【棒姫】と【連続突っ込み】を複合発動。


(そうだね。なるほどだね。でも電気ッチは水槽から出たら死んじゃうよ。あなたアマゾンから来たのになんでろくろ首知ってるの?電気ッチは物知りだね。すごいね)


『最初にも言ったが、この作品は本当に他にはない可能性が広がる設定だと思う。百合でも良し、男女のラブコメでも良し、本格的な戦に同行して無双する、妖怪メイドのコメディの日常や政治的な事件に巻き込まれる展開や現代のチート知識を披露して農民を救う話・・・などなど。僕が設定だけもらって書きたいくらいだな』


『うん。違った意味で全くこの先が読めない物語だよね!ゆかりちゃんもそう思わない?』


今回は何度も言いますが万全のスキル発動準備が出来ている為、よせばいいのにゆかりちゃんに話を振りました。


『うん。私この作品読んで、気になる事あるんだ・・・』


『そ、そうなの?』

(何?その涙目は?)


『夜だけ首が離れるんだよね?それじゃあ男の人出来なくて残念じゃない?興奮しなくない?』


何故か残念そうに言うゆかりちゃんに、私はこの日の為に温存しておいた、ゆかりちゃん対策スキル第一弾【スーパードクター友美ちゃん】を発動。そして助手にはもちろん読者会限定スキル【ナースウイッチ友美ちゃん】、更にこの作品限定スキル【友美ちゃんグルグル】を発動。


(メス!・・はいドクター・・駄目だな・・どうしたんですかドクター?・・この子手遅れだ・・じゃあお注射チクン!しても駄目ですよね?・・恋するハートの魔方陣でこの爆弾娘は封印する)

(ちょっと・・やっぱ恥ずかしい・・・駄目だ・・・一つ一つのスキルが重たすぎるよ・・)


『ビリビリ。友美ちゃんビリビリ、結局この作品ってビリビリなんのジャンルに入るのかしら?ビリビリ』


『うーん。コメディ?時代劇?妖怪?あ!わかった三国志以上三国志未満かな!』


『ビリビリ。友美ちゃんそれジャンルじゃないでしょ?ビリビリ。ちょっとおしおきするから私の水槽に手を入れて頂戴』


『え?(電気ッチに始めて突っ込まれたよ・・)う、うん。・・・・・・痛っ!!』


『一応最低出力で放電しておいたわビリビリ』


(え?今更だけど、放電出力調整自由自在なの?)


『まあ、友美ちゃんの発言もあながち間違ってはないと思うぞ!カマカマカマ!』


(カマッチ・・・そうやって笑うんだね・・・これも始めて見たよ・・)


紆余曲折の今回の読書会。


その後美和ちゃんから電話があり、この作品がきっかけで三国志を読み始めたとの事で興奮気味に『朱桓なかなか出ないねー登場楽しみ!』と話していました・・・・。




作者 神前成潔 様

この度は有難うございました。


今回の作品へはこちらから

https://novelup.plus/story/164994080 (ノベルアップ)





作家様各位

読ませて頂き、レビュー・感想物語を書かせて頂ける作品あればメッセージ下さい!

よろしくお願い致します!

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