第37話 アニソン戦争とキミと駆けるアニソン戦争を読んで声高らかにアニソンをうたっちゃいました。後編
このレビュー作品は自作品のキャラ愛から来る自己満足な作品です。
自分の書いた作品が終わってキャラ達が埋もれてしまうのは寂しい・・そんな想いからなんとかならないか考えて生まれました。
同時に他作品をしっかり読む事で、自己の今後の作品の向上にも繋がるとも思います。
それに埋もれている作品達に対してのPRにもなるのではないかと考えて、それぞれ目指す物があると思いますが、投稿している作者の方々に共感と敬意を表して・・・。
褒める作品、おこがましいですが改善点を指摘する作品あるとは思いますが、ただの馴れ合い読み合いレビューではなく、良い所も悪い所も含め素直な感想でお互いの向上になれたらいいなと思います。
よろしくお願いいたします。
●今回の読書作品
【作者】 傘木咲華 様
【作品名】 アニソン戦争 (カクヨム)
キミと駆けるアニソン戦争 (カクヨム)
●今回の読書会参加者
加納友美:オールジャンルOK なりきりスキル発動によりどんな作品も対応可能。動物と話せる。
亀頭カメッチ:下ネタ担当。解説役
ウサギのグミちゃん:江守さん家の陽気なウサギ。
ムササビのムサッチ:飼い主がお笑い芸人。自称その一番弟子。
ブルドックのブルーザー:ダジャレの帝王。
遅れて参加したムサッチからの恐怖の提案、ダジャレすごろく・・・・。
私は以前にも三度、このダジャレすごろくなる地獄のゲームで精神がセミの抜け殻の様になった事がありました。(本編32、33話、45~49話、85、86話)
すごろく開始前にカメッチの開会宣言・・・。
『友美。今日のダジャレすごろく開催は、二つの作品、アニソン戦争の方にちなんで主人公の仁藤景君が得意とするダジャレをきちんと見直そうと言う企画よ。一概にダジャレと言ってもバカにするもんじゃないわよ。このダジャレが物語に大きく影響を及ぼしているのよ。そしてこのダジャレが彼の人生を大きく変えるのよ』
『・・・・・・(たしかにそう言うシーンもあるけど・・・)』
次にムサッチはドヤ顔でルールを説明し始めました。
『今回はミニすごろくだから、マスは6マスだけよ。つまり自信がなくてダジャレを2回披露したくなければ、サイコロ2回で7以上だせば大丈夫よ。マスに書いてあるお題でダジャレを言ってね。それとポイントだけど、笑った人数×1ポイントになるのはもちろん、ゴール順に10、5、3、1、0とポイントが与えられるわ。これも一種のコンペティション、つまり私達のアニソン戦争ね』
『・・・・・・』
(そうかなあ・・・・)
順番決めサイコロの結果、グミちゃん→カメッチ→ブルーザー→ムサッチ→友美の順が決定。
『あ、そうそう。マスのお題は主人公の仁藤君が実際に言ったダジャレの中からピックアップしてるからね。その点よろしくね』
そして遂に始まったダジャレすごろく。
まずはグミちゃんの一投目。
グミちゃんは前足でチョイチョイとサイコロをはじき転がしています。
『グミちゃん2!お題は・・あ!友達の犬間君!・・・鬼の犬間に発情中!!ギャハハハハ!』
『バウバウ!面白い!オープニングを飾るにふさわしいバウ!!』
『アハハハハ!さすが一年中発情期のウサギは違うわね!』
『全然ネタのキレが落ちてないじゃないの!ウサギさん!アハハのハ!!』
『・・・・・・ハハッ』
(グミちゃん・・・発情するのはいいけど、その後どうするの?)
『やったー!グミちゃん4ポイント!獲得!』
オープニングダジャレで見事満点を獲得したグミちゃん。
カメッチの一投目。カメッチはサイコロはガブリと加えて、天高く放り投げました。
『あら?3ね。お題は法被(はっぴ)ね。・・・ごほん。彼と二度目のお泊り。友美は初めての時の様に休憩場所のソファーに座り緊張している様子はなく、笑顔を彼に振りまいていた。しかし彼の大きな体が友美を抱きしめると、途端に顔が赤らみ始めた。彼は友美が着ていた法被を少し乱暴に胸元を広げた。そして友美は静かに目を閉じキスを迫った。そう、それは初体験の時と同じくとてもハッピーな気持ちだった』
『ギャハハハ!友美ちゃん、法被着てデートなんてどんだけなの!グミちゃん腹筋崩壊っ!!』
『バウバウバウ!でも主人公が友美ちゃんだと全然色気がないバウ!』
『友美ちゃん大丈夫?女の子なんだからデートの服装くらいちゃんとしたら?アハハのハ!』
『・・・・・・・』
(いや、その話は完全にカメッチの作り話で実話じゃないよ?法被なんか着て休憩に行くJKの女の子どこにいるの?)
カメッチは得意の長文ネタで3ポイント獲得。
『次は僕バウ!6!お題はナンとインドカレーバウ!・・・今日の夕食はなんとインドカレーバウ!!』
『ギャハハハハ!お題の文と一緒じゃない!!グミちゃんまたまた腹筋崩壊!!』
『ちょっと犬さん。あなたそれ反則じゃない?どちらか一つにしなさいよ』
『そのネタは東京じゃ使えないわ』
『・・・・・』
(ブルーザーあなた本当に落ちるとこまで落ちたね。ダジャレの帝王、退位したほうがいいんじゃないの?あとムサッチ、東京以外でも駄目だと思うよ?)
『よしそれじゃあ次は私ね』
ムサッチは立ったまま両手でサイコロを持ち、そのまま前に放り投げました。
『5よ。ケーキね!・・・・友美ちゃん。景気が悪いのに、ケーキュウストアでケーキなんか買って大丈夫?』
『ギャハハハ!グミちゃんもケーキ大好き!』
『アハハハ!ムササビさんあなた東京でかなり鍛えられたわね!』
『バウバウ!悔しいけど僕の負けだバウ!!』
『・・・・・ハ』
(早く終わりにしない?読書会なんですけど・・・)
『ちなみにこのケーキのダジャレが登場するシーンはとっても微笑ましかったわ!ベットで隣同士に座る仁藤君と恵麻ちゃん!動揺する恵麻ちゃんのセリフがとってもかわいかった!アハハのハ!』
『そうだね!仁藤君の優しさがすごく出てるシーンだよね!』
『友美。感想はいいから貴方の番よ?早く振りなさい』
『あ、うん・・・』
(このまま終わってくれればいいと思ったけどやっぱ無理か・・・)
『じゃあ振るね。・・・え?1?全然進めないよ・・・』
私はお題を見届けた後、スキル【友美さんの三分クッキング】を発動。
『えっと・・お題はクッキーだね。・・・じゃあ言うね。このクッキーの色くっきり鮮やかだね・・・どうかな?』
『グミちゃんがっかり・・・・帰ろうかな・・・』
『お世辞にも全然笑えないバウ』
『友美。どうかな?・・じゃないわよ?私達とこの作品の仁藤君バカにしてるの?ふざけないで』
『友美ちゃんは東京にはこないでここで大人しくしてた方がいいんじゃない?』
『・・・・・・』
(毎度申し訳ないけど順番に突っ込むね)
(グミちゃん・・・出来ればそうして欲しいんだけど)
(ブルーザー・・・最近の貴方には言われたくないよ?)
(カメッチ・・・・私と仁藤君のダジャレのレベル、そんなに違わないと思うんだけど・・・)
(ムサッチ・・・・別に私東京進出もアニソン戦争に参加するなんて一言も言ってないんだけどな)
その後二投目は全員6でゴール。
私のその後のサイコロは、3、1。私だけ二回のダジャレを披露。
●お題【センス】
発動スキル【ドジッ子友美ちゃん、頭コツンver】
『センスのないデザインの扇子・・・なんちゃって、テヘ!』
獲得ポイントゼロ
●お題【ケーキ】
発動スキル【からかい上手の友美さん】
『西片君。おケーキですか?今日はなんの勝負する?』
獲得ポイントゼロ
『相変わらずお笑いセンスのない友美は放っておいて、最後に一人づつこの作品の感想言いましょ』
カメッチの冷めた声色が部屋に響き渡る中、順番に感想を言いました。
『グミちゃん、どっちも作品も好き!音楽ってとっても素晴らしいね!』
『そうね。一年中発情期のウサギさんの言う通りね。音楽に駆ける青春を送る女の子達を見事に物語にしてるわね。前にも言ったけどすごく親近感が持てる登場人物ばかりだから、これを読んで歌や声優の世界を目指すきっかけにもなりうる作品だと思うわ』
『バウバウ!業界の厳しさも表現してるバウが、そこには希望があるバウ!!』
『友美ちゃん。まあ貴方には芸能界はお笑いも含めて到底無理だけど、この作品を読んで自分が舞台に上がっている事が想像出来たんじゃないかしら?アニソン戦争本番の描写、本当に場面移入出来るわね』
『うん!わかる!自分が舞台下で見ている様な感覚が持てる作品だよね!私もたまにはカラオケでも言って思いっきりアニメソング歌おうかな?』
『そうね。友美は高校に入ってやっと美和ちゃん以外の友達出来たんだから、たまには歌姫になったつもりで言ってらっしゃい。まあ、貴方の鼻歌聞く限りじゃ恵麻さんやキミと駆けるの主人公のユニットLazuriteの足元にも及ばないけどね』
『・・・・・・』
『でもいいんじゃない。あなた最近よく鼻歌歌うようになって楽しそうだから』
『え?カメッチ?それって・・』
カメッチは、そう言うとそっぽを向きもう一度この作品を読み返していました。
(ウフフ・・カメッチいつも見守ってくれてありがとね。)
普段から辛辣な言葉を浴びせてくる、カメッチの時折見られる優しさに私は緑色のペンライトを光らせ一票を投じていました。
作者 傘木咲華 様
今回はご了承有難うございました。
今回の作品へはこちらからどうぞ!
https://kakuyomu.jp/works/16817139556512660784 キミと駆けるアニソン戦争(カクヨム)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889874839 アニソン戦争(カクヨム)
作家様各位
読ませて頂き、レビュー・感想物語を書かせて頂ける作品あればメッセージ下さい!
よろしくお願い致します!
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