第38話 ねぇ、先生。を読んだら何故か身体が火照って止まらなくなっちゃいました・・・

このレビュー作品は自作品のキャラ愛から来る自己満足な作品です。


自分の書いた作品が終わってキャラ達が埋もれてしまうのは寂しい・・そんな想いからなんとかならないか考えて生まれました。


同時に他作品をしっかり読む事で、自己の今後の作品の向上にも繋がるとも思います。


それに埋もれている作品達に対してのPRにもなるのではないかと考えて、それぞれ目指す物があると思いますが、投稿している作者の方々に共感と敬意を表して・・・。


褒める作品、おこがましいですが改善点を指摘する作品あるとは思いますが、ただの馴れ合い読み合いレビューではなく、良い所も悪い所も含め素直な感想でお互いの向上になれたらいいなと思います。


よろしくお願いいたします。



●今回の読書作品


【作者】  かのん 様

【作品名】 ねぇ、先生。 (カクヨム、アルファポリスではR18)

      


●今回の読書会参加者


加納友美:オールジャンルOK なりきりスキル発動によりどんな作品も対応可能。動物と話せる。

亀頭カメッチ:下ネタ担当。解説役

ウサギのグミちゃん:陽気なウサギ。真っ黒なミニウサギ。

ウサギのポポちゃん:耳を立てたい灰色のロップイヤーのウサギ。

元野ウサギのウサッチ:謝罪し続けるウサギ。赤めで白の典型的なウサギ。

シマリスのクパちゃん:ツンデレ。

シマリスのサブちゃん:同じくツンデレ。




ガチャ。


『みんな。もう集まってる?そろそろ読み終わった頃かな?(って・・ウサギ多くない?)』



私は既にこの作品を先に読んでいた為、皆が揃うまでの間お風呂に入っていました。


そして部屋に戻ると、ウサギ達がシマリス達に挨拶していました。


『こんばんわ!私は江守さん家のウサギのグミちゃん!』

『始めまして!私も江守さん家のウサギのポポちゃん!』

『ごめんなさい。私も江守さん家でお世話になってるウサッチです。友美ちゃんに変な名前付けられてごめんなさい』


(ウサッチ・・・・安易な名前付けたのは本当に悪かったけどそこまで毛嫌いする事なくない?)


『べ、別にこれを機にウサギさん達と仲良くしようかなんて思ってなんかないんだからね!!』

『まあ、どうしても言うなら仲良くしてあげない事もないぞ』


(クパちゃん、サブちゃん。あなた達毎度ツンデレやってて疲れない?)


そして3羽のウサギ達は真ん中に本を置き、それぞれ東、西、北の位置にそれぞれ座り読み始めました。

シマリスのクパちゃん、サブちゃんは南の位置に仲良く並んで、立ったまま木の実を持ちながら本を読んでいます。


(なんか光景はとても可愛らしいんだけどな・・・・)


1時間後・・・。


『友美。あなたまさかこの本読んで、次の恋は禁断の恋にしようかなんて思ってないわよね?』


『そ、そんな事ないよカメッチ!まだ彼が亡くなって間もないんだよ?』


『じゃあ、あなたまさかこの作品読んで、ガチムチとの初体験思い出してムラムラしてないでしょうね?』


『え?・・・・ちょっと思い出したりはしたけど・・・』


『やっぱりね。その件に関しては後でまた追求するとして、この作品は教師と女子高生の一途な恋愛を描いた、官能表現ありの恋愛小説ね。最初は女性視点で物語は進んで一度完結してから、今度は先生視点の物語が始まるわ。その二つが一つになって完成する物語よ。女性視点の方だけでも物語としては完結して読む事ができるわよ』


『そうだね。男性視点の方を読むと、女性視点からは見えない事実が色々と明らかになるんだよね』


『三角関係あり、禁断の恋あり、濃厚なベットシーンの心情、状況描写ありで、一度読んだら続きが気なって止まらなくなるわよ。それに行間がすごく空いていて、その手法がまた、一層この作品の一途な恋を引き立たせてるわ』


『ギャハハハハ!グミちゃんムラムラしそう!!』

『エヘヘへへ!ねえ?気持ちいいの?奈々ちゃん!!ポポちゃん興奮して私の耳立っちゃうかも!!』

『ごめんなさい・・・私も・・・ごめんなさい・・・ウサギの性で一年中発情期で、ほんとごめんなさい・・・』


『べ、別にそういう時に女の子は電気なんか消して欲しいなんて思ってなんかないんだからね!!』

『ゴホン・・・まあどうしても言うなら電気を消してやらない事もないがな』


私はこの状況にやみくもにセクシー耐久スキル【まいっちんぐ友美先生】、そして幻の三段セクシー耐久スキル【この頃はやりの友美さん】からの【おしりの小さな友美さん】更に【こっちを向いてよ友美さん】改め【こっちを剥いてよ友美さん】を恥ずかしげもなく緊急同時発動。


(グミちゃん・・・ムラムラしてその後どう処理するの?)

(ポポちゃん・・・興奮して立つとこ違うんじゃない?そもそもあなた女の子でしょ?)

(え?ウサギってやっぱり一年中発情期って本当なの?)


(クパちゃん、サブちゃん・・・。電気はどうでもいいけど、あなた達姉弟でしょ?禁断にもほどがあるよ・・・)


『ウサギさんやシマリスさんが興奮している様に、この作品の見せ場の一つでもある官能シーンの表現だけど、作者さんはすでにご結婚されている主婦の方だから、すごくリアルなのよ。でも心情描写がちゃんとしてるから、全然いやらしくないわ』


『・・・・・・』


カメッチはいつも甲羅の中に頭を出し入れする体操を、今まで見た事ないくらいの速さで動かしながら話していました。


(カメッチ・・・・いやらしくないって・・その体操しながら話しても全く説得力がないんだけどな・・)


『もちろん、この作品の見せ場はそれだけじゃないのよ。この作品はどこかレトロな雰囲気のある物語なの。展開も速いし、主人公と先生の一途な想いが本当に切ないの・・・。ネタバレになるのは嫌だからあまり話せないけど、最後の割れたガラスの化学器具を踏むシーン・・・本当に素晴らしいわ・・・・』


(え?!カメッチ泣いてるの??)


『友美。今まで言ってなかったけど実は私も友美の家に来る前に、友達の婚約相手を好きになってしまった事があるの・・・。でも私は泣く泣く身を引いたの・・・』


『・・・・・・』

(え?カメの世界にも婚約制度あるの?・・・でも始めて聞いたよ・・カメッチ・・・)


『まあ、終わった事だから気にしないけどね。この作者さんも学生時代に塾の先生に片想いしていて病気で亡くなったらしいの。しかも友達にも先生の事好きだから応援してと言われたらしいのよ。でもその時に思ったんだって。自分の気持ちの向き合う事の大切さを・・・』


『う、うん。でも今の話し聞いてそんな作者さんだからこそ、このほんのりせつない、とても可愛いい主人公の物語を書く事が出来たんだね!』


ウサギ達も私の話しに続きました。


『グミちゃん思うよ。この作品本当に胸が苦しくなるけど、読んだ後とっても良かったって!』

『そうなの!ちゃんと・・・ポポちゃんネタバレ避けるね!』

『ごめんなさい・・・。私男性視点の方読んでドキドキしちゃいました。ごめんなさい。元野ウサギの分際で出すぎた意見を言って・・・ごめんなさい』


『あと主人公の奈々ちゃんは本当に可愛いわ。その子が先生に抱いて下さい!なんて・・・そう言えば友美への追求がまだだったわね』


『え?』


『ギャハハハハ!友美ちゃんムラムラしてるの?グミちゃん知りたい!』

『エヘヘへ!友美ちゃん!初体験の時どうだったの?痛かったの?』

『ごめんなさい・・・友美ちゃんはベットテクなさそう・・私ってば余計な事を・・ごめんなさい』


(ちょっと・・・)


『べ、別に貧乳の友美ちゃんがいくら脱いでも彼は全然興奮なんかしないんだからね!』

『まあどうしてもと言うなら、その裸体を拝んであげない事もないがな』


(・・・・・・・)


『で、友美どうなの?実はムラムラしてるんじゃないの?体火照ってるんじゃないの?ねえ正さん?なーんてつぶやいて一人でしたくなっちゃったんじゃないの?正直に言いなさい』

※正さんは亡くなった私の彼の名前です。


『・・・・・いや、別にムラムラとかじゃないんだけど、奈々ちゃんの気持ちがわかるなって思っただけだよ?・・・色々な始めてを捧げた人だから・・・(って・・・私この作品に完全に依存しちゃってない?)』


『・・・・まあでも仕方ないわね。いいのよ友美。辛いときはいつでも泣きなさいね』


『え?』


『グミちゃんいつも心配してるよ!』

『ポポちゃんもたまにはお話聞いてあげるよ!』

『ごめんなさい。友美ちゃんの辛い気持ちわかります・・・ごめんなさい・・』


『・・・・・』

(グミちゃん・・・ポポちゃん・・・ウサッチ・・・)


『べ別に友美ちゃんの事なんか全く心配なんかしてないんだらね!』

『まあ、たまには僕のお気に入りのどんぐりをわけてあげなくもないぞ』


『・・・・・』

(クパちゃん・・・サブちゃん・・・)


彼を事故で亡くした私を、実はこんなにも心配していてくれていたんだと私は嬉し涙を流していました。


『・・・・大丈夫だよ!!みんな心配してくれてありがとね!』


『あら?そうなの?・・・じゃあ友美にはカクヨムさんの本の方じゃなくて、アルファポリスさんの方の無修正版の本を読ませてあげるわ』


『え?』

(無修正って・・・・なんか表現違くない?)


私は嬉し涙も束の間、カメッチいわく無修正版を読んで更に体が火照ってしまった事を隠さずにはいられず、朝まで正さんとの初体験の話を追求され、恥ずかしさのあまり頭から煙を出し気を失っていました。


(ねえ、正さん。私はあなたの事本当に大好きだったんだよ?だからずっと天国から見守っててね)


(だって私が痛みも含めて、色々始めてを捧げた人だから・・・・ね)


私はこの作品をもう一度読み返して彼との、どことは言いませんが休憩した時の事を思い出させてくれた事に感謝と尊敬の念を捧げていました。




作者 かのん 様

今回はご了承有難うございました。


今回の作品へはこちらからどうぞ!

https://kakuyomu.jp/works/1177354054919036806(カクヨム) 

https://www.alphapolis.co.jp/novel/33176191/185066043(アルファポリス)




作家様各位

読ませて頂き、レビュー・感想物語を書かせて頂ける作品あればメッセージ下さい!

よろしくお願い致します!

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