第39話 トネリコ・イン・ミラーワールド〜普通を装う女子高生、並行世界で本気を出す〜を読んで鏡の世界へ吸い込まれちゃいました。

このレビュー作品は自作品のキャラ愛から来る自己満足な作品です。


自分の書いた作品が終わってキャラ達が埋もれてしまうのは寂しい・・そんな想いからなんとかならないか考えて生まれました。


同時に他作品をしっかり読む事で、自己の今後の作品の向上にも繋がるとも思います。


それに埋もれている作品達に対してのPRにもなるのではないかと考えて、それぞれ目指す物があると思いますが、投稿している作者の方々に共感と敬意を表して・・・。


褒める作品、おこがましいですが改善点を指摘する作品あるとは思いますが、ただの馴れ合い読み合いレビューではなく、良い所も悪い所も含め素直な感想でお互いの向上になれたらいいなと思います。


よろしくお願いいたします。


●今回の読書作品


【作者】  燈 様

【作品名】 トネリコ・イン・ミラーワールド〜普通を装う女子高生、並行世界で本気を出す〜(小説家になろう)

      


●今回の読書会参加者


加納友美:オールジャンルOK なりきりスキル発動によりどんな作品も対応可能。動物と話せる。

インコのピッピ:コンプライアンスと規則正しい、友美さんの家で飼ってるインコ。解説役 

元ウサギのウサッチ:謝罪し続ける元野ウサギ。 

元競走馬のシューティングスタ:セクハラG1ホース。現在は種牡馬。文字数制限で語尾は伸ばさない




(・・・・・・・)


私は今回の読書会のメンバー選びをインコのピッピに一任していましたが、予想外のメンバーに絶句しています。


『友美ちゃん。今回の読書会は鏡を題材にした作品と言う事で、このメンバーよ』


『えっと・・・』


『一応説明するわね。まずは世界的に有名な童話のアリスシリーズからお馬さんに来てもらったわ』


『ブルルン!!友美ちゃん、相変わらずお尻が小さいな。それじゃ出産の時大変だぞ』


『・・・・・・』

(出てくるけどちょっと強引じゃない?鏡の国なら猫かウサギじゃないの?)


『それと、日曜朝の戦う女の子アニメシリーズの中から、鏡を題材にしたハピネスチャージを代表して、パートナーキャラのウサギさんよ』


『ごめんなさい・・・またしもノコノコ連続で来てしまって・・・ごめんなさい・・・』


『・・・・・・』

(え?あれってウサギなの?猫だと思ってたよ・・。てかあれ妖精だし、ウサギならアリスシリーズ代表じゃないの?)


『最後はテクマクマヤコンでおなじみのアニメから、私インコのピッピね』


『・・・・・・』

(え?出てきたっけ?・・・・あー初期のシリーズの後半で散々主人公を困らす口の悪い・・ってあれオウムじゃない?)


『せっかくのミラーワールドの物語だから、一生懸命調べたのよ。大変だったわ』


『そ、そうなんだね。ありがとね』

(シューティングスタは私の6畳の部屋だと狭くなるから、あんまり呼ばないで欲しいんだけどな・・・)


1時間後・・・。


ピッピは鳥かごの中で、突然側面にへばりつき話し始めました。


『この作品の冒頭に出てくる双子の天使ちゃん達、とってもインパクトあるわね。きっと読者さんからの人気も高そうだわ』


『そうだね!最初にドカンって叩き付けられた衝撃だったよ!』


『あら?友美ちゃんもそう思う?やっぱり物語最初の出だしはこうあるべき、と思わせる教科書の様ね。この双子ちゃんはちょくちょく出てくるけど、同じ内容のセリフで微妙に違うの面白いわ。』


『僕も感想いいかな?露天風呂のシーンたまらないな!興奮しそうだよ!』


『・・・・・・』

(やっぱりそのシーン喰いついてきたか・・・でも本当に興奮はやめてね?)


『友美ちゃん。お馬さんの言ってるのはただのセクハラ発言ではないわよ』


『え?どう言う事?ピッピ』


『この作品は、鏡の中の並行世界での主に戦いを描いた作品よ。その激しい戦いの合間にほのぼの日常シーンが描かれてるの。入浴シーンもその内の一つね。こう言うシーンってアクセントとして必要なのよ。特に激しい戦闘が多い作品だからね。そこで日常シーンを詳細に描写する事で友情や絆が育まれていく過程がさりげなく描かれていて、読者に感情移入させる。作者さんの意図的なものを感じるわ。そこがすごいわね』


『う、うん。ただのサービスシーンじゃないって事だね?』


『そうだとも!友美ちゃんはなんでもかんでも僕の発言をHな方向に結び付け様としているが、そうじゃないんだぞ!』


『あ、うん。悪かったよ。ごめんね。シューティングスタ』

(なんか鼻息荒いけど本当?・・・とりあえず下半身は見ないようにしよう・・・)


『あれ?ウサッチは・・・・あっ』


ウサッチは、シューティングスタの後ろ足付近に隠れて震えています・・・。


『雷が・・・舎人子さんに・・・・ヒヤー!!!』


『・・・・・・』


『ウサギさんが怖がるのも無理ないわ。この作品の戦闘シーンはバリバリ!とかキンキン!とかそう言った効果音にほとんど頼らず、三人称の語り口で、情景描写と心理描写で表現しているから判り易いのよ。ある意味この戦闘描写が、この作品一番の特徴で作者さんが一番意識している所なんじゃないかしら?グロ表現も私的には適度で丁度いいと思うわよ』


『そうだね!舎人子さん思わず応援しちゃったもんね!』

(ピッピってコンプライアンス重視なのに、意外とグロ表現に寛容なんだね・・)


『ごめんなさい・・・私もいいですか?』


『どうしたの?ウサッチ?』


ウサッチは急に立ち上がり、前足を前に伸ばして叫び始めました。


『接続、雷撃乃・突撃不死兵!!!』


『・・・・・・』

(ウサッチ・・・それ、まさにさっきあなたが脅えていた、主人公を攻撃する魔術だよね?一体あなたはどっちの味方なの?)


『友美ちゃん!双子ちゃんがチャイナドレスを纏ってクルクル廻っているぞ!!』


ガチャン!


『・・・・・あっ!!!』


シュティングスタは興奮して後ろ足を蹴り上げてしまいました。

そしてその先のタンスの上に置いてあった、私の手鏡を割ってしまいました・・・。


『ちょっと!駄目じゃないシューティングスタ!・・・・あーあ。鏡落ちて割れちゃったよ・・』


『済まない友美ちゃん。お礼に今日は一晩中一緒にいて、愛の言葉をささやき続けようか?』


私は全く反省の色が見られないシューティングスタに対して、コラボスキル【万魔乃・処刑人!裁判長友美ちゃん】を発動。


(被告人シューティングスタ。あなた強制送還ね)


私はシューティングスタを運んできた、馬運車の中で寝ていた運転手を叩き起こして、そのまま帰ってもらいました。


そして部屋に戻ると・・・。


『あれ?シューティングスタの分の本は?』


『あー。お馬さんの分ね。それなら強制送還される時、咥えて持って行ったわよ』


『・・・・・・』


(そんなに気に入ったんだね・・・。しばらく北海道の牧場でこの作品読んで楽しんでね)


私はシューティングスタの予想外の行動に驚きを隠さずにはいれず、もう一度この作品を朝まで残ったメンバーと読み返していました。




作者 燈 様

今回はご了承有難うございました。


今回の作品へはこちらからどうぞ!

https://ncode.syosetu.com/n4389hj/  (小説家になろう)




作家様各位

読ませて頂き、レビュー・感想物語を書かせて頂ける作品あればメッセージ下さい!

よろしくお願い致します!

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