第93話 マジック・ラプソディーを読んで原点を感じちゃいました!

●今回の読書作品


【作者】   橙猫 様

【作品名】  マジック・ラプソディー (小説家になろう)

      


●今回の読書会参加者


加納友美:動物と話せる高校生。オールジャンルOK なりきりスキル発動によりどんな作品も対応可能。


カマキリのカマッチ:国語力のあるカマキリ。解説役。


ムササビのムサッチ:飼い主がお笑い芸人。自称その一番弟子。



「友美ちゃん。今日はまず、この作品のあらすじを簡単に説明しよう」


「あ、うん。お願いね、カマッチ」


カマッチは両手のカマを上下にシャカシャカと動かしながら、満足げに話しています。


「この作品はなんと現在190万文字からなる、学園を舞台にした壮大な人間模様や魔法と恋愛の群像劇だ。そして情景描写と魔法の描写と設定がすごく考えられて執筆されている作品なんだ」


カマッチは両手のカマをシャカシャカと上下に動かしながら話しています。


「そうだね!すごい超大作だもんね!」


「キャハ!!友美ちゃん。恋愛要素もあるこの作品にちなんで、面白い小話を聞いて!」


「え?………あ、うん。いいよ」


ムササビのムサッチも興奮した様子で、普通に床から飛び立ち部屋の中を滑空。

そして着地したベットの上で話始めました。


「キャハ!ある男性が女性に告白しようとしています」


「う、うん……」


「A子さん。僕は君の事を入学した時から好きだったんだ!」

「その言葉を聞いて、A子さんは俯きながら呟きました」

「え?B男君……」


「うん」


「そしてB男君は言いました」

「僕と付き合って下さい!ぜひお願いします!」


「どうなったの?」


「A子さんは言いました」

「そう言う事は学生の時に言ってくんない?40年ぶりの同窓会で言う事じゃなくない?」


「……………?」

(え?終わり?)


「カマカマカマ!なかなか滑稽なジョークだな!」


「キャハハハハハ!ありがとうカマキリさん!キャハ!」


「…………」

(いつも通り順番に突っ込むね)

(カマッチ……あなたカマキリだからってカマカマって笑い方、実はふざけてるでしょ?)

(ムサッチ……あなた最近ますますつまらなさに拍車がかかってるね……)


私は読書会序盤から、ムサッチの魔法攻撃を受け精神的ダメージを負ってしました。

そして更に続きます。


「友美ちゃん。ところで君は天気の中で一番好きなのはなんだい?」


「え?天気?えっと……やっぱり晴れじゃない?あ、でも雪の日も好きかな?でも子供の時は、前日の予報で明日雪だって聞いたらワクワクしちゃってたかも。でも今は日本海側の大雪で大変な方々も多いからあんまり好きじゃないけど。ほら、ここ四国だから雪ほとんど降らないでしょ?」


「友美ちゃん……あんまりふざけた事を言うもんじゃない。ここは、雨上がりの天気って答えるのが正解だ。作者さんも言ってただろう?」


「………」

(また勝手に人のスマホ見たんだね……てか、カマキリのカマで液晶反応するの?)


「キャハ!友美ちゃんのスマホ、プライバシー皆無!アハハのハ!!」


「………」


「早速だがこの作品のタイトルはマジック・ラプソディーだが、すごくシンプルだが作品の世界観や内容を表す、とても良いタイトルだ」


「え?どういう事?」


「ラプソディーと言うのは狂詩曲と言う意味だ。そして狂詩曲と言うのは楽曲の中に様々な曲調があり、それらを一つの曲として繋いだ作品なんだ。まさにこの作品の内容を表している。群像劇でもあるこの作品に相応しく、これ以上にない無二のタイトルなんだ。作者様には感服したよ」


「そうだね!」


「僕達の作品、心療内科の友美さんみたいに、ふざけたタイトル詐欺の作品とは大違いだな!カマカマカマ!」


「…………」

(やっぱりあなたふざけてるでしょ?)


「そして僕は、読み易い文体や考えられた設定、世界観など、もしネット小説作品に10項目くらいの点数があったとしたら、全てにおいて合格点の優等生的作品だと思った。沢山のリズムを奏でて混在している、とても楽しい作品なんだ」


「友美ちゃん、カマキリさん。この作品最後どうなるんだろうね?作者さんも完結近いってコメントあったね。キャハ!」


「う〜ん。そうだね……」


「それに関して、後半の方、だいたい210話を過ぎた辺りから、少し描写の雰囲気が変わってきた感じがしたんだ。ムササビさんもその辺りを感じたんじゃないか?」


「え?どういう事?カマッチ?」


「別に悪い方向にと言う訳ではないので誤解しないで欲しい。淡々とした感じの描写に微妙に変化している様に感じた。うまく言えないので申し訳ないんだが、物語が後半に近いからかもしれないな。この作品と言う楽曲の終わりが近づいている雰囲気をさり気なく描写しているのかも知れない。現在は292話だから今後も注目して行くぞ!」


「うん!わかった!ムサッチの飼い主さんにも、この作品紹介しておくから読んで貰いなね!」


「うん。お願いね!友美ちゃん。これで二回目のTwitter募集の約三十作品完全制覇だね!」


「うん!」


「なんでこの作品を最後にしたかわかる?」


「え?」


「それは、沢山の少年少女達の出会いから構成されるこの物語が、ネット小説物語の原点みたいな印象を受けたの!大長編連載でもあり、クオリティも高い。一話一話読者さんが追いつづけ作者さんもそれに応えていく・・・。まさに投稿サイトの醍醐味じゃないかしら!うまく言えなくてごめんなさい。キャハハのハ!」


「そうだね!」

(ムサッチ………。珍しいね。真面目に語ってる!)


「ムササビさんの言ったことは本当だぞ!読書会にとっては記念すべき、楽しい作品だな!」


「話は変わるけど友美ちゃんが惨敗したコミケで、初めてりんかい線に乗ったのよね?どこの駅で降りたの?」


「うん!国際展示場駅だよ」


「え?ウンコ臭い展示場駅?友美ちゃん!どんだけなの!アハハのハ!」


「カマカマカマ!カママ!これは爆笑だ!友美ちゃん、君はどんな所に行ったんだい?」


「………………」

(笑い方アレンジするの止めてね)


私は以前にも

「うん。告った事あるよ」

「パン、作った事あるよ」

との返事を誘導されるムサッチからの言葉の魔術を受け精神を破壊された事がありました。


(ムサッチ………。最後にやらかしてくれたね。まあ、引っ掛かる私も馬鹿なんだけどね)


その後は朝まで皆とこの作品を読みながら結末をあれやこれやと話し合っていました。


(素晴らしい作品を紹介していたました作者様方、本当にありがとうございました!)


作者 橙猫 様

この度はありがとうございました。


今回の作品はこちらからどうぞ!


小説家になろう

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カクヨム

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