第81話 異世界医院〜一期一会〜を読んでお注射しちゃいました。前編。

このレビュー作品は自作品のキャラ愛から来る自己満足な作品です。


自分の書いた作品が終わってキャラ達が埋もれてしまうのは寂しい・・そんな想いからなんとかならないか考えて生まれました。


同時に他作品をしっかり読む事で、自己の今後の作品の向上にも繋がるとも思います。


それに埋もれている作品達に対してのPRにもなるのではないかと考えて、それぞれ目指す物があると思いますが、投稿している作者の方々に共感と敬意を表して・・・。


褒める作品、おこがましいですが改善点を指摘する作品あるとは思いますが、ただの馴れ合い読み合いレビューではなく、良い所も悪い所も含め素直な感想でお互いの向上になれたらいいなと思います。


よろしくお願いいたします。



●今回の読書作品


【作者】   モロ平野 様

【作品名】  異世界医院〜一期一会〜

      


●今回の読書会参加者


加納友美:動物と話せる高校生。オールジャンルOK なりきりスキル発動によりどんな作品も対応可能。

タヌキのポコッチ:幼いわが子を人間の少年に託したお母さんタヌキ。

カメの亀頭カメッチ:友美さんの家で暮らす下ネタ好きのカメ。

競走馬のシューティングスタ:現在種牡馬。数々のセクハラ発言で、友美さんを絶句の嵐に追い込んだ。


今回、限界突破の下ネタ要素多めの閲覧注意です。

苦手な方はブラウザバック推奨です。


ガチャ。


私が部屋に入るなり、カメッチは勝手に舐めたであろうカップの中のヨーグルトを口の周りに沢山付けて驚愕の事実を話し始めました。


「友美。遅いわよ。今日はタヌキのポコチ…ごめんなさい。言い間違えたわ。ポコッチさんが来てるわよ」


「え?ポコッチ?」


ふとベットの上を見るとポコッチが伏せて、上目づかいで私を見ています。


「私も自粛していたんだけど、どうしても今日は来なくちゃ駄目だってお馬さんに言われて、仕方なく来たのよ」


「………」


私は、ネーミングが危ないとの中学生読者の保護者の方から指摘を受け、読書会への参加を極力遠慮してもらっていたタヌキのポコッチがいる事に困惑。更にその指摘を受け、文学フリマ版では本気でタヌッチと改名して販売しようとしていた事を思い出し、絶句しています。


「と、とにかく今日はわざわざありがとね。ポコッチ。あと、相変わらずシューティングスタは大きいね……」


競走馬のシューティングスタも久しぶりに参加。しかし、ベットあり六畳間の私の部屋に佇むシューティングスタを見て、いつもながら驚愕していました。


「やあ。友美ちゃん。久しぶりだね。相変わらず君は胸は洗濯板だが、太ももはムチムチして素晴らしいな!」


「………」

(帰ってもらおうかな……)


「それより友美ちゃん。今日はどうして僕がポコチ…おっと失礼、ポコッチさんを今回の読書会に呼んだかわかるかい?」


(カメッチといい、シューティングスタといい、その言い間違い絶対わざとだよね?)


「ごめん。全然わからないよ……」


「実はこの作品のモロ平野様は創作界隈ではとても有名な、三度の飯より母乳好き作家様なんだ。そこで作者様に敬意を表して、僕たちの作品の中で母乳がまだ出ていると言うポコチ……おっとまたまた失礼、ポコッチさんに来てもらったんだ」


「……そ、そうなんだ」

(てか酷いメンバーだね。下ネタメンバーのシューティングスタとカメッチ。存在が下ネタに近いポコッチ……)

私は下ネタ耐久スキル【まいっちんぐ友美先生】と【まいっちんぐ友美先生 実写版】の複合発動を実施。


ポコッチはベットの上から、シューティングスタの背中に移動しました。


「たしかにあの少年に子供育ててもらったばかりだから、まだ母乳は出るけど。母乳好きって、母乳を飲むのが好きなのかしら?お馬さん」


「ポコッチさん。それは違うと思うぞ。恐らく母乳を使用したプレイが好きなんじゃないか?ブルルン!」


「そうなのかしら?」


「そうよ。モロ平野様は母乳を性的興奮対象にされているのは間違いないわね」


「亀頭さんの言う通りだ。僕が調査した所によると、母乳かけ祭り、母乳研究部、母乳風呂、母乳ワイン、母乳音、母乳体操、母乳チューバー、母乳亭授乳太郎と言う落語家など、様々な母乳物に興味があるのは明白みたいだ」


「そうなのね。私あんまり母乳の出が良くないのよ。駄目かしらね?」


「そんな事ないわよ。母乳が出ると言う事だけでポコッチさんの存在意義はあると思うわよ」


「そうだ。亀頭さんの言う通りだ。ネーミングでクレームが入ったからって、次は自粛する事ないと思うぞ。それに出が悪いとかの問題じゃない。少量でも母乳がポコッチさんの体内から排出される言う事が大事なんだ!」


「良かったわ!!じゃあ、改名も必要ないわね!」


「そうよ。母乳と作者様に感謝しなさいよね」


「その通り!母乳万歳!」


「………」

(あの~すみません。私抜きで、母乳の話で勝手にみんなで盛り上がるのやめてくれないかな?それに今回の作品、母乳は全く関係ないよね?)


私の心の中のツッコミを無視して、カメッチは更に続けます。


「それじゃあポコチ………ポコッチさんが母乳の出が良くなる様に、私が友美を主人公にした官能小説風物語を披露させてもらうわね」


「ありがとう!亀頭さん!」

「よろしく頼む!亀頭さん!ブルルン!」


「………」

(早く読書会始めたいのに……てか、ついに言い間違いを謝る事もしなくなったね)


「ゴホン。友美はキッチンでクリームシチューを作っていた。隠し味に母乳を入れてみてはどうか?そんな考えが脳裏をよぎる。そしておもむろに自らの胸へ手が伸びる。ガチャ。そこへ彼が入って来た。自らの胸に手を当てる友美を見て彼は欲情。そして友美もその自らの行為に欲情。じゃあ母乳が出る様になるまで今日はフィルター装着なしで君を愛する事にする。そんな彼の言葉に友美の胸からは出るはずのない母乳が出てきた。そう、それは初体験の時の赤い産物の様な……」


「おおっ!!ゾクゾクするな!友美ちゃんが主人公だから豊満さは感じられないが」

「アハハハハ!友美ちゃんもそんな事があったのね!亀頭さん!元気でたから母乳の出が良くなった気がするわありがとう!」


「………」

(ポコッチ……物語って言ってたよね?こんな時に、天然発動しなくていいからね?)


「冗談はさておき、母乳と言うのは、母子共に健康にとってとても有用とされているのよ。もちろん出方は個人差があって、出にくい方もいるから人工ミルクで代用してる人もいるけど、健康に関する世界的有名な団体も母乳育児を推奨しているわ。だから赤ちゃんの為にも、お母さんの為にも、栄養状態が恵まれない発展途上国への寄付や援助が十分に行きわたる様に心から願うわ」


「そうだな。亀頭さんの言う通りだな」

「そうね。私もずっと山暮らしだったから、栄養状態が良くない国のお母さんの気持ちわかるわ。私みたいな野生哺乳類の赤ちゃんにとっては生命線だから…」


「………」

(なんかいい話風にまとめてるけど、これは読書会だよ?一体いつになったら始まるのかな?)


私は勝手に盛り上がり、遅々として始まらないこの状況に、絶句しながら待ち続けるしかありませんでした。



続きます。





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