第82話 異世界医院〜一期一会〜を読んでお注射しちゃいました。後編。

このレビュー作品は自作品のキャラ愛から来る自己満足な作品です。


自分の書いた作品が終わってキャラ達が埋もれてしまうのは寂しい・・そんな想いからなんとかならないか考えて生まれました。


同時に他作品をしっかり読む事で、自己の今後の作品の向上にも繋がるとも思います。


それに埋もれている作品達に対してのPRにもなるのではないかと考えて、それぞれ目指す物があると思いますが、投稿している作者の方々に共感と敬意を表して・・・。


褒める作品、おこがましいですが改善点を指摘する作品あるとは思いますが、ただの馴れ合い読み合いレビューではなく、良い所も悪い所も含め素直な感想でお互いの向上になれたらいいなと思います。


よろしくお願いいたします。



●今回の読書作品


【作者】   モロ平野 様

【作品名】  異世界医院〜一期一会〜

      


●今回の読書会参加者


加納友美:動物と話せる高校生。オールジャンルOK なりきりスキル発動によりどんな作品も対応可能。

タヌキのポコッチ:幼いわが子を人間の少年に託したお母さんタヌキ。

カメの亀頭カメッチ:友美さんの家で暮らす下ネタ好きのカメ。

競走馬のシューティングスタ:現在種牡馬。数々のセクハラ発言で、友美さんを絶句の嵐に追い込んだ。



続きです。


馬「それではいい加減にそろそろ始めようか?友美ちゃん」

亀「一体いつになったら始まるのかしら?友美」

狸「早く読みましょうよ。友美ちゃん」


人「あ、うん……」

(なんか私が遅らせたみたいに言ってるけど、母乳で勝手に盛り上がったのはあなた達だよ?!)


3時間後……。


「友美ちゃん!この作品は次元の狭間にある本多医院と言う病院に、様々な種族の患者さん達が来院し、それを基に繰り広げられる物語だな。ブルルン!」


「うん!そうだね!全部じゃないけど、大体六話前後で一つのエピソードが完結してるから読み易いよね。それにちょっとした推理要素もあって面白いね!」


「そうね。心療内科と称して、全然診察してないタイトル詐欺の友美の物語とは全然違って、専門的な医療用語も記述があって説得力もあるわね」


「………」

(カメッチ……私の場合は一応自称って書いてあるんだけどな…)


「あとさ。私思ったんだけど、登場人物のキャラの名前が変わってるよね?」


「そうなんだよ友美ちゃん!この作品の登場人物の患者さんのほとんどは薬の名前なんだよ。僕はバレリンさんを見た時にすぐに気が付いた。僕の弟はてんかんを持っていて、抗てんかん剤としてバレリンシロップを飲んでいたんだ。今はデパケンに代わっているけどな」


(え?!シューティングスタ?あなた馬だよね?てか弟いたの?)


「それにやはり本多先生とナースのセレネースさんが抜群の存在感を放っているな」


「そうだね!風景が目の前に浮かんでくるようだったよ!ポコッチはどうだった?」


「とても面白いわ。それに一つ一つのエピソードの起承転結がしっかりしてる。お手本の様な感じね。友美ちゃんの本編も完結エピソードを集めた物だったけど、支離滅裂、時間はいきなり飛ぶし駄目ね。文章力と言う意味ではは雲泥の差ね。作者様の母乳でも飲ませてもらって見習った方がいいんじゃないかしら?」


「………」

(え?ポコッチ?あなた毒舌キャラじゃないよね?!それに母乳ネタまだ引っ張るの?)


「私もいいかしら?友美」


「あ、カメッチ。いいよ!」


「私今まで色々医療系の作品読んで来たんだけど、大体超リアルな作品や医療を匂わせて全く違う内容の、友美の作品みたいなタイトル詐欺的な作品が多かったけど、この作品は違うわね。根本的な所はしっかりと本多医院にあるから、色々奇を呈している結末や展開もあるけど納得出来たわ。ポコチ……ポコッチさんが言った様に起承転結がしっかりと描写されているのも、そう感じた理由の一つじゃないかしら?私、この作品が文章力があるわねって特に思ったのは、起承転結の起の部分ね。グッと引き込まれる起の部分、掴みのエピソードに作者さんの文章力の高さを感じたの。母乳や下ネタツイート効果かしら?」


「ブルルン!!亀頭さんの言う通りだ。最近ネット小説の投稿が爆発的に増えて、転結の部分に力を入れている作家さん、特に若い学生作家さんが多いと思うが、この作品の作者様は、しっかりとした文章の基礎に裏付けされた確かな起承の部分があるからこそ、転結も引き締まった感じがするんだ。また、結の部分が少し民間療法的ま突飛な部分もあるが、問題ない。それもやはり物語として全体の起承転結の構成がしっかりしていると言う部分に繋がってくるんだ。やはり伊達に母乳オタクを自称して、恐れや自重を知らないツイートを連発しているだけの事はあるな。脱帽だ」


「………」

(二人共長々とありがとね。一応突っ込むね。母乳は全く関係ないし、母乳オタくではないと思うよ?あんまり褒め言葉と失礼な発言を同時に言うのは止めてね。説得力なくなっちゃうよ?)


「僕は実はこの作品かなり前に読んだ事があったんだ」


「え?そうなの?」


「ああ。一年以上前にな。まだ読専と言われていている頃だ」


(読み専?あなた馬だよね?種牡馬だよね?)


「だから、作品→母乳の順で作者さんを知ったんだ。だから、え?と思い、小説ページのリンク先を見てこの作品の作者は自重を知らないモロ平野様で間違いないと何度も確認したよ。まあこれは余談だがな。ブルルン!」


「私も母乳を代表して最後にいいかしら?」


「あ、ポコッチ。いいよ」

(母乳代表って……)


「この作品って一見重い世界観なんだけど、ちょうど良い感じがしたわ。クスッとする要素もあるし、シリアス的なシーンもあるし私はこの作品の持っているバランス感が大好きだわ。人によって好みはあるかもしれないけどね。もうすぐ私母乳出なくなると思うけど、私の事忘れないでね……」


(え?どうしたの?)


「私……やっぱり名前良くないからこれからは自重した方がいいかしら?」


「そ、そんな事ないよ!大丈夫だよ!」


「でも……母乳出なくなるわよ?それに母乳好きの作家さん他にいないから、私の参加意義なくなるんじゃないかしら?」


「じゃ、じゃあ!改名してボコッチとかどうかな?」


「友美。それはそれで危なくない?大きいみたいな感じしない?」


「え?そ、そうかなー?カメッチ」


「そうよ。言い間違えや変換ミスさせしなければ、ポコッチのままでいいんじゃないかしら?」


「え?変換ミス?しないよポコチンだなんて。あ!!しまった!」


「ブルルルルン!友美ちゃん今のもう一度言ってくれないか?」

シューティングスタは尻尾を左右に激しく振り興奮。


「アハハハハ!やっぱり全身性感帯の友美は普段からそんな事ばっか考えているのが証明されたじゃない!」

カメッチは甲羅の中に頭を出し入れしながら爆笑。


「ごめんなさい。私の名前のせいね」

うなだれるタヌキ。


私はスキル【ナースウィッチ友美ちゃん】を駄目元で発動。


(駄目だぞわ・た・し……。自分自身にお注射チクン!だよ?!)


私は最後の最後で爆死してしまい、本多医院に駆けこまざるを得ない精神状態になり絶望していました。





作者 モロ平野様 

この度はありがとうございました。

母乳ネタ申し訳ありませんでした。


今回の作品はこちらからどうぞ!

https://ncode.syosetu.com/n3821dx/









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