第64話 ヒーロウ・イン!を読んで合言葉を叫んじゃいました。

このレビュー作品は自作品のキャラ愛から来る自己満足な作品です。


自分の書いた作品が終わってキャラ達が埋もれてしまうのは寂しい・・そんな想いからなんとかならないか考えて生まれました。


同時に他作品をしっかり読む事で、自己の今後の作品の向上にも繋がるとも思います。


それに埋もれている作品達に対してのPRにもなるのではないかと考えて、それぞれ目指す物があると思いますが、投稿している作者の方々に共感と敬意を表して・・・。


褒める作品、おこがましいですが改善点を指摘する作品あるとは思いますが、ただの馴れ合い読み合いレビューではなく、良い所も悪い所も含め素直な感想でお互いの向上になれたらいいなと思います。


よろしくお願いいたします。



●今回の読書作品


【作者】   アンデッド 様

【作品名】  ヒーロウ・イン! (小説家になろう、カクヨム)

      


●今回の読書会参加者


加納友美:動物と話せる高校生。オールジャンルOK なりきりスキル発動によりどんな作品も対応可能。

亀頭カメッチ:友美さんの家で暮らす下ネタ好きのカメ。

他1匹

元野ウサギのウサッチ:捕食され続けてきたと言う、ウサギの歴史も相まって謝罪し続けるウサギ。



(カマッチが不思議な力で時間戻してくれたおかげで、見逃したアニメ見れちゃった♪)


私は最近までウチのローカル放送局で放送されていなかった、今大人気のスパイアニメを見てニヤニヤしています。


『どうしたの?友美。もうすぐ始めるわよ』


カメッチはニヤニヤしている私の横で、いつもの甲羅の中に頭を出し入れする体操をしていました。

しかし、もう慣れてしまった私はそれほど嫌悪感は抱いていません。


『あ、カメッチ。ちょっと待ってね。もうすぐ終わるから』


『なら良いけどね。あら?それ最近人気のスパイアニメよね?』


『うん。面白いよ。スパイって言う職業がなんか新鮮だよね?日本じゃ少ない気がするからさ』


『そうね。日本でスパイ物が少ない理由は、私の勝手な個人的な意見だけど、同じように隠密・諜報活動をする忍者と言う日本固有の職業があるからじゃないかしら?そっちの方が日本人には馴染み深いからかしらね』


『そうなのかなあ?』


『それよりも、今日はこの作品ゆかりのキャラが参加するらしわ。すでに来ているんだけど、ドアの前で待ってもらっているの。誰だか当ててみなさい』


『え?・・・・うん。えっと・・・・』

(狼かな?でも狼は私の作品にはいないし・・・あ!同じイヌ科繋がりでドーベルマンのランスかブルーザーかな?でも、猫のみけっちの可能性もあるかな?)


『駄目だ。わかんないや。カメッチ』


ガチャ


『ごめんなさい。またしてもノコノコやってしまって・・・・ヒロインの方の名前が兎羽歌さんで、兎って漢字だけの理由で、この作品になんにも関係ない元野ウサギが来てしまってごめんなさい。挙句の果てに兎羽歌さんはウサギじゃなくて・・・・ごめんなさい』


『・・・・・・』


参加したのは、捕食され続けてきたと言うウサギの歴史も相まって謝罪し続けるウサギのウサッチでした。


『ごめんなさい。しかも現代の日本で、なんの危険もなく家の中でヌクヌク生活していているから、この無駄に長い耳の本来の役割・・・・天敵の声を素早く察知するためが何の意味も持たなくてただのアクセサリー扱いで・・ごめんなさい。もし耳がなかったらただのモルモットと見た目変わらないし・・・いっそ実験にでも利用して下さい・・・』


『・・・・・・』

(フォローすべき言葉が見つからないよ・・)


『友美。謝罪ウサギは置いといて、とりあえず始めましょ』


『あ、う、うん』


ウサッチはいつもの様に部屋の隅っこの角で一人、カメッチはテーブルの上で私とこの作品を読み始めました。


2時間後。


『ごめんなさい。せめてあらすじを・・・・この作品は底辺の生活をしている、私よりはマシですけど、鬱々と日々生活している田中直也さんがヒーロー目指して戦う新型ヒーローアクションです。それに兎羽歌さんとのラブコメや日常を描いている作品です。これ以上はネタバレになるから作者様の逆鱗に触れてやられ役のウサギ怪人・・・・なんて登場されたら私の精神が持ちませんので・・・』


私はスキル【友美さんの三分クッキング】を迅速に発動。


『う、うん。わかった!ありがとうねウサッチ。ほら元気出して。人参軽く茹でてきてあげるから食べよっ!』


『友美。とりあえずこの作品とても面白いわね。現代のヒーロー物って既存の仮面とか戦隊のイメージが強すぎて子供向けだけど、これはまさに大人向けに斬新に設定が良く考えられた作品ね。前作とは全く違う作品よ』


『そうだね!びっくりしちゃった!』


『そうね。物語に入り込めさせる表現力は相変わらず健在ね』


『ごめんなさい・・・私もヒーローに・・・あ、すいません・・・ただの耳ありモルモットの分際で余計な事を・・・ごめんなさい』


『・・・・・・』


『あとはやはり、要所要所での意図的な改行の多さのテクニック、連続した会話や詩の様な状況描写いわゆる的を得た視覚効果?とでも言うのかしら?それらも健在でうまくこの作品の世界観に溶け込んでいるわね。それも相まって、作品が読み易いと言う事実につながっているわ』


『ごめんなさい・・・・あとはうつ病の主人公の唐突で発作的な勢い感があります。これがこの作品のテンポの早さの要因なんです。ごめんなさい』


『そうなんだね!じゃあウサッチも気にいってくれたのかな?』


『あ、はい。気に入りました。ごめんなさい。私なんかが気に入ってしまって・・・』


『そ、そんな事ないよ!ウサッチ!作者さんは、読者からの感想とか見てもきっちり返信してるからとても喜んでくれると思うよ!』


『はい。ごめんなさい』


(だから・・・同意?拒否どっち?)


『唯一の不満は続きの更新が止まってる事くらいかしらね。まあ気長に期待して待つことにしましょう』


『うん。そうだね!』


『友美さん。最後にいいですか?』


ウサッチはそう言うと、部屋の角から私の膝の上にやってきました。


『どうしたの?ウサッチ?』


ベットの上を見たウサッチは突然飛び乗りました。


『リゲインッ!』


叫びながらベットから飛び降りるウサッチ。


『・・・・・・』

(最後の最後にやらかしてくれたね。ウサッチ。それじゃ昔流行ったドリンクになっちゃうよ。正しくはゲインッ!だよ)


最後に致命的なミスを犯したウサッチをスルーして、その後もヒーローごっこは続くのでした。




作者アンデッド様

今回はご了承ありがとうございました。


今回の作品はこちらから

https://ncode.syosetu.com/n2723fv/ (小説家になろう)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054890791016 (カクヨム)


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