第26話 魔法少女になりたかったのに!を読んで黒のマントを羽織っちゃいました。
このレビュー作品は自作品のキャラ愛から来る自己満足な作品です。
自分の書いた作品が終わってキャラ達が埋もれてしまうのは寂しい・・そんな想いからなんとかならないか考えて生まれました。
同時に他作品をしっかり読む事で、自己の今後の作品の向上にも繋がるとも思います。
それに埋もれている作品達に対してのPRにもなるのではないかと考えて、それぞれ目指す物があると思いますが、投稿している作者の方々に共感と敬意を表して・・・。
褒める作品、おこがましいですが改善点を指摘する作品あるとは思いますが、ただの馴れ合い読み合いレビューではなく、良い所も悪い所も含め素直な感想でお互いの向上になれたらいいなと思います。
よろしくお願いいたします。
●今回の読書作品
【作者】 今福シノ 様
【作品名】 魔法少女になりたかったのに! (カクヨム掲載)
●今回の読書会参加者
加納友美:オールジャンルOK なりきりスキル発動によりどんな作品も対応可能。動物と話せる。
カメの亀頭カメッチ:解説役。
元競走馬のシューティングスタ:セクハラG1ホース。現種牡馬。今年度は150頭の種付けを行った。馬名の文字数制限の為、スタは伸ばさない。
電気ウナギの電気ッチ:マイペースな電気ウナギ。ビリビリが口癖だがその出現の規則性は不明。
地域猫のみけっち:人間嫌いの三毛猫。本編では故人。
本日の読書会二冊目。
メンバー交換及び追加との(株)悪の組織からの通達を受け、1階のリビングで飲み物や食べ物を準備していました。
(あれ?外になんか大きな車止まってない?・・・・え?馬運車?まさか?!)
私は慌てて部屋に戻りました。
(やっぱり・・・・)
『やあ友美ちゃん!風呂上りかい?とってもスゥイーティーな香りがするね。あれ?ちょっと出るとこ出てきたんじゃないか?ブルルン!』
サラブレッドのシューティングスタが、鼻息を荒くして六畳の部屋に待機していました・・・。
『ちょっと。最近よく来るね?シューティングスタ』
(てか、北海道から毎回車で来るんだよね?今回は別に誘ってないんですが・・・)
『お!友美ちゃん。駄目じゃないか。君には白の下着は似合わないぞ!』
『ちょっ!!』
シューティングスタは部屋に干しておいた私の下着を咥えました。
『友美ちゃんは黒の下着の方が似合うぞ!』
『・・・・・・』
(え?食べた?!)
私は未完成の強制退去スキル【カードキャプターともみ】を発動。
(シューティングスタ・・・おふざけが過ぎるんじゃないかな?あなたの住むべき場所、北海道へ戻れ!リリース!)
馬運車で寝ていた運転手さんを叩き起こし、シューティングスタを強制送還完了。
馬運車を見送り再び部屋に戻ると・・・。
『え?みけっち?』
『なんで私がまた呼ばれてるのよ!さっさと帰しニャさいよ!捕まえる気ニャの?』
『・・・・・・』
(みけっち・・・主人公のパートナーが黒猫だからってそれだけの理由でわざわざ死後の世界から呼ばれたんだね・・)
(あと、そのニャって言う口癖、前回からやっぱりデフォルト化されたんだね。前回の作品に相当影響されちゃったんだね・・・)
※第23話、第24話参照
『ビリビリ。あら?ここは友美ちゃんの家かしら?ビリビリ。また読書?まあいいわビリビリ』
『あー。電気ッチ。今日も私が読んであげるね』
目の見えない電気ッチは私が読んであげる事になりました。
1時間半後・・・。
『友美。この作品は魔法少女アニメ好きの中学生が、ある日使い魔の黒猫を助けた事がきっかけで契約を結んだけど、魔法少女じゃなくて実は悪の組織の幹部だったって言うお話ね。面白いじゃないの!』
いちいち解説は必要ないかもしれませんが、カメッチはいつもの様に頭を甲羅の中に出し入れしながら話しています・・・。
『うん。でもそこの(株)悪の組織がとんでもないブラック企業でしかも魔法少女アニメオタクだって言うのをばらすぞって脅されて抜けれなくなって、本物の魔法少女と戦ったり、色々な事が起きるんだよね』
『でもこう言う魔法少女絡みの物語はニャかニャか、ないわねん!』
(え?ないわねん?みけっち・・・黒猫のベルさんがそうだからって、関西弁も取り込むの?)
『三毛猫さんの言う通り創作物の魔法少女と言う題材は激戦区中の激戦区よ。その中でもこの作品は異彩を放っているわね。特に現代を舞台にするファンタジーでこう言う作品はなかなか見ないわね』
『うん。そうだね。なんかアニメを見てる様に目に浮かんできたよ』
『それは、この作品が創作され尽くした感のある魔法少女物の中で、色々な魔法少女物の良い所を凝縮したような感じだからだと思う。集大成って感じね』
『ビリビリ。悪の組織で歓迎会をしたり、ビリビリ会議をしたりビリビリ百合っぽい所もあってとても楽しいわビリビリ。友美ちゃん。私達もたまに集まって歓迎会してみたいわビリビリ。私が放電してホワイトスターでも発射しちゃおうかしら?』
『・・・・・・』
(電気ッチ・・・やめてよ・・・死人が出るよ?)
『文章的にはとにかく無駄が無いわ。1冊目の時にも話が出たみたいだけど、まとめあげるのがとても上手な作者さんね。でもこの作品を読むと、今日1冊目の作品が同じ方が書いたとは思えないわ。無駄がないのは同じだけど、作風が全くちがうのよね』
『そうやねー。ニャんか怪人がハンバーガー型やし、牛丼型ニャんてのもおった!』
(みけっち・・・話し方だけじゃなくてキャラも崩壊してない?てか、あなた1冊目読んでないよね?)
『世界観は日曜朝の魔法少女?なのかしら?そのテレビアニメに近いわね。もちろん主人公が作中好きなアニメがそれだからだけどね。でも主人公の反応とか、日常のシーンとか妙に変なリアル感があるの。これは読まないとわからないかもしれないけどね』
『でも、今カメッチが言ってたリアルって言うのわかる気がする。主人公の千秋ちゃんと友達が映画みたり、下着を試着したり、早く怪人に加勢する様に急かされてる反応する所の会話とかが違和感なかったもん。私だったらこう言う反応するなって思ったよ』
『友美。あなたと、この主人公の千秋ちゃん似てるわよ。三毛猫さんもそう思わない?』
『そうやなー。似てるかもしれニャいニャ』
『・・・・・・え?そうかな?』
『まず、あなたもアニメ好きよね?女の子が主人公の作品多いわよね?』
『あ、うん。BLも好きだけど』
『美和ちゃん以外、友達も最近までいニャかったやニャいか。しかもいつも一人で帰ってたやさかい』
『う、うん・・・・』
『なんだかんだで断れなくて、流され易い、契約すると即答した千秋ちゃんと同じように後先考えずにすぐ暴走するわよね?』
『・・・・・・』
『でも憎めニャいわ』
『え?・・・みけっち?』
私はみけっちには、死の間際までなぜか嫌われていました。
全身にガンが転移して医者に見せた時も、死ぬ姿を見せたくないと言って診察台から逃げるように飛び降り顔面を強打してフラフラになりながらも執念で野生に帰ろうとした時も・・・。
そして出会った時からずっと。
そんなみけっちが私に対して、わずかながらでも好意を持ってくれている様な発言をしてくれた事が嬉しくて涙が出てきました。
『ニャんニャなの?あんさんは?急に泣き出しおって!』
『なんでもないよーフフッ。でもみけっちさ、その関西弁なんかやっぱり違和感あるよ?』
『・・・・・・フンッ。あなたはやっぱり私の天敵ね』
みけっちは照れて後ろを向いてしまいました。
『ビリビリ。ところで魔法少女ってなんなのかしら?』
(電気ッチ・・・・でも最近アマゾン川から日本に来たから無理もないか・・)
『とにかくこの作品、とっても読みやすくて楽しいからさっさと続きを読みましょ。電気のウナギさんには私が魔法少女と言うのを一から説明してあげるわ』
『うん、そうだね。・・あ!そうだ電気ッチ!魔法少女って言うのは女の子の夢を叶える希望なんだよ!』
『ビリビリ。じゃあホワイトリリーちゃんにビリビリ巻きついて放電しちゃおうかしら?ビリビリ』
(電気ッチ・・・・なんかそれじゃあ触手に巻きつかれたみたいでいかがわしいよ?)
私はみけっちの本当の気持ちが聞けた事を、この作品と魔法少女と悪の組織の黒ビキニの千秋ちゃんに感謝しながら物語の続きを読んでいました・・・。
作者 今福シノ 様
この度は有難うございました。
今回の作品へはこちらから
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896491130 (カクヨム)
作家様各位
読ませて頂き、レビュー・感想物語を書かせて頂ける作品あればメッセージ下さい!
よろしくお願い致します!
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