第27話 「真秀《まほ》ろばの国」導く、異世界新秩序を読んでファルカン号に乗せてもらっちゃいました。
このレビュー作品は自作品のキャラ愛から来る自己満足な作品です。
自分の書いた作品が終わってキャラ達が埋もれてしまうのは寂しい・・そんな想いからなんとかならないか考えて生まれました。
同時に他作品をしっかり読む事で、自己の今後の作品の向上にも繋がるとも思います。
それに埋もれている作品達に対してのPRにもなるのではないかと考えて、それぞれ目指す物があると思いますが、投稿している作者の方々に共感と敬意を表して・・・。
褒める作品、おこがましいですが改善点を指摘する作品あるとは思いますが、ただの馴れ合い読み合いレビューではなく、良い所も悪い所も含め素直な感想でお互いの向上になれたらいいなと思います。
よろしくお願いいたします。
●今回の読書作品
【作者】 葵 紺碧 様
【作品名】 「
●今回の読書会参加者
加納友美:オールジャンルOK なりきりスキル発動によりどんな作品も対応可能。動物と話せる。
錦鯉の錦ッチ:友美さんの隣人の鯉。熱血教師キャラ。解説役。
カメの亀頭カメッチ:友美さんの家に住む下ネタカメ。友美さんの監視役でもある。解説役。
『おい!この作品は並行世界の日本国と近隣の諸国が丸ごとそのままエリドゥと呼ばれる魔法が存在する異世界へ転移すると言う物語だ!!どうだ?わかるか?』
『う、うん。私も正に今読み終わった所なんですけど・・・』
錦ッチは皆が読み終わると同時に、待ってましたとばかりに水面で口をパクパクしながら熱弁を振るっていました。
『そして、さあ!どうだ!驚いたことに、その世界は魔道文明を気づいており様々な種族が狂喜乱舞している世界だった!すごいだろ!!』
『う、うん・・・』
(別に狂喜乱舞はしてないと思うんだけどな・・)
『錦ッチ。少し落ち着かない?この作品世界観が壮大で、すごく練りこまれてあるから本当すごいとは思うよ?』
『そうだろう。そうだろう!とにかく情報量が多い!だからしっかり一字一句読み込んで行くとそのスケールの大きさがよりわかると思う!友美君、君は本当にこの作品を理解出来たのか?』
『うん。大丈夫。並行世界の日本って事は、今まで紡いできた実際の歴史と違うみたいだしね。そういう日本国が異世界のエリドゥでどう言う風に存在していくか?って言う話だよね?』
『存在?だと?・・・・友美君!君はふざけてるのか!!』
『え?あの・・えっと・・』
(別にふざけてるわけじゃなんいだけどな・・・)
『ゴホッ!!ゴホ!!く、苦しい!!』
『あっ!錦ッチ!ど、どうしたの?』
慌てる私にカメッチは冷めた目で錦ッチを見ています。
『そりゃそうなるわよ。水面から顔をずっと出してるんだもの。酸欠になるに決まってるわ』
『・・・・・・錦ッチは少し休んでてね』
『ゴホ!ゴホ!済まない。僕はしばしファルカン号の船橋で休むとしよう。おい!ちなみに船橋と言うのは船の高所に設置された管制室みたいな所だぞ!!おい!わか・・ゴホゴホッ!!』
『・・・・・・』
私は強制催眠スキル【にらみつける】更に念の為、読書会限定スキル【ラリホー友美ちゃん】を発動。
(本当にこの読書会で錦ッチ死んだら大変な事になるからやめてよ・・こないだおばさんから聞いたけど、あなた30万するんだよ?少し寝ててね)
そして錦ッチに代わりカメッチが解説を始めました。
『友美。とりあえずこの物語の世界にどっぷりはまっている熱血錦鯉は置いといて、この物語はセリフが少なくて事実と状況や背景が淡々と書かれているわね。私思うんだけど、これだけ壮大な世界観を矛盾無くしかもブレずに書き続けるって大変な事だと思うの。しかも濃厚な言葉がこれでもかと言うくらい詰め込んであって、私思わずイッちゃったわ。あ、ごめんなさいはしたない事言って』
(え?カメッチが下ネタ言った事を謝った事なんて今までなくない?)
『う、うん。そうだね。やっぱり事前の構成と言葉の選択がしっかりしてるんだと思うよ』
『それはそうと、こないだのあなた行動は正に意図的な過負荷暴走運転ね。ファルカン号にでも乗っていたの?』
『え?なんの事?』
『なんの事ですって?あなた散々私とインコさんに怒られて忘れたの?』
『あー。その事か・・・。』
『忘れないようにもう一度言うわね。付き合ってもいないのに、手をつないで、ハグして、自分から恥ずかしげもなくほっぺにキスして、お姫様だっこしてもらった勢いで、お姫様抱っこしながら唇を合わせて、結婚する約束なんかしちゃって、挙句の果てにその勢いで色んな事し・て・よ?なーんて誘惑して、休憩してイキまくって、痛いからってヒョコヒョコ歩きながら帰宅してきたじゃない。忘れたとは言わせないわよ』
『・・・・・・』
(だから・・本当に若干事実と順番が異なってるんですけど・・・)
私は以前、今は亡き彼と付き合った日に、その場の雰囲気に流されてそのまま大人の階段を登りきってしまった事を再びカメッチに怒られてしまいました・・・・。
(私、この作品の良さを語っただけなのに何でこんな目に・・・)
『よーし!回復したぞ!!』
『あ、錦ッチ!大丈夫?』
『ああ。もう一言だけ言わせてくれ!この作品はまるで昔の立派な歴史書の様だ!色々詰め込みすぎてる箇所もあるが、並行世界の日本国の様子を後世に伝え書いてる様な記述力だと思う。エリドゥと言う世界の歴史書と日本国の物語の融合!これが本当の意味での小説なんだと思うぞ!フレーフレー日本国!!』
『う、うん。わかったからとにかくあんまり長時間水面から顔だすのやめない?水の中からでも声は聞こえるから』
私は興奮冷めやらぬ錦ッチをなだめて水中へ戻しました。
『この物語に書かれている専門用語や世界観の説明が作者さんが所属する、サークルのホームページに記載されているわよ。友美はこのサイトにアクセスしてから、もう一度読み直しなさい。たしかアドレスは・・・・・https://jyushitai.com/mahorobaindex/・・だったかしら?』
『・・・・・・』
(え?カメッチ英語も出来るの?・・・てかこの読書会ほんとにご都合主義だね・・・)
『とにかく作者さんにはこの世界の物語の結末を書いてもらう事を本当に強く望むわ。まあ、この作品を愛している一読者のつぶやきなんだけどね・・・・』
『カメッチ・・・・』
『あ、あと台風が縦断中だから安全を確保して頂きたいわ』
(カメッチ・・・・勝手に私のスマホで作者さんのツイート見たのね・・・・。でもカメッチがこんなに続きを楽しみにしているの始めてみたかも)
『じゃあ私作者さんに続きの更新いつですか?ってツイートしてみようかな?』
『はい?やめなさい!友美!わかってる?礼を尽くすべき相手に、更に失礼の上乗せをするのはやめなさいよ!本当に許さないわよ!・・・あら、ごめんなさいね。私ったらつい・・・』
(失礼の上乗せって・・・そもそも私作者さんに失礼を働いた事ないんだけどな・・)
その後私は、素直になったカメッチにみっちりこの作品が本当に訴えて行きたい事を3時間にも渡りなぜか説教を受けていました。
そして、その間に台風は過ぎ去り、明け方の景色は快晴の【日本国晴れ】を私の瞳に写していました。
作者 葵 紺碧 様
この度は有難うございました。
今回の作品へはこちらから
https://novelup.plus/story/842195483 (ノベルアップ)
https://ncode.syosetu.com/n6660gq/ (小説家になろう)
作家様各位
読ませて頂き、レビュー・感想物語を書かせて頂ける作品あればメッセージ下さい!
よろしくお願い致します!
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