第29話 転生社畜の領地経営~転生チートのせいでエルフやケモ耳の異世界美少女たちにモテすぎて困っています! 専属の残念メイドが、今日もご機嫌ななめですので~を読んで労働基準法を遵守しちゃいました。

このレビュー作品は自作品のキャラ愛から来る自己満足な作品です。


自分の書いた作品が終わってキャラ達が埋もれてしまうのは寂しい・・そんな想いからなんとかならないか考えて生まれました。


同時に他作品をしっかり読む事で、自己の今後の作品の向上にも繋がるとも思います。


それに埋もれている作品達に対してのPRにもなるのではないかと考えて、それぞれ目指す物があると思いますが、投稿している作者の方々に共感と敬意を表して・・・。


褒める作品、おこがましいですが改善点を指摘する作品あるとは思いますが、ただの馴れ合い読み合いレビューではなく、良い所も悪い所も含め素直な感想でお互いの向上になれたらいいなと思います。


よろしくお願いいたします。



●今回の読書作品


【作者】  七生 様

【作品名】 転生社畜の領地経営~転生チートのせいでエルフやケモ耳の異世界美少女たちにモテすぎて困っています! 専属の残念メイドが、今日もご機嫌ななめですので~(小説家になろう掲載)


●今回の読書会参加者


加納友美:オールジャンルOK なりきりスキル発動によりどんな作品も対応可能。動物と話せる。

シマリスのクパちゃん:三つ子のシマリス。テンプレのツンデレ。

ムササビのムサッチ:飼い主がセクシー系お笑い芸人。自称その一番弟子。

イグアナのイグッチ:ゆっくりすぎるイグアナ。

ヘビのヘビッチ:中二病のヘビ。解説役。



ガチャ。


部屋に入ると床のクッションの上で、ムサッチがイグッチに一方的に何かを要求しています。


『イグアナさん!さっきから何度も言ってるじゃないの!ほら!もう一回!か・の・う・と・も・み、よ!』


『ぜ・・・ん・・・し・・ん・・・・・せ・・・・い・・・か・・・ん・・・たい・・おん・・な』


『やっと言えたわね!』


『・・・・・・』

『ムサッチとイグッチ、これはなんの茶番なの?』


『この作品では主人公の須黒英雄さんが、転生後何度も日本語でフーミちゃんに話しけてるのに異世界先の言葉に自動変換されて聞こえてるの!それを再現したのよ』


『・・・・・・』

(なんか違くない?てか、その全身性感帯女っての本当に止めて欲しいんですけど・・・)


『それより友美ちゃん。スタイン家に転生して、フーミちゃんに会って来たのよ!』


私はセリフ棒読みスキル【棒姫】を緊急発動。


『へー。そうなんだ。すごいね』


『あら信じていないのね?証拠の写真があるわよ。ほら見なさい!』


そう言うとムサッチは床から机に飛び立ち、机の上に置いてあった写真を持って来ました。


(また・・ムササビなのにどうして普通に地上から飛び立てるの?)


『何これ?ただのムサッチの写真じゃない??』


『撮影してるのがフーミちゃんなのよ!ギャハハハハハハ!!まあ挨拶代わりの小話ね!』


『・・・・・・』


ムサッチは振袖の様な両手をバサバサと前後に振り喜んでいます・・・。


『べ、別に1億5千万アール用意して、フーミちゃんを救って欲しいだなんて思ってないんだからね!』


『・・・・・・』


いつもは三つ子全員で来ているシマリスでしたが、今日はクパちゃん一人で参加していました。


(なんかツンデレって一人だと空しいね・・・)


『友美ちゃん。ふざけたムササビと素直じゃないシマリスは畜奴隷にでも売り払って、この作品について語り合おうじゃないか?』


『あ、うん』


ヘビのヘビッチはいつもどおり舌をチロチロ出して、トグロを巻きリラックスしていました。


(何度見てもやっぱり怖いよ・・・私ヘビ本当に苦手なんだけどな・・・)


『作品に関しては前作と同様安定の面白さだな。あえてとやかく論じるまではないだろう』


『そうだね。でも今回の作品の方が先に作られたんだよね?』


『ああ。そうだ。だからかは知らないが、最初の方は世界観の説明が多い部分があるが、わかりやすいから問題にもならんな。それとブラック企業に対しての描写のコメントがあるが、友美ちゃんの物語の作者も実際5年くらい前に現場で50連勤やっていた事もあるらしいぞ。日本の労基もだいぶ整備、徹底されて来たがまだまだ、法の抜け穴を利用する悪い企業は残念ながらあると言う事だな。そう言う思いもこの作品には込められているようだぞ』


『そ・・・う・・・よ・・・ね・・・ブラ・・・・ッ・・・ク・・・は・・・駄目・・・』


『あー。イグッチは大丈夫だよ。面接でそんなゆっくりじゃどこも雇ってくれないから安心していいよ』


『友美ちゃん!ブラック企業で休憩中にぶらつくんじゃないわよ!ギャハハハハハハ!』


(ムサッチ・・・久し振りに会ったけど、あなたギャグの精度落ちてない?)


『あとはこの物語は領地開発等の建設的な内容がメインだが、その一つ一つがきちんとわかりやすく説明されているんだ。その中でもやはり日本の労基問題にもチクリと苦言を呈しているような描写がある。これもやはり作者さんがこの作品を通して訴えたいメッセージなのかも知れないな』


『ト・・・・ン・・・・ネ・・・ル・・・開通・・・よか・・・っ・・た・わ』


『そうだね。イグッチはトンネル開通が嬉しいんだね。そうだよね。イグッチ一人でトンネルなんか掘ったら、何億年ってかかっちゃうからね。あと小さい、っ、は分けて言わなくてもいいからね。』


『友美ちゃん!君はイグアナさんが言いたいのは、別の意味だとわかっているかい?』


『え?どう言う事?ヘビッチ?』


『トンネルが開通して打ち上げ盛大な打ち上げをやる描写があるだろ?』


『う、うん。そうだねお酒飲んで楽しそうな掛け合いの描写だよね?』


『何気ない、記念の打ち上げで当たり前のシーンだが、こう言う描写一つ取っても、働いてくれた人に労を労う事を忘れないで欲しいと言う作者さんからの隠しメッセージと僕は思いながら読んでいたよ』


熱弁するヘビッチにムサッチも応戦。


『友美ちゃん。冗談はさておき、この作品本当に楽しいわね。特に後半のどんでん返しと言うのかしら?怒涛の展開が読んでてワクワクしたわ。登場人物の中ではやはり圧倒的にフーミさんの萌えが存在感抜群ね。私フーミさんしか見ていなかったわ。ヒーフーミーヤーって!登場シーン数えてどうするのよ!』


『・・・・・・』


私はとりあえずコラボスキル【インチキ凄腕占い師の友美さん】を発動。更にスキル【薄ら笑い】を同時発動。


(ムサッチ・・・のり突っ込みも覚えたんだね。でもその手法を使うあなたの未来は沈黙の嵐よ。フフッ・・・)


『べ、別に占いで未来が変わるなんて全く信じてなんかないんだからね!』


(クパちゃん・・・・占い回のコメント遅いよ。もっと前にコメントしてよ。そしたら一緒に突っ込めたのに・・)


『そうだわ!友美ちゃん!』


『え?何?クパちゃん?』


『主人公に、勝手に人の性格や属性を勝手に想像しないでくれる?って言ってくれないかしら?そりゃ私は、素直、純情、平和主義者、尻尾がかわいい、結婚相手は性格で選ぶ、大和撫子、弱気だけど実は強がり、一匹狼、リス魔法、恋愛マスターだけど、そんな事思われたって全然嬉しくなんかないんだからね!』


『・・・・・・』


(またすごいシーンに反応したね・・・。もっと重要で面白いシーン沢山あったでしょ?)

(あと、その自己評価、的中してるの強がりしかないよ?)


『やはり些細な出来事のシーンが掘り下げられているな。ここに関しての表現力は前回の作品も同じ事が言えるがな』


『うん。本当に楽しいよね。賞までとって、沢山の人に愛されているの納得だもんね』


『ところでフミことフーミさんは実は・・・・・』


『ちょっと!止めなさいよ!この触手ヘビ!』

珍しくギャグを忘れて激怒するムサッチ。


『べ、別にネタバレしても全然構わないんだからね!』

(クパちゃん・・・泣いてるよ?嫌なら嫌って言ってね?)


『それは勘弁してくさい。ヘビさん。お願いです』

(え?イグッチ?!普通にしゃべってる???あー。楽しんでくれてるんだね)


私は今日の読書会を開いて本当に良かったと思いながら、動物の友達はたくさんいる私と人間にはもてない主人公と自分を重ね併せて心で号泣していました・・・・。



作者 七生 様

今回もご了承有難うございました。


今回の作品へはこちらからどうぞ!

https://ncode.syosetu.com/n0856gw/(小説家になろう)



作家様各位

読ませて頂き、レビュー・感想物語を書かせて頂ける作品あればメッセージ下さい!

よろしくお願い致します!

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