第30話 俺が世界を救うまでの物語を読んで優秀なナビゲーターと旅に出ちゃいました!
このレビュー作品は自作品のキャラ愛から来る自己満足な作品です。
自分の書いた作品が終わってキャラ達が埋もれてしまうのは寂しい・・そんな想いからなんとかならないか考えて生まれました。
同時に他作品をしっかり読む事で、自己の今後の作品の向上にも繋がるとも思います。
それに埋もれている作品達に対してのPRにもなるのではないかと考えて、それぞれ目指す物があると思いますが、投稿している作者の方々に共感と敬意を表して・・・。
褒める作品、おこがましいですが改善点を指摘する作品あるとは思いますが、ただの馴れ合い読み合いレビューではなく、良い所も悪い所も含め素直な感想でお互いの向上になれたらいいなと思います。
よろしくお願いいたします。
●今回の読書作品
【作者】 椎尾光弥 様
【作品名】 俺が世界を救うまでの物語 ~クスザルザ物語より~ 小説家になろう掲載
●今回の読書会参加者
加納友美:オールジャンルOK なりきりスキル発動によりどんな作品も対応可能。動物と話せる。
インコのピッピ:コンプライアンス重視のインコ。
毛ガニの毛ガニッチ:食べ物担当。マイペースなちょっと幼い毛ガニ。
ウサギのウサッチ:謝罪し続けるウサギ。
ガチャ。
『作り方がわからないわ!カニカニ!』
読書会はすでに始まっています。
私が一度飲み物を取りに部屋を出ていき戻ると毛ガニッチが嘆いています・・・。
(めずらしいね・・・毛ガニッチが嘆くなんて)
私はスキル【友美さんの三分クッキング】を発動。
『何が作れないの?毛ガニッチ。私、料理結構得意だから作ってあげれるかもよ?』
『本当?やったー!シムコムドルセ!カニカニ!』
『・・・・・・』
私のスキルは魔素が遮断され、消え去ってしまいました・・・。
(ごめん。せっかく珍しく喜んでくれたみたいだけど、そもそも原料のトリティコムの粉が存在しないよ・・・)
『友美ちゃん。この作品主人公が、自分の身に起こる出来事や色々な人との出会いを客観的に突っ込んだり、反応している所が面白いわね』
『そうだよね!ピッピ。どこか客観的な所あるんだよね。それが面白いんだよね!』
『ごめんなさい・・・。シロちゃんをもっと活躍させて欲しい・・。ごめんなさい・・一読者の私が大それた要望を言ってしまって・・・。ごめんなさい。要望なんです。あくまで要望ですから。ごめんなさい』
『・・・・・・』
(ウサッチ・・・・それ要望じゃないでしょ?強制じゃない?でも大丈夫。無視されるからね。前書き見たでしょ?)
ウサッチの話を聞いたピッピはカゴの側面にへばりつき話し始めました。
『今ヒロインのシロさんの話が出たけど、ナビゲーターとしてはとてもわかりやすく、主人公にも読者にも説明してくれているわね』
『うん。とても優秀って感じがするよね!役割を淡々とこなしてる感じがするし、この世界で数人しか使えない魔法も使えるしね!』
『そうね。でもこれは私の感じた事なんだけど、時々目立たなくなる事があるわ。もちろんナビゲーターと言う役割・職業柄、ぶっ飛んだキャラではなく冷静でクールって感じだけど、主人公や女神さんとか濃いキャラが多い中で、影に隠れて主人公と同化している様な感じだわ。いつも側にいるから余計そう思うわね。もちろん肉塊の話とかでのセリフで主人公が突っ込むくらい、かわいらしい描写もあるんだけど、シロさんファンのうさぎさんとしては、ヒロインとして目立つシーンや個性的な描写がもっと多く読みたいって事なんじゃないのかしら?物語はまだまだ続いているから、これから更に色々な出来事が起きたりするから、活躍の場はもっとあると思うけどね』
『そうだね。この物語はクスクルザ物語って言う、壮大な物語の中のシリーズの一つみたいだよ?』
『そうね。すでに二つは書かれているみたいだわ。そして五シリーズあるみたいね。残りの三つを合わせて一つの物語として紡がれていくのよね。これからどうやって繋がっていくか楽しみね』
『友美ちゃん!味について詳しく書いてあるわ!カニカニ!』
『・・・・・・』
(毛ガニッチ・・・あなたやっぱり食べ物の所しか読んでないでしょ?)
『おまけ的な描写で料理のレシピ的な内容や、敵である生物の特徴が辞典みたいに書かれているのはわかりやすくていいわね。後書きもとっても楽しいわ』
『ごめんなさい・・・。この作品、色々な謎が小出しに描写されていてついつい読んでしまいます。ごめんなさい。謎と伏線が網目の様になっている感じがするんです・・ごめんなさい・・読解力がない私でもドキドキしてしまって・・・ごめんなさい・・・。これがいずれ一つに結ばれると思うと・・・・発情してしまいます・・・・ごめんなさい』
『・・・・・・』
(ウサッチ・・・作品気に入って好きな所を言ってるんだから謝罪しなくていいんだよ?)
(あと、ウサギって一年中発情期ってやっぱ本当なの?)
『そうね。作者さんのコメントにもあるけど、この作品の一番は伏線や謎がいずれ一つになると言う楽しみを常に読者が持ちながら、どんどん読み進めてしまう魅力がある所だと思うわ。それにさっきも話しにでたけど主人公の一人称の語り口が本当に共感する事が出来るし、楽しいわ。仲間が出来て効果音を鳴らしている所なんかは思わず、文字を読みながら口ずさんでしまったわ』
『そうなんだよね!ところでピッピはもう全部読み終えたの?』
『もちろんよ。発表されているもう一つのシリーズもすでに読んだわよ!』
『じゃあピッピなりのこの物語の先の考察もしてるんでしょ?』
『当たり前よ!まあでもそれは作者さんにも失礼になるから、私の胸に留めておいて今後はその自分の予想と照らし合わせながら読んでいくわ!でも、予想は外れると思うわ。だってこの作品、私をいい意味で裏切り続けてるんですもの!』
『ごめんなさい・・・。私も考えました。あ、ごめんなさい。私なんかが勝手に物語の続きを予想なんかしてごめんなさい・・・』
『ウサッチ、別にいいんだよ?そう言う気持ちになれる所がこの物語の魅力なんだからさ』
『はい。ごめんなさい・・・そうします。ごめんなさい』
(ウサッチ。謝罪は控えてね。ごめんなさいって、何度もごめんんさいと間違えて入力しちゃうからさ。その度にイラッとするからさ)
『友美ちゃん!カプルス!カプルス!カニカニ』
(毛ガニッチ。いい加減にしなさいね。カプルスはコーヒーみたいな飲み物だよ?飲んだらあなた死んじゃうよ?何度も言うけど原料が存在しないから作れないよ?あと、これも何度も言うけど、あなたさっきアサリとハマグリ食べたばかりでしょ?)
『友美ちゃんももうすぐ読み終えるでしょ?終わったら一緒に語り合いましょ!』
(はい。徹夜になる事が決定しました~)
私は読者の代弁者の陽気な主人公の様に、心の中で突っ込みを入れてニヤニヤしていました。
そして朝までこの物語のその後をピッピと話し続けていました。
作者 椎尾光弥 様
この度はご了承有難うございました。
今回の作品へはこちら
https://ncode.syosetu.com/n2537hu/
作家様各位
読ませて頂き、レビュー・感想物語を書かせて頂ける作品あればメッセージ下さい!
よろしくお願い致します!
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