第16話 暗黒竜の渇望 異形になりたい者達が紡ぐ光と闇の物語を読んで今のラノベ業界をぶった切っちゃいました。
このレビュー作品は自作品のキャラ愛から来る自己満足な作品です。
自分の書いた作品が終わってキャラ達が埋もれてしまうのは寂しい・・そんな想いからなんとかならないか考えて生まれました。
同時に他作品をしっかり読む事で、自己の今後の作品の向上にも繋がるとも思います。
それに埋もれている作品達に対してのPRにもなるのではないかと考えて、それぞれ目指す物があると思いますが、投稿している作者の方々に共感と敬意を表して・・・。
褒める作品、おこがましいですが改善点を指摘する作品あるとは思いますが、ただの馴れ合い読み合いレビューではなく、良い所も悪い所も含め素直な感想でお互いの向上になれたらいいなと思います。
よろしくお願いいたします。
●今回の読書作品
【作者】 らんた 様
【作品名】 暗黒竜の渇望 異形になりたい者達が紡ぐ光と闇の物語
(小説家になろう・カクヨム)
●今回の読書会参加者
加納友美:オールジャンルOK なりきりスキル発動によりどんな作品も対応可能。
ヘビのヘビッチ:解説役。中ニ病。
錦鯉の錦ッチ:熱血教師キャラ。解説役
マングースのイタッチ:ハブとの戦いにトラウマを持つマングース。
『錦ッチ・・・・』
『どうしたんだい?友美ちゃん?まさか僕に恋でもしてしまったのかい?ハハハハ!』
『・・・・・・・』
(ダジャレなの?・・・てか、あなた何十万もするんでしょ?またそんなに狭い水槽に入って大丈夫かな・・・・)
以前錦ッチが参加した読書会と同じく、転回するのも不可能な狭い水槽に入っているのを私は危惧していました。
『さあ。読書会を始めようか?・・おや?初参加の方もいるみたいだな?』
ヘビッチの振りにイタッチは脅えています・・・。
『あの・・噛まない・・・ですか?』
『あー大丈夫だよ。イタッチ。そヘビッチはあなたが以前噛まれたヘビさんとは違う優しいよ。わざわざ来てくれてありがとうね。』
『あ、はい。私も久し振りに友美さんに会えて嬉しいです』
(ヘビッチとイタッチがどうしてもこの作品を読みたいと言ったから招待したけど・・・まずかったかな・・・)
90分後・・・。
(なんで私怒られてるのかな・・・・)
私は読書会途中、錦ッチとヘビッチに説教を受けています。
『わからないとはなんだ!友美ちゃん。君はちゃんと読んでいたのか?血も涙もないのか?』
『いや、わからないとは・・・・血も涙もって・・・そんなひどい事言ってないんですけど・・アジ・ダハーカさんの三つ首の意味が怖いよねって言っただけなんですが・・・』
(錦ッチ・・・相変わらず段々声が大きくなってるよ・・。)
『そう言う事を言ってるんじゃない!この作品をそう言う一部のキャラだけにスポットライトをあてるんじゃない!と言ってるんだ!失礼だろ!』
『・・・・・・』
(そうかなあ・・・・)
『いいか!よく聞け!この作品は今のラノベ業界による宣戦布告なんだ!今のラノベ業界を見てみろ!微エロ!ツンデレ!萌え!ボーイズラブ!オカマバー!女主人公!学園イチャラブ!・・昔のラノベはもっと違っていた!この作品こそが古き良き時代のラノベを象徴している作品なんだ!変身シーンを読んだだろ?とても細かく、かつ写実的な表現をしている!今の作品たちにそんな表現が出来るのか?!ええ!!』
『・・・・・・』
(なんか途中全然関係ない単語入ってなかった?あと女主人公は別に構わないんじゃないかな・・)
『及ばずながら僕にも言わせてくれ。この作品は古代ペルシャを舞台に、様々な宗教や神話をベースに物語が展開していく。そして光と闇の併せ持つ重厚な物語だ』
『うん。そうだよね。確かに重厚と言うか世界観が壮大だよね。あとこの物語にある実話を元にした背景もほんと壮大だと思った』
私はこの物語が今の多くの作品とは全く違う一線を画してる事は理解出来ました。
しかし・・・・。
『でも、作者さんのコメント見たんだけど賛否両論あるみたいだね。どうしてかな?』
『・・・・うーん。僕はこの作品が大好きだから否定する意味がわからないが、やはり今のラノベが主流とする、萌え要素とかコメディタッチではないのと、古代ペルシャと言うのが認知度が低いせいもあるから、万人受けしないと言う事なんじゃないか?』
『うーん。でも読んでて勉強にはなるんだけどね。ちょっと難しい所もあったけど』
私とヘビッチの会話に再び錦ッチも熱弁を始めます。
『たしかに一見難しい宗教単語や馴染みのない時代背景単語が沢山出てくるが、それを補足するようにちゃんと解説もしてくれている!友美ちゃん!一体どこが不満なんだ!!言ってみろ!ええ!!』
(だから私は別に不満なんか言ってないんだけどな・・・・)
『錦鯉君の言った補足の解説に関しても、きちんと単語別に解説してくれていているからとても親切だ。あとは作者さんがこの作品に深い思い入れと沢山の人に読んで欲しいと言う気持ちが前面に出ている作品だと思う。今の世の中は反感びいきで、読んでと言われると読まない、自己満足作品だから読まなくていいと言うと読む・・・そんな風潮があるが、読んで欲しいと強く伝わるこの作品の様な強い意志を持つ作品がもっと増えてもいいんじゃないか?』
『うーん。でも別にみんな読まなくてもいいとは思ってないと思うよ?』
『わかってない。本当にわかってないな!友美君は!』
(錦ッチ・・・・・いきなり君付け?)
怒る錦ッチにヘビッチは冷静に話をしてくれました。
『本来のライトノベルと言うのはこう言うものだぞ。サクッと気軽に読めてしまう作品達も必要だが、この作品のように、じっくり読んで神話や宗教を背景にした重厚な物語を理解して、沢山の人の日の目を浴びることも必要な世の中なんじゃないか?今の日本は?』
(すごくスケールの大きい話になってる・・・・)
『文章全体の描写も作者のこだわりが出ていて、特に変身描写や戦闘描写がそれに当たるがそういう所がわかるようになるとより楽しめると思うぞ』
『うん。私も解説読んで、もう一回読んでみるよ・・・あれ?イタッチは?』
『はわわわわ・・・・タルウィさんに闇の閃光が・・・・』
気づくとイタッチは重厚なこの世界にどっぷりはまっている様子でした。
(ウフフ。よかったねイタッチ。あなたトラウマ抱えて臆病だったけど、この作品読めばきっとトラウマもなくなるね!)
(でも、色々な作品があるからこの読書会楽しいもんね!作者さんみんな一生懸命書いてくれてるから、イタッチ見習ってちゃんと読まなきゃ!)
私は、今のライトノベルや文学界について時代と共に色々変化していく事を実感しつつ、古き良き作品たちも忘れてはいけないなと思わせてくれたこの作品に感謝を述べていました。
作者 らんた 様
この度はご了承有難うございました。
今回の作品はこちらから
カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/16817330647877241956
小説家になろう
https://ncode.syosetu.com/n9464hq/
作家様各位
読ませて頂き、レビュー・感想物語を書かせて頂ける作品あればメッセージ下さい!
よろしくお願い致します!
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