第17話 風の音に舞う乙女~エイジニア幻想記・異聞~を読んで気弱な性格を克服しちゃいました。
このレビュー作品は自作品のキャラ愛から来る自己満足な作品です。
自分の書いた作品が終わってキャラ達が埋もれてしまうのは寂しい・・そんな想いからなんとかならないか考えて生まれました。
同時に他作品をしっかり読む事で、自己の今後の作品の向上にも繋がるとも思います。
それに埋もれている作品達に対してのPRにもなるのではないかと考えて、それぞれ目指す物があると思いますが、投稿している作者の方々に共感と敬意を表して・・・。
褒める作品、おこがましいですが改善点を指摘する作品あるとは思いますが、ただの馴れ合い読み合いレビューではなく、良い所も悪い所も含め素直な感想でお互いの向上になれたらいいなと思います。
よろしくお願いいたします。
●今回の読書作品
【作者】 風見まゆみ 様
【作品名】 風の音に舞う乙女 ~エイジニア幻想記・異聞~
●今回の読書会参加者
加納友美:オールジャンルOK なりきりスキル発動によりどんな作品も対応可能。
フクロウのフクロッチ:旦那を銃で亡くしたフクロウ。解説役。本編では彼を亡くした友美さんを大いに励ました。
イグアナのイグッチ:ゆっくり過ぎるイグアナ。
ウサギのウサッチ:謝罪し続けるウサギ。
『友美ちゃん。それよりもう彼の事から立ち直ったかしら?』
『あ、うん!おかげさまでね!みんなのおかげだよ。特にフクロッチの励ましの言葉に支えられたよ。本当にあの時はありがとね』
『それならよかったわ。私はメソメソしてる男は大嫌いだから』
『・・・・・・』
(ドヤ顔・・・。早速今回の作品に影響されちゃってるし・・・。そのセリフが言いたかっただけでしょ?)
『主人公のキャロルさん。とても魅力的な子ね。享楽的でも、こう言う子私好きよ』
ドヤ顔を続けるフクロッチは首を右に左にと興奮している様子でした・・・。
『ごめんなさい・・・友美ちゃん?なんか揺れてないかしら?あ、すいません突然・・』
『え?ウサッチ、ゆれてないよ?目まいでもしたの?大丈夫?』
『ごめんなさい。爆ぜて響け!ヴィブラシオン!・・・ごめんなさい私ったら・・。一度言ってみたくて・・ごめんなさい・・』
『・・・・・・』
(あの控えめなウサッチまでも・・・・)
『わ・・・・た・・・しも・・・い・・・・いです・・・か?』
『あーごめんねイグッチ。あなたまでやったら朝になっちゃうから、感想のみを短的にお願いね』
『友美ちゃん。それはみんなとっても楽しんでいる様子ね』
解説役のフクロッチは口ばしを半開きのまま笑顔で話しています。
『うん。そうだね。なんかとっても優しい感じの異世界ファンタジーだね』
『そうね。特に風景描写が細かいからかしら?私が特にお気に入りなのは大風車の描写ね。とても詳しく書かれていて、なんか目に浮かんでくるわ。ファンタジーってどれだけ読者さんに、その世界の町並みとかの風景を想像させてあげるかが大事だと思うの。まあ、私の個人的な意見だけどね。友美が優しいと感じたのは、衣装とか人物像とかそういう細かい描写が頭に浮かんできたからじゃないかしら?』
『うん!そう!そう!』
『友・・・美・・・ちゃ・・・三・・・人・・・称・・・で・・・』
『あーイグッチ。ごめんね。その話長くなりそうだから、代わりにウサッチに代弁お願いするね』
『え?ごめんなさい・・私ですか?・・・えーと多分イグアナさんは、三人称から成る正当な異世界ファンタジーで、対象の読者層は小中高生だけど、大人でも十分楽しめる作品・・・と言いたかったと思います・・・。ごめんなさい・・・そうですかね?イグアナさん?』
『そう・・・・・・なん・・・・・・です・・・・ウサギ・・・・さん』
『・・・・・・』
(苦し紛れに話し振ってみたけどずばり的中とは・・・・)
『あら?この作品対象読者層ってそうなの?』
『そうだよ。フクロッチ。解説に書いてあったよ』
『私全然そんなの事意識しないで読んでたわ。でも途中、子供が読んでも楽しめそうだなって思ったわ。間違いじゃなかったのね』
『ごめんなさい・・・・私実は人間で言うと16歳です・・・・』
『え?そうなの?ウサッチ?じゃあキャロルちゃんにも感情移入できるね!』
『わ・・・・たし・・・・も・・・・・じ・・・ゅ・・・・うろ・く・・さ・・い・・・』
『・・・・・・』
(ちょっとめんどくさいけど突っ込むね)
(イグッチさん。それ絶対嘘だよね?もう10年生きてるって聞いたよ?初老でしょ?いくらこの作品気に入ったからって、ゆっくり話して、人の事イライラさせながらバレバレの嘘言わないでね・・・)
(あと、小さいゅはじとセットじゃないとわかりずらいから、独立させないでね)
『あ・・・・と・・・・』
『なあにイグッチ?』
『キャ・・・ロ・・・ル・・・似・・・て・・・・る』
『あー。わかった。イグッチは自分とキャロルさんが似てると思ったんだよね?その前にそのゆっくり・・・・』
(ちょっと待って・・・そう言えばイグッチってフルーツ食べたいとかわけのわからない理由で私の所に来たんだよね・・・。欲求に従順なのは享楽的な所あるし、その欲望で一瞬の思い付きとかその日の事を大事にして私の所に来たとか、悔いが残らないように行動してるのも刹那的かも・・・)
私はセリフ棒読みスキル【棒姫】を発動。
『あーそうだね。大丈夫。イグッチは。キャロルちゃんと似てるね。よかったね。でもゆっくりトークは改善しようね』
『友美ちゃん。もう一つだけいいかしら?』
『あ、うん。ごめんね』
(イグッチとのやりとりは時間かかるし、突っ込みどこ満載だから困るんだよな・・)
フクロッチは本棚の上に止まっていましたがバサッと両翼を広げて、テーブルの上に乗ってきました。
(え?フクロッチの翼そんなに長いの?)
『物語の内容で言うと元貴族のレビンが段々と成長していく様子が微笑ましかったわ。最初はキャロルちゃんの存在感が強すぎたから、目立たないイメージだったけど、敵も認めていたように顔つきが変わった様子のレビンが戦う所なんかはなんかほっこりしたわ』
『そうだよね。あ、でもこの作品まだ続いてるんだよね?』
『そうね。これから主人公達の成長した姿も見れるといいわね。その辺の成長描写も期待するわ。まあこの作品の作者さんは細かい描写に秀でているから、一読者の私が意見を言うまでもなく素晴らしい作品になると思うわよ』
『うん!これからも期待だね!って・・あれ?イグッチまた泣いてる?』
『ごめんなさい。あたしはメソメソしてる男は嫌いなの。ごめんなさい。この言葉を思い出してレビンはね・・・ごめんなさい・・余計な事を・・』
(ウサッチも、そのセリフそんなに好きなのね・・・)
ふと見ると、戦いのシーンを泣きながら見るイグッチに、ウサッチが謝罪をしながら解説をしていました。
(あれ?なんか・・・あの二人なんか・・・)
私は刹那的で享楽的であろうイグッチと穏やかな性格のウサッチの楽しく読書する姿を見て、この作品の対照的と思われる二人の登場人物を重ね併せ、思わずニヤニヤしていました・・・。
作者 風見まゆみ 様
この度はご了承有難うございました。
作家様各位
読ませて頂き、レビュー・感想物語を書かせて頂ける作品あればメッセージ下さい!
よろしくお願い致します!
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