第35話 旧異世界勇者の子孫達の陰謀と新異世界勇者達!!〜ゲームにログインしたら異世界に召喚されたけど。そもそも何で召喚されたんだ?……〜を読んでニャンニャンしちゃいました。後編

このレビュー作品は自作品のキャラ愛から来る自己満足な作品です。


自分の書いた作品が終わってキャラ達が埋もれてしまうのは寂しい・・そんな想いからなんとかならないか考えて生まれました。


同時に他作品をしっかり読む事で、自己の今後の作品の向上にも繋がるとも思います。


それに埋もれている作品達に対してのPRにもなるのではないかと考えて、それぞれ目指す物があると思いますが、投稿している作者の方々に共感と敬意を表して・・・。


褒める作品、おこがましいですが改善点を指摘する作品あるとは思いますが、ただの馴れ合い読み合いレビューではなく、良い所も悪い所も含め素直な感想でお互いの向上になれたらいいなと思います。


よろしくお願いいたします。



●今回の読書作品


【作者】  三毛猫 未異美♪ 様

【作品名】 旧異世界勇者の子孫達の陰謀と新異世界勇者達!!〜ゲームにログインしたら異世界に召喚されたけど。そもそも何で召喚されたんだ?……〜


●今回の読書会参加者


加納友美:オールジャンルOK なりきりスキル発動によりどんな作品も対応可能。動物と話せる。

地域猫のみけっち:人間嫌いな地域猫。

カラスのカラッチ:クールなカラス。解説役。

ウサギのグミちゃん:江守さん家の陽気なウサギ。

ウサギのウサッチ:同じく江守さん家の元野ウサギ。謝罪し続けるウサギ。

ハクビシンのハクビッチ:本編未登場。文学フリマ東京の領布版のみ登場。いい事探しが得意で極端なポジティブシンキングのハクビシン。

高橋杏寿:通称Eのスペルが付く方のアンちゃん。友美さんと同じ動物と話せる北海道に住む同級生の少女。人間には極度のコミュ障。動物にはマシンガントーク。イメージは赤毛のアンのアンシャーリー。



私の黒歴史となった、猫のなりきりスキルで空気が変わった読書会後半。


カラッチの感想から始まります。


『この作品中盤から後半にかけて登場人物が増えていくが、丁寧に描写しているから問題ないな』


『そうね。登場人物が増えると言う事はどんどん物語の幅が広くなると言う事だわ。とってもいい事だわ!友達100人!どんどん増やすべきね!』

(ハクビッチ・・・作者さんに負担かけさせるようなたとえは止めてね)


『そうなんだよね。後半どんどん謎が明らかになって動いていくもんね。でもちゃんとキャラ立ってるもんね』


『転移者も・・・そして主役的キャラも・・・おっとネタバレになるから避けなければ。一応その時点での登場人物紹介もあるから読んでみるといい。かわいいデフォルメキャラだぞ』


『ニャんでノエルさん真んニャかじゃないのよ!』


(みけっち・・・・キャラ愛もほどほどにね?・・・・・ん?)


ふと横を見るとグミちゃんとウサッチが何やら芝居をしています。


『ギャハハハハ!グミちゃんウサッチに痺れ薬飲ませた!』


『ごめ、ん、なさ、い。はあはあ。友、美、ちゃ、んの、猫、さん・・の・まね、ひど、すぎ、で、からだ、が・・・しび・・れる』


『・・・・・・』


(ウサッチ・・・痺れの原因、グミちゃん痺れ薬飲ませたって言ったよね?)


『ここのシーンだが、本当に痺れてる感じが文章から伝わってくる。なにげない表現なんだが実際読んでみるとこれしかないと言う無二の表現だ。ありそうでなかったからニャ』


(カラッチのニャには反応するのは止めよう・・・)


『あら痺れ薬?でも痺れ薬って死ぬわけじゃないんでしょ?ほら!いい事だわ!』


『・・・・・・』

(あのう、痺れ薬自体がとっても悪い事だと思うんですが・・・ポジティブにも程があるよ・・)


(あれ?そう言えばアンちゃんとみけっちは?・・・何か話してる?)



『ねえ、友美?』


みけっちは突然深刻そうな顔で、なんと!クッションに女の子座りしている私のヒザに乗って来ました!


私がみけっちに触れたのはガンに侵されたみけっちを病院へ連れて行く際、引っかかれても大丈夫な様に全身防備で身を固めた時だけでした。


『み、みけっち?ど、どうしたの?急に?』


『友美ちゃん!みけっち甘えてるジャン!かわいい!なでなでしてあげなよ!』


アンちゃんの言葉に私は恐る恐るみけっちを撫でました。


みけっちは尻尾をブンブンとものすごい速さで振っています。


私はその意味を知らずに・・・。


『ねえ。友美。さっきの本当は可愛かったからもう一回お願いニャ』


『え?』


『お願いニャ』


『う、うん・・・・・いいけど・・・』


『ニャ』


か細く鳴くみけっちに私はスキル【ニャンニャンしようよ。ナースver】を調子に乗り発動。


拳はさっきと同様に、そして体を横に振る動作を加えました。


『みけっちはしょうがニャい子だニャー。さ、診察しましょうね。おニャかを見せてニャ!』

(やっぱ恥ずかしい・・)


・・・・・・


『シャー!』


『痛っ!え?』


『ニャにひっかかてんのニャ!ふざけた真似は本当やめなさいよね!!やっぱりあなたは全世界の猫の敵だわ!』


『・・・・・・』


『グミちゃんがっかり・・・・』

『ごめんなさい・・・私もションボリ・・・』

『友美ちゃん。あなた全くいいとこなしね。ゼロに何掛けてもゼロだからいい事探せないわ』


『あはははは!友美ちゃんはやっぱりサキュバスあたりがお似合いニャんじゃニャい?ニャニャニャのニャ!!』


『・・・・・・』


(アンちゃん・・・なんかしばらく黙ってて、みけっちとコソコソやってると思ってたけど・・・こう言う事か・・・)

(あと、ハクビッチ・・・掛けるんじゃなくて足して欲しいんですけど・・)



『友美ちゃんは三毛猫さんの行動で、え?って思っただろ?』


『え?うん・・・そうだねカラッチ』


『そこがこの作品を通して僕が言いたい事だ。常に読んでいて、良い意味でえ?と思わず口に出てしまうんだ!自分が主人公の様にゲームの世界に転移した気分にさせてくれる。これが本当の異世界転移の物語を読む楽しさと言う事だ!そしてこんな気分にさせてくれるこの作品はとってもおすすめだ!』


『うん!確かにそうだね!』


『良かったわね友美ちゃん!いい事あったわね!あなたのなりきりスキルも無駄じゃなかったと言う事だわ』


(でも、総スカン喰らったんだけどね・・・)


『私はそろそろ帰るニャ』


『え?みけっち?』


『ほら。私は死後の世界から来てるの忘れたの?ベットの布団剥がして頂戴』


私は布団を剥がしました。


(え?何この魔方陣?!)


『友美。いつも読書会に呼んでくれてありがとう。最近来すぎてたから私そろそろログアウトするわ。しばらくさよならね。エイッ!』


『え?みけっち?今なんて・・・』


そう言うとみけっちは魔方陣に乗りました。そして光と共にだんだんとみけっちの姿が薄くなっていきました。


『こないだもあなたの事憎めないと言ったけど、本当よ。私が最期の時、泣いてくれてありがと。ちゃんと聞こえてたわよ。言えなかったけど私は友美の事、大・・・・』


みけっちの尻尾は垂直に立っていました。


『みけっち!!』


最後みけっちがなんと言おうとしたのかは聞き取れませんでした。


しかし私の目から自然とこぼれる涙が、その聞こえない言葉を理解させてくれました。


『ほら!最後にいい事あったでしょ?』


ハクビッチの言葉にふと周りを見渡すと、みんな泣いていました。


そして辛辣な言葉を吐いてたアンちゃんも、もちろん・・・・。


本編第一話から続いたみけっちとの距離もようやく近づく事が・・いや、抱きしめる事が出来るくらいその距離が完全に無くなりました。



そしてそれを実現させてくれた、この作品との出会いに止まらない涙をぬぐいながら感謝の気持ちを捧げていました・・・。




作者 三毛猫 未異美♪ 様

今回もご了承有難うございました。


今回の作品へはこちらからどうぞ!

https://ncode.syosetu.com/n8136fg/(小説家になろう)

https://novelup.plus/story/524003571(ノベルアップ)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054888687126(カクヨム)

https://www.alphapolis.co.jp/novel/1540352/355247339(アルファポリス)



作家様各位

読ませて頂き、レビュー・感想物語を書かせて頂ける作品あればメッセージ下さい!

よろしくお願い致します!

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