第46話 秋風に吹かれてを読んで緊急の読書会開催して涙しちゃいました。
緊急ですが
今回は、以前掲載させて頂きました作者様から直接ご連絡を頂き、執筆させて頂きました。
失恋をした友達の為に、失恋経験のない若い作者様が失恋をテーマにチャレンジした作品です。
私自身、その強い気持ちに感銘を受けました。
昔こんな事あったな・・・とか、自分の恋愛遍歴を思いださせてくれた作品でもあります。
もしよろしければ、最後までご拝読頂けたら幸いです。
●今回の読書作品
【作者】 ヒロコウ 様
【作品名】 秋風に吹かれて(カクヨム)
●今回の読書会参加者
加納友美:オールジャンルOK なりきりスキル発動によりどんな作品も対応可能。動物と話せる。
インコのピッピ:友美さんのスケジュール管理等、教育係のインコ。解説役。
元野ウサギのウサッチ:謝罪し続ける元野ウサギ。
毛ガニの毛ガニッチ:ちょっと幼い、ハサミ芸が得意な毛ガニ。食べ物担当。
今日の昼間私が学校から帰ると、こんな事がありました。
ガチャ
『ただいまー』
『友美ちゃん。おかえりなさい。なんか手紙が来てるわよ』
『え?手紙?めずらしね今時』
『すでに毛ガニさんが、ハサミで封筒をカットして開けておいてくれているわよ』
『上の方を綺麗に切ったよ!カニカニ』
『・・・・あー。あ、ありがとね毛ガニッチ』
そして封筒の中には、一枚の手紙と一枚の便箋に書かれた1000文字弱の物語が入っていました。
『友美ちゃん。手紙には何て描いてあるの?』
ピッピは止まり木の上で毛づくろいをしながら、手紙の内容が気になっている様子でした。
『うん。あのね、ある作家様からなんだけど、並々ならぬ決意で製作方法を変えた作品だからぜひ読んで感想聞かせて欲しいんだって。あっ!これ以前読書会でみんなで読んだヒロコウ様の作品だよ』
※なろう版10話、カクヨム、ノベルアップは9話参照。
『そうなの?友美ちゃん。じゃあ早速今日読書会開催しなきゃいけないわね』
『うんそうだね!じゃあ以前ヒロコウ様の作品の時に参加したウサッチ呼ばなきゃね!』
『もういるわ!カニカニ!』
『え?(早くない?)』
『ごめんなさい・・またしても一回挟んで、連続でノコノコ亀みたいにやって来てしまって・・・すみません・・・私なんかが読書会参加回数最多なんて、おこがましいです・・・ごめんなさい・・・』
『あ、大丈夫だよウサッチ。参加が多いのは、別にウサッチのせいじゃないからね』
『ありがとうございます・・・ごめんなさい』
『・・・・・・』
こうして始まった緊急の読書会開催。
『えっと・・・改めてこの作品とお手紙の内容説明するね』
『ヒロコウ様はすごく若い男性と思われる方で、友達が失恋したらしいのね。それですごく傷ついている友達の様子を見て衝撃を受けて・・・あ、ヒロコウ様は片思いはあるけど、失恋した事がないらしいのね。それでその友達の失恋を題材に、自分の今までの作風、制作方法をもう一度入念に見つめなおして生まれたのがこの作品なんだって』
『そう・・・・。ヒロコウ様のご友人、それはさぞかしお辛いでしょうね・・・だからその気持ちを共感して相当な決意を持って執筆されたのね。失恋を知らない作家さんの失恋をテーマにした、約1000文字の短編ね・・・』
ピッピは私の話を聞いて涙目になっていました。
『ごめんなさい・・・私、もう・・・すでに涙で作品読み始められません・・・ごめんなさい』
『失恋?なにそれ?私のハサミでチョッキン、チョッキン出来るかな?カニカニ!』
『・・・・・・』
この両極端の反応に絶句する私。
『と、とにかくサクッと読んで話しよっ!ね!』
10分後・・・。
『どうだった?ピッピ?』
『本当にせつないわね・・。グスン。失恋の痛みって本当に辛いものね。それを作者さんが一生懸命共感して表現しようとしてると考えると、涙しちゃうわ。優しい方ね』
『そうだね・・・』
(あれ?ピッピって恋愛経験あるんだっけ?)
『ごめんなさい・・・。前回の優しい雰囲気の作品とは違って、失恋の辛い心情を沢山の比喩表現を使って書いていて・・・ごめんなさい・・・。もう読めません・・・このまま涙で干からびたら燻製にして下さい・・・ごめんなさい』
『・・・・・・』
私は新スキル【ファイト一発友美ちゃん応援団】を発動。
『ウサッチ!駄目だよ!短編なんだから、ちゃんと最後まで読んで感想言わなきゃ!ファイト!オー!』
『友美ちゃん!花束食べたい!カニカニ!』
『・・・・・・』
(毛ガニッチ・・・せっかくこの作品の、一番食べ物に近い単語引っ張り出してくれた所申し訳ないけど、それ表現方法の一つだから存在しないんだよ・・・)
『友美ちゃん。この作品は、物語と言うか詩の様な作品ね』
『うん。そうだね!友達に元気出して欲しい気持ちもこもってたりするのかもね』
『きっと最後のセリフも実際それに近い事を言われたのかもしれないわね。それで考えさせられた、もしくは失恋を知らない自分には、友達に何もして上げれないって責めたりしたのかもしれないわね。それで自分に出来る事は何か?そう考えて執筆したのかもしれないわね・・・とっても友達想いね』
ピッピは止まり木の上で目を閉じて話していました。
そして作品を全部読み終えたウサッチは・・・。
『ごめんなさい。巧みな比喩表現はこの作者様の真骨頂だと思います。ごめんなさい・・・失恋を知らない若い作者さんが、今の自分でどこまで表現出来るかを挑戦した意味でもある作品だと思います。的外れだったらごめんなさい・・・』
『そうね。ウサギさんの言う通りだと思うわ。だからそう言う予備知識を頭に入れて沢山の人に作品を読んでもらって、感想を頂きたいって思うわ。感想を望んでいるのは作者さんの強い希望でもあるから・・・』
『ピッピ・・・・・』
『友美ちゃん!私北海道で失恋したよ!なんかねー。よくわかんないけどカニカニ!』
『・・・・・・』
私は発動するつもりではなかったスキル【友美さんの三分クッキング】を仕方なく発動。
(毛ガニッチ・・・・話し合わせる為に、あなた適当な事言ってるでしょ?かにカマにして食べちゃうよ?!)
『ごめんなさい。この作品が出来たきっかけ・・・みたいな物を前書きで詳しく書くとかすればごめんなさい・・・もっと沢山の人が読んでくれるのでは・・・でもカクヨムって前書きが別枠であったかしら・・・ごめんなさい・・・ついでしゃばり過ぎて・・』
スキル【友美さんの三分クッキング】は継続中。
(え?カクヨム?・・・ウサッチ・・・今回わざわざ出だしの描写変化させてまで設定説明したでしょ?全て台無しだよ・・・本当に燻製にしちゃうよ?!)
私は何度もこの作品を読み返して、もう一度作者さんの気持ちを考えていました。
(自信持って下さいね。作者さんの気持ちが友達と読者さんに伝わりますように・・・)
私は心の中で季節外れの七夕を想像して、彦星と織姫に願をかけていました。
作者 ヒロコウ 様
今回はご連絡有難うございました。
今回の作品へはこちらからどうぞ!
https://kakuyomu.jp/works/16817330647948746028 (カクヨム)
今回だけはこちらも
https://twitter.com/LzFN20DvHo4tdq2
友達想いの、若い未来ある作家様によろしければ感想を投稿してあげて下さい!
作家様各位
読ませて頂き、レビュー・感想物語を書かせて頂ける作品あればメッセージ下さい!
よろしくお願い致します!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます