第45話 盲目娘の無双ライフを読んで大激論しちゃいました。後編
このレビュー作品は自作品のキャラ愛から来る自己満足な作品です。
自分の書いた作品が終わってキャラ達が埋もれてしまうのは寂しい・・そんな想いからなんとかならないか考えて生まれました。
同時に他作品をしっかり読む事で、自己の今後の作品の向上にも繋がるとも思います。
それに埋もれている作品達に対してのPRにもなるのではないかと考えて、それぞれ目指す物があると思いますが、投稿している作者の方々に共感と敬意を表して・・・。
褒める作品、おこがましいですが改善点を指摘する作品あるとは思いますが、ただの馴れ合い読み合いレビューではなく、良い所も悪い所も含め素直な感想でお互いの向上になれたらいいなと思います。
よろしくお願いいたします。
●今回の読書作品
【作者】 天羽 ロウ 様
【作品名】 盲目娘の無双ライフ(カクヨム・小説家になろう)
●今回の読書会参加者
加納友美:オールジャンルOK なりきりスキル発動によりどんな作品も対応可能。動物と話せる。
ハリモグラのサッチャーさん:動物界随一の頭脳を持つ天才ハリモグラ。本編では世界ランカー並の実力者の人間とのオセロ対決で神の一手を指しきれず絶命。
ムササビのムサッチ:飼い主がお笑い芸人のムササビ。自称その一番弟子。
デンキウナギの電気ッチ:アマゾン川で捕獲され日本の動物園にやってきたマイペースなデンキウナギ。目が見えない。放電による電磁波の様な影で物体を認識している。神出鬼没で登場するビリビリが口癖。
ブルドックのブルーザー:ダジャレの帝王。犬繋がりで急遽参加。
続きです。
雑魚キャラ感満載の捨てセリフを吐き、助っ人を呼びに飛び立ったムサッチ。
私は残ったメンバーでわいわいと引き続きこの作品の感想を話していました。
『ノアさんキャラがちゃんと立っているよね!』
『ビリビリ。それより友美ちゃん。テーブルの上にある魔石をビリビリ私の水槽の中に入れて頂戴』
『・・・・・・』
(テーブルの上?・・・なんでこんな所に石が・・って・・え?これ魔石なの?ただの石だよね?)
『あ、うん・・入れるね』
私はこの作品にも登場する、テーブルの上になぜか置いてあった魔石に見立てた石を電気ッチの水槽に入れました。
電気ッチは例の如く、その石に巻き付き30秒程放電。
『ビリビリ。はい。いいわよ。取り出して頂戴』
『・・・・・・』
『え?石が均等に五等分に割れてる?!』
(電気ッチ・・・そのネタ前編でも言い間違いと称して使ったよね?)
『はい。友美ちゃんの分。魔石4個ね。一個はあとでムササビさんにでも差し上げて頂戴』
(まさか、ただこのセリフ言いたかっただけ?・・・電気ッチ、あなたもこの作品好きなんだね!)
『友美ちゃん。この作品、予告なく話数や場面で三人称から一人称に変わるわね』
『あ、そうだね。サッチャーさん。別に違和感なかったけど』
『別に私も問題ないわ。どれが正しいなんてないのだから、表現方法も自由に無双してしていいと思うわ。それがこの作品の面白さだから・・・ここからは私のただの独り言ね。盲目のノアさんの語り口の回は、もっと盲目である事を強調してもいいと思うわ。その方がノアさんに感情移入出来て、よりそのあとの無双活躍が強調されるわ』
『え?どう言う事?』
『例えば第4話の盲目の美少女ノアさんの語り口ね。(男性の方はというと、わたしを不躾にジロジロと見てくる)これを(男性の方はと言うと、発声している位置の高さや上下感といやらしい声のトーンから、わたしを見下ろしながら不躾に舐めまわす様にジロジロ見ている様子だ)みたいな感じにしたり、第五話の場面で(リベルについてはわたしはよく知らないので、3人の話し合いを静かに見ていた)を(リベルについてはわたしはよく知らないので、どうでもよかったが今後の冒険の為にそれぞれ3人の声を区別出来る様に、時折目を閉じて集中して話し合いに耳を傾けた。)とかね。マイペースなノアさんの心情もさりげなく強調するとか、あくまで例ね。全部じゃなくていいと思うの。盲目である事を小出し程度で。私の独り言だから、この作品が楽しい事には変わりないから聞き流してね』
コンコン・・・。
窓を叩く音。
『あ!ムサッチ戻って来たかな?』
『バウバウバウ!!友美ちゃん久し振り!さっきまで木星に旅行に行っててね!もう木星から戻って来たのだよ!バウバウバウ!』
『・・・・・・』
(ブルーザーか・・・ムサッチとネタ被ってるよ・・・類友だね・・・て言うかここ二階のベランダだよ?どうやって登ってきたの?)
少し遅れてムサッチもやって来ました。
『ハリモグラさん。助っ人も来た様だしまずは私の小話聞いて頂戴!』
『いいわよ』
サッチャーさんはアリを摘むのを止めて、立ち上がりながら私と一緒に並んで聞く体制を整えました。
『瞬間移動が得意な天才マジシャンは、ある大企業の社長さんの前でマジックを披露していました』
『うん』
『ええ』
『そのマジックとは大人の女性が大きな透明の箱に入っています』
『う、うん』
『そもそもそんな大きな箱必要なのかしら?』
『・・・そしてそのマジシャンは箱に大きな黒い布を被せました。そして1分後その布をパッと取ると大人の女性はなんと!グリーンタイガーに変わっていました!』
私はセリフ棒読みスキル【棒姫】を緊急発動。
『へー。そうなんだ』
『別に女性である必要あるのかしら?』
『驚いた社長さんは感動した様子で、素晴らしい!頼むもう一回見せてくれ!とマジシャンにお願いしました』
『・・・・・・』
『マジックでしょ?種があるんだから、それを考えた人なら出来るでしょ?素晴らしくもなんともないわ』
『・・・す、するとマジシャンはこう言いました。(もうグリーンタイガーお腹いっぱいだからなー。残念)』
『・・・・・(え?終わり?)』
『?????』
私の部屋の中は秋の夜長にも関わらず、猛吹雪が吹き荒れました。
『バウバウバウ!』
笑いを誘導するかの様に、わざとらしく笑うブルーザー。
『ビリビリ。ごめんなさい。よく聞こえなかったわ。ビリビリ。もう一度話して頂戴。ビリビリ』
私の部屋に再び猛吹雪を呼び起こそうとする、マイペースな電気ッチ。
『ごめんなさい。グリーンタイガーに食べられて女性がいなくなったと言う、ブラックジョークね。最初気づかなくて申し訳なかったわ、ムササビさん』
アリを食べ始めるサッチャーさん。
『・・・・・・』
(ムサッチ・・・わざわざ誘い笑い役のブルーザーまで連れてきて、スベって、まじめに謝罪されて、今日のあなた本当に散々だね・・・)
ムサッチは両手を地面に付き絶望のスポットライトに照らされていました。
そして10分後・・・。
『アハハのハ!・・・ってあれ?グリーンタイガーはノアさんが倒すと思ってたんだけど?』
『ムササビさん。いい加減に途中で私語を挟むのは止めなさい。きちんと最後まで読みなさいよ。グリーンタイガーはノアさんにとって子供の頃からの遊び相手なのよ。ほら!ここにノアさんの可愛らしいマイペースなセリフがあるでしょ?』
『あ!本当だ!可愛いいー!ノアさん私に似てるね!アハハのハハハ!』
ムサッチの言葉を聞いた私は、ノアさんの可愛いセリフとムサッチのふざけた発言にスキル【キョトン顔のチンプンカンプン友美さん】を発動。
しかしサッチャーさんはムサッチの言葉を一蹴。
『ふざけた事いわないで。貴方なんかノアさんみたいに、どこか知的なイメージもある・・・なんて皆無じゃない。どちらかと言えば電気のウナギさんの方が似てるわよ』
『ビリビリ。それじゃあ私も言語、武術、魔術、ビリビリ数学、歴史、電気のメカニズムでも学んじゃおうかしら?ビリビリ』
『・・・・・・』
(電気ッチ・・・動物園の水槽で楽しく暮らしているんだから、あなたにそんな物必要ないでしょ?て言うかビリビリ数学って何?)
わけのわからない論戦を終えた、ムサッチとサッチャーさんでしたが、気づくと一緒に楽しくこの作品を読んでいました。
『この作品は将来性抜群ね。登場人物のキャラと役割が明確だから、どんどん面白くなりそうよ。続きが出たらまた呼んで頂戴ね。友美ちゃん、ムササビさん、ブルドックさん』
『バウバウバウ!ノアさんだけにマイペースなのあ!(なのだ)』
最後のブルーザーのネタを聞くや否や、サッチャーさんは冷たい視線を残し死後の世界へ帰って行きました。
そして1時間後・・・。
そのままお泊りして、熟睡していましたが・・・。
『なんなの!このダジャレ犬イビキがうるさくて眠れないわ!』
『・・・・そ・・そうだね・あふぁああー』
大きなイビキをかいて眠るブルーザーに私とムサッチは起こされてしまいましたが、電気ッチはゆらゆらと水中をただよいながら、そんな事はおかまいなしに深い眠りについていました。
(ブルーザー・・・あなた一体なんの為に途中参加したの?)
その後私は作者さんのSNSのアイコンを見てその理由が理解出来、クスクスと笑ってもう一度この作品を眠れなくなったムサッチと一緒に朝まで楽しく読んでいました。
作者 天羽ロウ 様
今回はご了承有難うございました。
今回の作品へはこちらからどうぞ!
https://kakuyomu.jp/works/16817139558768470767 (カクヨム)
https://ncode.syosetu.com/n3497hv/ (小説家になろう)
作家様各位
読ませて頂き、レビュー・感想物語を書かせて頂ける作品あればメッセージ下さい!
よろしくお願い致します!
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