第53話 世界は今、少年の可愛いお尻に託された ~便意を我慢できたら宇宙最強!? クソ真面目転生者の肛門活躍記~を読んで忍耐の大切さを学んじゃいました。

このレビュー作品は自作品のキャラ愛から来る自己満足な作品です。


自分の書いた作品が終わってキャラ達が埋もれてしまうのは寂しい・・そんな想いからなんとかならないか考えて生まれました。


同時に他作品をしっかり読む事で、自己の今後の作品の向上にも繋がるとも思います。


それに埋もれている作品達に対してのPRにもなるのではないかと考えて、それぞれ目指す物があると思いますが、投稿している作者の方々に共感と敬意を表して・・・。


褒める作品、おこがましいですが改善点を指摘する作品あるとは思いますが、ただの馴れ合い読み合いレビューではなく、良い所も悪い所も含め素直な感想でお互いの向上になれたらいいなと思います。


よろしくお願いいたします。



●今回の読書作品


【作者】  月城 友麻 様

【作品名】 世界は今、少年の可愛いお尻に託された ~便意を我慢できたら宇宙最強!? クソ真面目転生者の肛門活躍記~(小説家になろう)

      


●今回の読書会参加者


加納友美:動物と話せる高校生。オールジャンルOK。なりきりスキル発動によりどんな作品も対応可能。

カメの亀頭カメッチ(メス):下ネタ担当。友美さんの家で暮らす教育係兼監視役のカメ。解説役。

電気ウナギの電気ッチ:動物園で暮らすマイペースなデンキウナギ。目が見えない。神出鬼没のビリビリが口癖。




読書会開始直前、カメッチはテーブルの上でいつもの様に、頭を何度も甲羅に出し入れする体操をしながら私に話しかけています。


(今日はその体操本当にやめてくれないかな・・・)


『友美。今日はあと、電気のウナギさん来るんでしょ?』


『うん。来るよ。ちょっと遅れているけど動物園のスタッフさんが運んでくれるって』


『じゃあ読み聞かせは友美がお願いね』


『・・・・・・』


『電気のウナギさん目が見えないんだから、ちゃんと擬音も感情込めて読まなきゃ駄目よ』


『う、うん・・・』


私は今回の作品のあらすじを、この本の貸主である美和ちゃんから聞いていた為、カメッチの言葉に戦線恐々として読書会に望もうとしています。

そして一応、下ネタ耐久スキル【まいっちんぐ友美先生】は保険で発動しておきました。


『とりあえず私達は先に読み始めましょ』


『そうだね・・・』


15分後・・・。


『・・・・・・』

(え?これを声に出して読むの?)


『アハハハ!友美!この作品とっても面白いわ!』


『うん。確かに面白いね!』


『一応説明しておくと、この物語は転生者の主人公ベンが・・アハハハ!駄目!私この時点で笑っちゃうわ。私が下ネタキャラだから亀頭カメッチと言う名前と同じくらい、最高にピッタリの名前ね!私、すでに2回もイッたわ!』


『そ、そうなんだ・・・』

(え?もう2回も?まだ序盤だよ。体もつの?)


『そしてこの主人公のベンは、ある事を我慢すればするほどステータスが上がる最強のスキル、便意ブーストを持ってるの。そのベンが異世界で大活躍するお話ね』


『・・・・・・』

(ある事って・・・はっきり便意ブーストって言ってるのにオブラートに包む必要なくない?)


コンコン・・・。


『あ!電気ッチ来たみたいだよ』


動物園の2人のスタッフさんが電気ッチを、私の部屋の机の上に運んでくれました。


『あら?ビリビリここは友美ちゃんの部屋かしらビリビリ』


『そうだよ電気ッチ・・・今日もよろしくね』


『ビリビりじゃあ早速だけど、読んで聞かせて頂戴ビリビリ』


『う、うん・・・』


『特に音の描写部分はビリビリ勢いを込めてねビリビリ』


『・・・・・・・』

(何?あなた達打ち合わせでもしてるの?)


こうして私は途中感情がこもってないビリビリなどとブーイングを浴びながらも、最後まで電気ッチに読み聞かせました。


『ビリビリ。この作品便意ブースト?だったかしらビリビリ。発動の時の、ビリビリ我慢している段階の描写のビリビリ緊張感がものすごいわビリブリ』


(え?今ビリブリって言わなかった?)


『そうなのよ友美と電気のウナギさん!まるで、カウントダウンしてるかの段階描写の部分が共感出来るの。あった!あった!みたいな感じでね』


『・・・・・・』

(カメッチ・・・え?あなた亀だよね?下ネタ得意の)


『ビリビリ私も経験あるわビリビリ』

(電気ッチ・・・え?あなたウナギだよね?トイレの場所決まってるの?)


『と、とにかくさ、この作品ってある意味タブーに切り込んでないかな?』


『そうかしら?排泄と言うのは人間誰しもあるでしょ?なぜタブーなの?』


『いや・・なんと言うか、その・・女性にとっては聖域?みたいな・・・』


『それは女性の話でしょ?私はこの作品について、いや便意ブーストについて語ってるのよ。それを勝手にスケールの大きい話にしたのは友美じゃない?』


『・・・・そうだけど』


『ビリビリ。友美ちゃん。あんまり話の論点をビリビリずらすと私も便意ブーストをビリブリ発動して最高出力で放電しちゃうわよ?』


(え?電気ッチが怒った?・・・・てかビリブリって言うの本当に止めてね)


カメッチはテーブルに用意しておいた、消化にいいと言われるリンゴをシャクシャクとかじりながら話を続けます。


『物語の内容だけど、特に言いたいのは、主人公のベン君と女神のシアンさんのふざけた言動との掛け合いがとっても楽しいわ!』


『うん!それは私もそう思ったよ!』


『全体的に文章の並びがの基本がきっちり出来ているから読みやすいのよ。文章力も高い作家さんね』


『たしかにそうだね!他にも色々執筆されているみたいだけど、大人気作品も多いよね』


『私、読んでて下剤って即効性あるのかしら?急な戦いになったらどうするの?なんて考えていた矢先にそれを補完する展開と設定が描写されたの!なんてタイミングなのって感心しちゃったわ』


『ビリビリ友美ちゃんこの作品読んでて、そろそろお花をビリビり摘みに行きたくなったんじゃないかしら?ビリブリ』


『え?・・・ああ・・大丈夫だよ電気ッチ・・・』

(ちょっと・・・そのビリブリってまだ続けるの?)


『とにかく、私はこの作品隠れた名作だと思うわ。テーマが便意なだけに、残念ながら万人受けはしないだろうけど・・・グスン・・』


(え?カメッチマジ泣き?!どうしたの?)


『友美と私達の作品みたいに中途半端なギャグなんかより、よっぽど潔いし、お花を摘みにイッた後の様にスッキリするわ。下ネタokの女性に特に読んで欲しいわ』


『メタ発言は・・・・』

(そもそも私達の作品壊れ始めたの、カメッチの登場がきっかけじゃない?)

(あとさりげなく、行ったじゃなくてイッたって言ったよね?カメッチお花畑で何しちゃってんの?)


『ビリビリ。友美ちゃん。ビリビリそれじゃあもう一度この作品ビリビリ音読してくれないかしら。特に第一話の緊迫シーンもう一度聞きたいわビリビリ』


『・・・・・・』

(本当に勘弁してよ・・・・)


その後私はコラボスキル【お花畑の友美ちゃん】を発動。

耐えに耐え抜き、この作品をもう一度電気ッチに読み聞かせました。


『アハハハハ友美!もうこれから、お花摘みに行くときはしばらく便意ブーストが頭から離れないわね。アハハハ!』


(・・・・・・)



更に翌日。

私はこの作品を家族が読めるように、我が家のお花畑に配置。


そしてお花畑から聞こえてくる、兄と弟の笑い声を聞きながら、俯き顔を若干赤らめる毎日がしばらく続いたのでした。


作者 月城 友麻 様

今回はご了承有難うございました。


今回の作品へはこちらからどうぞ!

https://ncode.syosetu.com/n5687hw/







作家様各位

読ませて頂き、レビュー・感想物語を書かせて頂ける作品あればメッセージ下さい!

よろしくお願い致します!

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