第14話 10uを読んでウィンブルドンに探偵事務所を建てちゃいました。
このレビュー作品は自作品のキャラ愛から来る自己満足な作品です。
自分の書いた作品が終わってキャラ達が埋もれてしまうのは寂しい・・そんな想いからなんとかならないか考えて生まれました。
同時に他作品をしっかり読む事で、自己の今後の作品の向上にも繋がるとも思います。
それに埋もれている作品達に対してのPRにもなるのではないかと考えて、それぞれ目指す物があると思いますが、投稿している作者の方々に共感と敬意を表して・・・。
褒める作品、おこがましいですが改善点を指摘する作品あるとは思いますが、ただの馴れ合い読み合いレビューではなく、良い所も悪い所も含め素直な感想でお互いの向上になれたらいいなと思います。
●今回の読書作品
【作者】 朽縄咲良 様
【作品名】 10u (小説家になろう・ノベルアップ掲載)
●今回の読書会参加者
加納友美:オールジャンルOK なりきりスキル発動によりどんな作品も対応可能。
へビのヘビッチ:中二病ヘビ。解説役。
タカのハヤブサ:女子高生鷹匠とコンビを組んでいるタカ。若干セクハラ発言あり。
神山ゆかり:ゆるふわ天然爆弾娘。高校三年生。友美さんの友達。
ガチャ
『ようこそ。僕の探偵事務所へ。友美ちゃん。依頼内容を話してくれたまえ』
(ヘビッチ・・・・・早速影響されちゃってるよ・・・・)
読書会途中、飲み物を取りに部屋を出た後、戻ると読み終えた様子のヘビッチは、トグロを巻いてリラックスした上体で舌をチロチロと出しながらいつもと違う声を出していました。
『あーヘビッチ読み終えたんだね?どうだった?』
『まず、物語全体として私と言う語り手がいるんだが、その語り手が見事にイコール読者となって心情や発する言葉を表現していると思ったよ』
『そうだね。私普段ミステリーっぽいの読まないけど、こんな私でもとても読みやすかったよ!』
私は今回の読書会に先立ち、本編での記念すべき初スキル【名探偵友美君】をすでに発動済。ヘビッチの中ニなりきりも、うまく対応出来ました。
『ウフフ!私も探偵事務所勤務、とても憧れちゃうなー』
まだ読んでいる途中のゆかりちゃんは相変わらず、モジモジしながらプチ妄想に浸って、体をクネクネさせています。
『そう言えば友美ちゃんは僕とお風呂に入った事あるが、その時の事を思い出したよ』
(ハヤブサ・・・・やっぱりあの時、チラチラ見られていた様な気がしたのは間違いじゃなかったか・・・・)
同じく読み終えたタカのハヤブサは、物語の本筋からずれた、全く関係のない話をしてきました。
『あの時の事はとりあえず置いといて、この作品とても面白かったぞ。会話の間に入る語り手の絶妙なタイミング、無駄のない状況説明語りが特に素晴らしいな』
『そうだな。タカ君の言うとおりだ。語り手が素晴らしいと言う事は、物語全体の構成がきちんと整理してまとまっていると言う事だ』
『読み易いのはその為なんだね』
私とハヤブサとヘビッチがわいわいとこの物語について話していると、ゆかりちゃんが急に立ち上がりました。
『えー!最後こうなっちゃうの?』
『あ、読み終えたの?ゆかりちゃん?』
『うん・・・・。なんか・・・最後なんとも言えないね。悲しい様な・・・・グスッ・・』
ゆかりちゃんは少し悲しんでいました。
それを慰めるかの様に、ヘビッチは話を続けました。
『僕もゆかりちゃんの反応は無理もないと思う。この作品はミステリー解決短編でもあるが、ドラマチックな所もあるからな。ヒューマンドラマのエキスがほんのり入った、ミステリーだな。それと最後に関しては僕は、メリーバットエンドと捕らえている。読者によって解釈はわかれるんじゃないか?・・・そんな所もこの作品が素晴らしい所だと思うぞ』
『ゆかりちゃん!今立ち上がった時にスカート捲くれて見えちゃってたよ!』
(ハヤブサ・・・・あなたやっぱりその猛禽類特有の鋭い目は、覗きに使用してるんじゃないの?)
私は、ゆかりちゃんの悲しみとヘビッチの慰め解説を無情にも蹴り上げるハヤブサの発言に対してスキル【軽蔑の眼差し】【ジト目の友美ちゃん】を同時発動。
『ねえ、ハヤブサ。あなたやっぱり唯のドスケベじゃない?』
『え?何がだ?僕はわざわざゆかりちゃんに教えてあげただけだが?それよりも友美ちゃんは相変わらず凹凸のない胸をしているな。今君はパジャマの第二ボタンまで外しているが、全く問題ないな』
『・・・・・・・』
(やっぱこいつ最悪だ。さっさと美香ちゃんの所に返さなきゃ)
『その第二ボタンまで外しているのは何故だ?寸止めか?ヘビの生殺しのつもりか?そんな何もないかっらぽのパンドラの箱をチラチラ見せられる僕の気持ちも考えてくれないか?』
『・・・・・・・』
そしていつもの読者会限定スキル【ナースウイッチ友美ちゃん】を発動。
(さ。ニガニガおくすり無理矢理飲ませて、お注射して摘みだしちゃうぞ・・・・てかヘビの生殺しって・・・・ヘビッチ聞いたら怒るよ・・・って、あれ?)
『つまり・・・・これが・・・・こうなって・・こういう意味だ。あとメリーバットエンドと言うのは・・・・』
『そうなんだね!でも深くそう考えるとなんか良かったのかな!』
ふと見ると、ヘビッチはゆかりちゃんに物語の解決編の内容とメリーバットエンドと言う言葉について説明をして盛り上がっていました。
(あれ?私の通訳なしでどうやって二人会話してるの?)
解決不可能な難題が頭の中に飛び込んで来た私は、もう一度この作品を読み返して色々な解釈が出来るこの作品の結末について考察していました・・・。
作者 朽縄咲良 様
この度はご了承有難うございました。
作家様各位
読ませて頂き、レビュー・感想物語を書かせて頂ける作品あればメッセージ下さい!
よろしくお願い致します!
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