第32話 【自主企画採用作品③】死神少女とメイドとポトトを読んでシマエナガをモフモフしちゃいました。

このレビュー作品は自作品のキャラ愛から来る自己満足な作品です。


自分の書いた作品が終わってキャラ達が埋もれてしまうのは寂しい・・そんな想いからなんとかならないか考えて生まれました。


同時に他作品をしっかり読む事で、自己の今後の作品の向上にも繋がるとも思います。


それに埋もれている作品達に対してのPRにもなるのではないかと考えて、それぞれ目指す物があると思いますが、投稿している作者の方々に共感と敬意を表して・・・。


褒める作品、おこがましいですが改善点を指摘する作品あるとは思いますが、ただの馴れ合い読み合いレビューではなく、良い所も悪い所も含め素直な感想でお互いの向上になれたらいいなと思います。


よろしくお願いいたします。



●今回の読書作品


【作者】  misaka 様

【作品名】 死神少女とメイドとポトト(カクヨム・小説家になろう掲載)


●今回の読書会参加者


加納友美:オールジャンルOK なりきりスキル発動によりどんな作品も対応可能。動物と話せる。

鷹のハヤブサ:女子高生鷹匠の相棒。ムッツリスケベ疑惑あり。

ニワトリのニワッチ:カラスに恋する口の悪いニワトリ。本編では故人。

フクロウのフクロッチ:目の前で猟銃で撃たれた旦那を亡くしたフクロウ。解説役。




(もうすでに読書会始まってるよね。今日は誰が来てるのかな?手羽先チキン揚げてたら遅くなっちゃった・・・)


私は夜食を持って部屋に向かいドアを開けました。


ガチャ


(あれ?誰もいない・・・って・・・)


読書会が始まっているのにも関わらず、一見部屋には誰もいないように見えましたが・・・。


『なんなの!このメイドは!ぶっ飛ばしにいくわよ!!』

(ニワッチ・・・・相変わらず口悪いね)


『うわー!実はあの時友美ちゃんのまな板を見たんだ!正直に話したから食べないでくれー!』

(ハヤブサ・・・・一度だけは許すよ)


『大丈夫よ!みんな落ち着きなさい!主人公の女の人がなんとか説得してくれるわ!』

(フクロッチ?)


(てか、鳥だけ?)


上をふと見るとカーテンレールにニワッチ、ハヤブサ、フクロッチが止まって本を立てかけて作品を読んでいました・・・・。


『ちょっと!ニワッチは危ないから床に・・・痛っ!!』


『何気安く私に触ってんのよ!持つときはお腹を両手で抱えるように持ちなさいよ!貧乳娘!』


ニワッチは床に降ろそうとする私の手を口ばしで二度ほどツンツンと攻撃。


『わ、わかったからとにかくソファの上に・・ね』


ニワッチを細心の注意を図りソファに座らせました。




『ニワッチ、ところでどうしてみんな騒いでたの?』


『このふざけたメイドが、ポトトさんを包丁で切り刻もうとしたのよ!』


ニワッチ達はこの作品のポトトさんを料理しようとしてるシーンに憤慨してるようでした・・・。


『僕はおいしくないぞ!もう二度と友美ちゃんの貧相な体は見たりしないから食べるのは勘弁してくれ』


私はスキル【スーパードクター友美ちゃん】を発動。


(ハヤブサ・・・一回目はスルーさせてもらったけど二回目は許さないよ。メスで切り刻んで食べちゃうよ?)


『はら!ごらんなさい!やっぱりポトトちゃんは助かったわ。タイトルにもなってる登場人物なのにこんな序盤で退場なんて考えられないわ。クルックー!』


(フクロッチ・・・なにそのクルックーって?ポトトさんはクックルーじゃない?)

(しかもあなたフクロウでしょ?クルックーじゃ鳩じゃない?)


普段言わない語尾に突っ込む私を尻目に、フクロッチは早速解説を始めました。


『友美ちゃん。この作品はスズメ目のシマエナガと言う実在するモフモフしている鳥がイメージの、巨大なポトトさんと主人公とメイドさんの冒険異世界ファンタジーよ』


『う、うん。そうだね。ポトトさんかわいいよね』


『このメイドおー・・・絶対に許さないわ!嫌味の様にこの後も食べると脅しているわ。なんなのかしら?』


(ニワッチ・・・あ!やばい!手羽先チキン隠さなきゃ!!)


『友美ちゃん。ポトトさんはオスなのか?メスなのか?メスであれば僕のお嫁さんにしてあげてもいいと思うのだが』


『・・・・・・』


(ハヤブサ、あなたちゃんと読んだ?ポトトさんのセリフしか読んでないでしょ?ポトトさん体調2メートルだよ?)

(メスだよ。あなたみたいなムッツリはポトトさんの方から願い下げだと思うよ)


『みんなの話題に出るように、マスコット的キャラクターのしゃべれないポトトちゃんの存在感がすごいわね。普通マスコットキャラっておまけ的な感じでしょ?でもこのポトトさんは主人公とメイドさんの会話の中にもクルッとかルルルって会話に入ってきたりするの。合間合間にポトトさんのなにげない描写もあるわ。そうやって読者はしゃべれなくてもポトトさんの喜び、脅え、上機嫌などの様々感情が把握する事が出来るわ。だからとても愛らしくキャラも立ってるわ。クとルとッとォとーの文字だけのセリフの組み合わせでここまでキャラ立て出来る作者さんの表現力にも脱帽ね』


『そうだね!後半の方はクルルルだけで、なんかポトトさんの気持ちが理解できたしクルッ?!とかびっくりしてる描写なんか笑えた!』


解説役のフクロッチも含め全員がポトトさんの話ししかしません・・・。



『と、ところでポトトさんの話しばっかりだけど、メイドさんも面白いしキャラが立ってるよね?』


『そうよね。このメイドさんが憎める様で憎めない様な、いい味を出してるのよね。主人公とポトトさんとのメイドさんの関係性も面白いわ。この二人と一匹での旅の物語ってだけですでに楽しい作品だわ』


(よかった・・・フクロッチはもうメイドさんの事怒ってないみたいだね)


『それにとっても読みやすいわね。異世界物って設定とかが細かいから、その説明描写が各作家さん難しい所だと思うけど、うまく小出しにしてまとめているわ。もちろんポトトさんの反応や言葉もそれを後押ししてる理由だと思うわ』


『主人公のスカーレットさんの裸体、一度拝んで見たいものだな。友美ちゃんとは違い凹凸がしっかりしてそうだな!』


『・・・・・・』


(ハヤブサはしばらく読書会出入り禁止にしなきゃ・・・)


『あらこのふざけたメイド。ポトトさんの言葉の解釈誤ってるわよ』


『え?ニワッチどう言う事?』


『二章の9羽の○side:P ポルタにてでメイドが、ポトトさんが今日一日の出来事を話してるのを聞いてると言う描写よ』


(9羽って・・・・)


『あー。ポトトさんがずっとクルルーとかお話してる回ね』


『完全に勘違いね。その中でクル?! クルルルルゥッ?!の言葉よ』


『え?』


『これは、鳥語でメイドさん?!意外と私の事好きなの?!って言ってるのよ!』


『・・・・・・』

(え?本当?)


『あー。それなら僕もあるぞ。クルル クルールックルル クルルルクルウッ!の部分だ。これは私は、スカーレットさんと出会えて、本当に嬉しいわ!と言ってるんだ』


『・・・・・・』

(・・・・・・)


(二人とも適当なのかマジなのかわかんないよ・・・でもすっかり気にいっちゃったみたいだね!)


私は言語理解のスキルを遥かに凌駕した、鳥類同士であるニワッチとハヤブサの言葉に少しだけ納得しながらこの本を楽しく読んでいました。



作者 misaka 様

今回もご了承有難うございました。


今回の作品へはこちらからどうぞ!

https://kakuyomu.jp/works/16817139558728387693(カクヨム)

https://ncode.syosetu.com/n2888hv/ (小説家になろう)



作家様各位

読ませて頂き、レビュー・感想物語を書かせて頂ける作品あればメッセージ下さい!

よろしくお願い致します!

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