心療内科の友美さん達の夜更かし読書会 ~どんなジャンルも読みます!~

@pusuga

第1話 貴族剣士の王国追放録~辺境でも構いませんが、エルフ義妹にケモ耳幼馴染、おまけに公爵令嬢まで!ほっといてくださいまし~(旧タイトル『砂漠の国の歩き方』)を読んで夜更かししちゃいました。

自分の書いた作品が終わってキャラ達が埋もれてしまうのは寂しい・・そんな想いからなんとかならないか考えて生まれました。


同時に他作品をしっかり読む事で、自己の今後の作品の向上にも繋がるとも思います。


それに埋もれている作品達に対してのPRにもなるのではないかと考えて、それぞれ目指す物があると思いますが、投稿している作者の方々に共感と敬意を表して・・・。


褒める作品、おこがましいですが改善点を指摘する作品あるとは思いますが、ただの馴れ合い読み合いレビューではなく、良い所も悪い所も含め素直な感想でお互いの向上になれたらいいなと思います。




よろしくお願いいたします。


●今回の読書作品

小説家になろう掲載

【作者】  七生様 

【作品名】 貴族剣士の王国追放録~辺境でも構いませんが、エルフ義妹にケモ耳幼馴染、おまけに公爵令嬢まで!ほっといてくださいまし~(旧タイトル『砂漠の国の歩き方』)


●今回の読書会参加者


加納友美:オールジャンルOK なりきりスキル発動によりどんな作品も対応可能。

カメの亀頭カメッチ(メス):セクシー、下ネタ担当 まとめ解説役

毛ガニの毛ガニッチ:食べ物関係全般

神山ゆかり:ゆるふわ天然娘。恋愛物・ファンタジー担当



『カメッチ読んだ?あとカメッチだけだよ?』


私は夢中で読んでいるカメッチをせかしています。


『ふーっ。やっとキリがいい所まで読み終えたわ。これからいよいよ領地に上陸ね。大体、30000文字くらいの物ってお願いしたのになんで大長編を借りて来るのよ。続きが気になって止まらなくなっちゃうじゃない!』


『うん。ごめんね。でも美和ちゃんがどうしてもまずはこれをって・・で、どうだった?』


『そうね・・まず一番感心したのは全員しっかりキャラが立っているわね』


それを聞いたゆかりちゃんも思わず拍手しながら・・・

※ちなみに動物の言葉は私が通訳していますが、通訳セリフは省きます。


『パチパチ!そうだね!私、悪役令嬢に憧れてるの!なんか強い女性って感じで!だからイザベルさんすごく可愛いと思ったよ!』


『そうね。ポジション的にはメインヒロイン?なのだけど自分の恋愛成就の為に裏工作して、それがなんかポンコツって言うか、不思議と憎めないのよね。可愛い!って主人公も言ってる様にビジュアル的なせいもあるのかしら?』


『ポンコツって言えば、もふもふのモルトさんも存在感あったよね』


『あら?友美?あなた筋肉フェチじゃ飽き足らず、獣人毛フェチなの?』


『・・・・・いや、そう言う事じゃなくて・・・・』


『カメッチさんが言ってたけど本当にキャラが立ってると思うの・・・・』

(え?ゆかりちゃん?なんでスキル【お目目ウルルン】発動してるの?)


『なんか、なんでそう言うキャラなのかのお話も散りばめられてて読んでて納得した・・・ウフフ』


『ゆかりちゃんの言う通りよ。登場人物の設定がしっかりしてるわ。私みたいに亀頭だからって下ネタ好きとか、馬だからって絶倫スケベとか安直な設定じゃなく、よく練りこまれているわ。だから会話が多いシーンでも誰の発言かしっかりわかるわ。カニカニとか、ビリビリとか口癖で判らせようとする所もないしね。勉強になったわ』


(メタ発言はやめようよ・・・)


『友美ちゃん!ドラゴン肉食べたい!カニカニ!』


(毛ガニッチ・・・駄目よ。あれは実在しないの。何度も言ってるけどアサリかハマグリにしなさいね)


相変わらず食べ物の事しか話をしない毛ガニッチは、語尾のカニカニ!に合わせてハサミを閉じたり開いたりしていました・・・。


『それよりも友美。この主人公のレオンはあなたに似てない?』


『え?そうかな?でも男の子だよ?』


『相変わらずなんでも嫌らしい事に結び付けるのはやめなさい。友美。ナニなんかあなた付いてないでしょ?そう言う事を言ってるんじゃないわよ』


『・・・・・・(別にそんなつもりじゃ・・・)』


『ほら。そう言う所よ。心の中のツッコミキャラみたいな所』


『え?(心の声聞こえたの?)』


『でもそのツッコミとか叫びみたいなのが、あなたと違い的を得ていて本当に楽しいのよ。思わずほくそ笑む場面があったわ。特に妹に対してのが面白かったわ。あとモフモフのモルトさんへのポンコツツッコミもね』


『私もセクシーな下着とか衣装着た方がいいかな?友美ちゃん持ってる?お母さん女王様のTバック』


私はゆかりちゃんの、人の話を聞いてるんだか聞いてないんだかの唐突な発言を聞き、念の為セクシースキル【まいっちんぐ友美先生】を発動。


『・・・・・持ってないよ・・多分至ってノーマルだと・・』


『私、ママ属性好きかも!あ、娘さんのニーナさんって自分でしてるっぽいよね?』


『・・・・・』

(はい。出た。爆弾。・・・・コラコラ。やめなさい)


『そうなのよ。この作品は萌えの宝庫なの。ツンデレ。お母さん。妹。幼馴染。執事。ありきたりで、沢山の作品で登場してる属性だけど、それぞれのキャラがしっかり立ってるから古臭さを感じないの』

『それにやはりファンタジーなので冒険感も出ていて、続きが気になるって所もこの作品の魅力だわ』


『友美ちゃん!泥団子っておいしいの?食べたいわ!カニカニ』


(毛ガニッチ・・・あなた食べ物関係だけ読んで、物語の本筋全く読んでないでしょ?)

(とにかく、泥団子とかドラゴン肉は絶対駄目よ。あなた死んじゃうよ・・・)


『まあとにかく今後も読ませて頂くわ。最初の読書会にふさわしい教科書的な作品ね』


『そうだよね。ここまでって決めて読まないととまらなくなるね。カメッチ、先に読んでネタバレしちゃやだよ?って・・・・・・え?小説家になろうで総合評価2270ポイント?すごくない?』


『そうなの?すごいね!私も彼とのお泊りの時の小説書いてみようかな?なーんて!ウフフ』

(ゆかりちゃん・・本当にやめなさいよ・・・黒歴史になるよ・・・大事な事だからもう一回言うね。ゆかりちゃん。本当にやめなさいよ・・・)


『ゆかりちゃん。書くならちゃんと出会いから書きなさい。・・・それで思い出したわ。私最初は主人公達が移動中だったのに、いきなりイザベルさんの語り口での話しになったりして、時系列がわからなくなって、うん?とか思ったけど、読み進めて行って全然気にならなくなったわ。それは一つ一つのエピソードとキャラ立てがしっかりしてるからだと思うわ。むしろそう言う構成力も勉強になったわ。沢山の方々に評価されている作品だと納得よ』


『うん。確かにそうだよね。話してたら続き気になって読んじゃうからそろそろ寝ようか?』


『友美ちゃん!ブラックベリーの港にはおいしい食べ物あるかな?カニカニ!』


(毛ガニッチ・・・ないと思うよ・・・。やっぱりあなた全然読んでないでしょ?)


私は、初開催の読書会に夢中で時計がすでに3時を廻っていた事に驚きを隠さずにはいられませんでした・・・。


(次回は誰を誘おうかな?)




作者 七生様

この度はご了承有難うございました。


今回の作品へはこちらから


https://ncode.syosetu.com/n0526ha/


作家様各位

読ませて頂き、レビュー・感想物語を書かせて頂ける作品あればツイッターorコメント下さい!

よろしくお願い致します!






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