第60話 見習いシスター、フランチェスカは今日も自らのために祈るを読んで信仰心を思い出しちゃいました。前編

このレビュー作品は自作品のキャラ愛から来る自己満足な作品です。


自分の書いた作品が終わってキャラ達が埋もれてしまうのは寂しい・・そんな想いからなんとかならないか考えて生まれました。


同時に他作品をしっかり読む事で、自己の今後の作品の向上にも繋がるとも思います。


それに埋もれている作品達に対してのPRにもなるのではないかと考えて、それぞれ目指す物があると思いますが、投稿している作者の方々に共感と敬意を表して・・・。


褒める作品、おこがましいですが改善点を指摘する作品あるとは思いますが、ただの馴れ合い読み合いレビューではなく、良い所も悪い所も含め素直な感想でお互いの向上になれたらいいなと思います。


よろしくお願いいたします。



●今回の読書作品


【作者】   通りすがりの冒険者 様

【作品名】  見習いシスター、フランチェスカは今日も自らのために祈る (小説家になろう・カクヨム・ノベルアップ)

      


●今回の読書会参加者


加納友美:動物と話せる高校生。オールジャンルOK なりきりスキル発動によりどんな作品も対応可能。

へびのヘビッチ:中二病のヘビ。ラブコメ担当。解説役。

伝書鳩のポッポ:北海道の飼い主の所から、友美さんに手紙を届けに来た鳩。

競走馬のシューティングスタ:セクハラG1ホース。現在は種牡馬。馬名の文字数制限で語尾は伸ばさない

神山ゆかり:ゆるふわ天然爆弾娘。



(あれ?確かに500円持ってきたはずなのに・・・・)


私は今日の読書会で動物達が飲む、ミネラルウォーターを買いに駅前まで来ましたが、財布を忘れて慌てています・・・・。


『友美ちゃん!忘れ物よ!』


私は諦めて店の外に出て、声がする上空を見上げるとポッポが両足で500円玉を持っています。


『あ!ポッポありがとう!』


『テーブルの上に忘れていったわよ!ほら!手を出して!落とすから』


私は両手前に突出し、ポッポが上空から落とした500円玉をキャッチしました。


『じゃあ、私先に戻るわね!友美ちゃん』


『うん。わかったー』


その後私は買い物を済ませ、部屋に戻りました。



『さあ、今宵も脳内で活字を躍らそうじゃないか!』


ラブコメ担当の中二病ヘビッチは相変わらず、回りくどい言い方で呑気にトグロを巻き下をチロチロと何度も出し入れしています。


『ブルルン!友美ちゃん!今夜も僕と教会で、熱い熱いフォーリンラブだ!』


(シューティングスタ・・・・ふざけないでね。教会でそんな事したら叩き出されるよ・・)


シューティングスタはいつもの様に、私の6畳の部屋に悠然とその馬体を躍らせています。


『ねえねえ、今のお馬さんが言ったフォーリンラブって何するの?』

※ゆかりちゃんには友美さんが通訳していますが省略します。


『・・・・・・』

(ゆかりちゃん・・・あなた絶対わかってるでしょ?)


ゆかりちゃんも相変わらずブリブリと、天然だか嘘だかわからない発言をしています・・。


そしてヘビッチの解説から読書会スタートです。


『友美ちゃん。この作品は破天荒で天真爛漫な、教会の見習いシスターさんであるフランチェスカさんの日常と主人公安藤次郎さんとのラブコメ作品だ』


『うん!なんかフランチェスカさんが、日本でキリスト教を布教したフランシスコザビエルの末裔だって設定なんだよね』


『そうだ!それも斬新だが、僕が読んだ感想はとにもかくにも読み易い作品と言う事だ。ある意味これが一番のこの作品のアピールポイントだと思う』


『友美ちゃん。たしかにヘビさんの言う通りだと思うよ!』


ゆかりちゃんもヘビッチの言葉に激しく同意してウンウンとうなづいています。


『ブルルン!王道ラブコメでもあると思うぞ!官能シーンがないのが残念だがな!ハハハ!』


シューティングスタのふざけた発言に、私はセリフ棒読みスキル【棒姫】を発動。


『そうだね。ないね。残念だね』


『今お馬君の話にも出たが、とにかく王道だ。だから安心して読めるんだ。万人受けするタイプの作品だと思うぞ』


『うん。今までもラブコメ作品読んだけど、この作品は直球な感じがするね!』


『それで今回はラブコメにおける、ヒロインの職業と言う物を語らせて欲しい』


『あ、うん・・・いいよ』

(どうせまた、長くなるんだろうな・・・)


ゆかりちゃんもシューティングスタも、ヘビッチの話に目を輝かせてなぜか興味津々な様子です。


『ラブコメには主人公が男性の場合に対象の相手、つまりヒロインが様々な立場や職業がある、その例を挙げて行こう。まずは今回の作品の様にシスター、ここに更に見習いと言う立場が付随している。見習いと言う立場を付ける事によって、本人が望んでいない、もしくは一人前への成長物語としての印象を与えるんだ』


『う、うん』


『そして、巫女、くのいち、尼さんまたはお寺の娘さん、フォーストフードの店員、ウエイトレス、アイドル、ガールズバンド、女優、戦士、エスパー、僧侶、吟遊詩人、お姫様、ニート、踊り子、錬金術師、ヒーラー、スポーツ関係、漫画家、肉離れ、気象予報士、歌のお姉さん、サーファー、ボクサー、プロレスラー、DJ、プログラマー、秘書、本屋さん、小説家、酪農家の娘、美容師、料理人、幽霊、アンドロイド、ラッキースケベ、陶芸家、医大生、女医、看護師、介護士、トラック運転手、ユーチューバー、警察官、刑事、レディース、ヤンキー、草むしり、家が貧乏、家が財閥、兄弟が多い、一人っ子、両親が他界され祖父祖母親戚と暮らしている、父子家庭で料理上手・・・』


『・・・・・・』

(ちょっと・・・また変なのとか現実に存在しない職業とか、属性と重複してるの混ざってない?)

(て言うか、この長いセリフ私がゆかりちゃんに通訳しなきゃいけない事忘れないでね?)


『ちょっと待って!ヘビッチ。その立場とか職業がこの作品となんの関係があるの?』


『それはこの作品が、聖職者であるシスターと言う職業とのギャップ萌えと言うのをうまくヒロインのフランチェスカさんに盛り込んでいる所だ。シスター見習いでありながら、破天荒ではちゃはちゃな行動をする、要所要所で神様にお祈りしている様子、でもそれがなんかとても面白く感じるんだ。そしてそんなヒロインを魅力的に感じてしまう主人公・・・まあ現実にフランチェスカさんの様な女の子がいたら、男は絶対好きになるに決まってると言っても過言ではない。その位、魅力と個性がある主人公なんだ。動物と話せる以外の何にも個性、魅力のない友美ちゃんと比較したら頭髪と陰毛くらいの違いがあると思う』


『それは・・たしかにわかる気がする・・・』

(ん?なんか私とんでもなく失礼な事言われてない?)


『友美ちゃん。本当にヘビさんの言う通り、フランチェスカさん可愛いし、魅力的だと思う!他のキャラいらないかもね?キャハ!なんちゃって!』


『・・・・・・』

(ゆかりちゃん・・・それじゃあ物語成立しないでしょ?一人で誰と結ばれるの?)


『ブルルン!友美ちゃん。実は僕の馬主さんはクリスチャンでな。新約聖書の歌を良く聞かされて覚えてしまったんだ。マタイマルコルカヨハネ伝♪使徒ローマコリントガラテヤ書ー♪エーペソピリコロテサロニケ♪テモテトピレモンヘブライ書ー♪ヤーコブペーテロヨハネユダ♪ヨハネの黙示で二十七ー♪・・・』


『・・・・・・』

(ごめん・・・コメントしようがないよ・・・)


※これは作者の私pusugaが高校時代に実際、近くの教会で牧師さんに教わった新約聖書の目次の覚え方の歌です。まだ覚えていて自分でもびっくりです。

これで聖書のテスト満点とった事があります。


私は読書会序盤から、参加メンバーの自由奔放な発言に精神をボコボコに殴られて深いダメージ追ってしまい、イエス様に祈りを捧げていました・・・。


続きます。


今回は2部構成です。

後編も本日夜22頃に更新します。


作者 通りすがりの冒険者 様

この度はご了承有難うございました。


今回の作品へはこちら

https://ncode.syosetu.com/n9098fw/ (小説家になろう)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054897785358 (カクヨム)

https://novelup.plus/story/799144209 (ノベルアップ)



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る