2.少女終末旅行/つくみず

 時々書き出してやめる話があってですね。

 「誰も居なくなった世界でそこにあるものを探しながら彷徨う」っての。

 ただしこれは前提がありまして。

 「今この瞬間に時間が止まった状態で人間だけ消えてる」という実に都合のよい(笑)。

 んだが、これはしびあだな。


 なんでこうなってるか判らないけどこの二人ひたすらテッケンクラートに乗って彷徨って物資探して回ってる。

 つか「何でこうなってるか判らないけどもう何も無い」感凄いな。

 そこにあるものがこっちの認識とは違うというのが。

 それに字。ひらがなの変形のような字を書いてるだけっての。

 字が変わって、それがある程度の時間経ってしまってるって相当凄いと思うの。

 動き回れる程度の範囲に落ちてる過去の書籍が読めないっての。


 まだ2巻あたりの時点ではカナザワとかイシイとか出会う人がいたんだけどなあ。

 3巻は読み終わったあとだと、ここのイモや粉があるとこをベースにして生き延びるのが賢いがなあ、と思ってしまうんだけど(あんだけ粉があるんだったら!)この子達はひたすら上へ上へ行こうとするからなあ。

 4巻のあとは、ほんでもキノコのような処理生物がああいうってことはカナザワ達も結局死んだってことかなあ。

 一人で地図作り続けるとか飛行機直し続けるってのはなかなか行き詰まる。

 図書館に残された人間とかだったらまた別かもしれんが。

 ちなみにワシが書くと図書館を根城にする傾向にあるざんすww

 5巻でやっと二人が出発した事情が出てくるんだけど、この場合は戦争というよりは盗賊的かなあ。

 そもそもおじいさんが「二人の」肉親かどうかもわからないし。

 つかそういうこともどうでもいい世界なんだろな。

 ホントに行き詰まり感激しいな。


 で、これを書いた時点ではくらげバンチに最終話までのが出てましたが、いやー確かに、最終回アップの時に皆様賑わってたのが判るわー。

 その時も一度そこ読んだんだけど、それまでの巻読んだ後だとまた辛いね。

 特に「足」が無くなったら、先が無い。

 「足」があるうちは少女二人でもいけるけど、それが無くなったら、本当に無力なんだよなあ……


 んで、たぶん自分はそこんとこまで書けないから、前提が大概夏とかなんだよ。

 夜転がしといて死なない気候。

 アニメは周囲環境を過剰に表現してしまうから、余計に最後は辛いだろうな。

 二期をやったら辛いだろうねえ。

 

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