32. サイボーグ009完結編 conclusion GOD’S WAR 全5巻/石ノ森章太郎 , 小野寺丈, 早瀬マサト、シュガー佐藤、石森プロ
キンドルで半額になってたんで購入ー。あ、電子だと全部半額のようです。
つかコミカライズ出てるとは思ってなかったんだよな……
小説のほうがあまりに! 読みづらかったんでなあ……
何というかですね、たとえ「作品」に関わっているひとでも、必ずしも読みやすい小説に仕上がるか、というとはなはだ疑問ですがな。
その一番! いい例が、かのトミノ監督の「機動戦士ガンダムⅠ~Ⅲ」ですよ。ソノラマ文庫版の。
あれまじ「え? 一巻じゃ終わらないじゃん」とまず思い、「二巻出たの?」となって「三巻でアムロ死ぬんかい!」もあったけど、実のところ「どういう話だったのか」というと、文字からそのまま絵が浮かばないタイプのワタシとしては、ものっ凄く判らないはなしだったんですね。
やっぱりソノラマ文庫の「イデオンⅠ~Ⅲ」になると、人間関係が主軸になっていくし、戦闘場面も減るし、ということで読みやすかったんですが、ガンダムの時はまず監督自身の最初の小説だったし、詰め込みすぎもあったし、ともかく人間関係の部分しか判らなかった……
まあだからあの小説ではアムロは既に職業軍人だったし、セイラさんは周囲からは美人だけどとろい的な判断されてたしアムロと関係持っちゃうし、とか御守りにあそこの毛~という下りとか、そういうとこしか覚えていないんですよねー。
あ、最後がカイがシャアに対して疑念を持つというのは覚えてたか。フラウは関係ない工場かどっかであの三人抱えて働いてるしね。
というのを思い出したくらい、おおもとの小野寺氏の「小説」は読みづらかった訳ですよ。
ただでさえ、サイボーグの9人がどんどん進化していかなくちゃならない~ の前の、「今どうして暮らしているのか」はやっぱり重かったし。
で、コミカライズはその訳わからん部分をちゃんと解きほぐしてくれたという意味でありがたかったざんす。
早瀬氏とシュガー氏はどっちも似た絵とか構図描ける方だしね。シュガー氏は昔「超銀河伝説」のコミカライズを描いたことで名前覚えてたなあ。
んで内容は、と言えば。
3巻までが、彼等がそれぞれ出会ったことで、4.5巻でもう散々な戦闘と世界破壊と色々あって~
まあ最後は賛否両論だけど、「何ですぐにジョーは何処かへ行ってしまったのか」「追ってくれなかったのか」という個々の動きの中のフランソワーズの行動に何かやっと納得がいったというか。
たーしーかに、原作の方でもヨミ編まではそうなんだよなー。
事件が終わったら皆さん一旦ばらばらになって。ギルモア邸で139が一緒に暮らしてる状態になるのはそこで一旦ぼろぼろになった2と9が治ってから、最初のコミクスで言う「未来編」以降なんだよな。
……まあだから、この最終編で、その未来編もなかったことにはなるんですが!
その辺りはなー。作った時間が時間だしなー。
ともかく見やすい話にしてくれたのはありがたいどす。はい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます