42.藤田和日郎作品に感じる「ぞぞぞ」は集合体恐怖症と通じるんじゃないか?
これはもともとブログの転載なんで、例として出してる絵はそっちを見ていただけると判りやすいんですが、集合体恐怖症の方は見ない方がいいと思います(笑)。
ちな、
https://plaza.rakuten.co.jp/edogawab/diary/201901010007/
自分でもこの記事のために画像探す時に厳しかった(笑)。
***
集合体恐怖症ーっか、ぶつぶつ恐怖症みたいなものがある人はあるんだよな。
しょーじきワシもじゅーぶんそのケはある。
んだが、蓮コラよりクるものがあるんだよな。
……藤田和日郎先生がよくやってくださる、「大量の立体物がぶっささってる」「人間の体が四角とかスライスとかともかく立体的に分割される」とかの類だな……
悲しいかな、「双亡亭」はそれで読み進めることを断念したざんす。
確かに「怖さ」を強調しているんだから要素は多いんだよね。ただ「黒美術館」とかでは機械系が少なかったから全く感じなかったし、「からくり」では他要素が多いから、あまり感じなかっただけで。
まあ以下蓮コラとかゆであがったマカロニが立ってこっちを見てる図があかん人には注意喚起しつつ。
双亡亭は拾いもの画像からだけど。たとえば。
この「穴のあと」の立体感の強烈さとか。
人体を升目に切ってこの間から植物が生えてくるとか。
この切れた升目の立体感のある画像もあるし正直最大のアレ(升目から草か触手が出てくるの)はソレなんだけど見つからなかったんで。
こういう描写があまりにも多すぎて見ているのがしんどくなったというわけですな。
もっとも藤田せんせいのマンガにはもともとそういう「大量のものを一気に」というものはよく出てくるんでして。
「からくり」でも。
まあこれはまだ少ないほうですね。ナイフが一気にいっぱい刺さる。
サハラ戦はもうそのテの連発でしたな。ざっくり流したのでよかったけど、よく見るとしんどい。
こういう「立体」が突き刺さって、というか、「付き出て」いる図にもの凄くざわざわが止まらなくなるわけだ。
たとえばあのフェイスレスが止めた(けどなー)の、でかい針山。
付き出て感は凝視するのが結構辛い。
それがもうちょっとクローズアップされるのが↓。
案外トゲがあるほうがましかもしれない。
マカロニが立った状態でこっちを向いているのがあかん人にはこのフェイスレスのうつってるコマ(同じ形の台形的な円錐がひたすら描かれてるやつ)もしんどいと思う。
で、上から映していたら超きつかったと思われるのがアニメでは存在をカットされたドミートリィのやられたとこ。
杭とホチキスの針的なものが全身に刺さりまくってるのが遠景でなく上から映しだされていたらぞわぞわが無茶苦茶ひどかったと思う。斜めだったからまだましだったけど。
ちなみにサハラ編のアニメと原作の違いは流れとか様々にあるとしても、「血が生々しく飛ぶ量」も果てしなく違うからなっ。
そんではっきりいって血が飛ぶとかでは怖いとかそういうものはなく、生理的にワシがあかんのはこのテの描写だったんだよなー……
そういうのが理由で読めなくなってしまったというのが、ちと……辛い。
理由は色々考えられるんだけど、自分の場合は先端恐怖症とか高所恐怖症とかあった+長い間視力が左右片方違っていたのでものが立体的に見えないとかの理由もあって、「立体」を強調したものを認識するのが弱くなっているから辛い、とかもあるのかもしれんが。
プラスして「アスペは世界を平面的に見る」らしいというのもあるのではないかと最近は思うし。
なので、普段画面見る時以外は基本度が無い状態で暮らしてるのは、その目から飛び込んでくる立体情報が辛いってのありましてなー。
免許のために作ったメガネでは外歩けないわ。ものが立体に見えすぎて。
まあでもその一方でテキスト比較のように同じ文章が並んだ中から間違いを見つけるとかは苦にならないのだから、脳のつくりの問題もあるとは思うけどね。
(逆にそういうのが全くない友人や身内からは文から~のほうができねえ、と言われましたよはい。)
というぼやきのまとめでした。はい。
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