30.銀河英雄伝説 1~17巻/藤崎竜・田中芳樹
これはあくまで「藤崎竜」版の銀英伝についてです(笑)。
この作品は原作と、最初のコミカライズの道原かつみ版と、OVA版と、現在アニメ放映中のものと、この藤崎版全部で語れる(笑)年季が入っておりますので!
ただし! まずは「2018年5月にまとめて10巻まで買った時」。
*
え~そろそろお手ごろ価格になってるかなあと思って、ネカフェ落ちを10巻まとめて入手しましたwwwwww
そしたら。
……うわあすげえちゃんと外伝のすみずみまで読み込んだ上で改変しつつ旧アニメの上手い点取り込んだりしつつ時系列順に書いてる!
ラインハルトの美しい苛烈さとヤンのぽてぽて加減と本好きのだらさなさにもの凄く納得がいった!
のと、ちゃんとチョコレートケーキをキルヒアイスがホールで食ってるので。(ここはホールを一日かけて食った、というとこが重要なんだあああああああ)
あとのことは結構どうでもよくなったというか。
つか結構今度のアニメ、ここからも使ってるよね、たぶん! もしくは「これもありか」。
ジェシカのバイオリンとか、キャゼルヌ先輩メガネとか!
そんで。
道原版は少女マンガ+青年誌の文法だったけど、フジリュー版は少年マンガの文法でやってるから「わかりやすい」のよ。特に、キャラクターの見分けが。より戯画化されてる。
どうしても少女マンガから来た場合、醜悪なものに「なれない」ことがあるんだよな。
に対して、もう判り易く、あかんものはあかん描写がされてる。アンドリュー・フォークなんて出てきた瞬間やばいじゃんwwwwww 口の端ぴくぴくとかw
まあ女性の描き方には賛否あるでしょうが!
ヒルダとかフレデリカはww アンネローゼ様がただもんでない描き方したのはえらい。
と言っても、ヒルダ嬢ちゃん歳のわりにできすぎてるとは思っていたし、乗馬好きとか言ってはいたから、ありだよなあ。
フレデリカはw
ともかくこれから毎回買います。はい。
*
そんで11巻。
10巻まで一気買いしまして土下座したい気分になって~次巻出るの待ち望んでたわ……
もう相変わらず豪奢な!
このカバー手触り自体がまた何というか。今回は少年皇帝と映ってるのに、ラインハルトに集中線入るようになってるんだよな。
今回は帝国のターンww同盟全く出てこない…… 同盟ロスロスロス。
原作やOVAとの違いと言えば。
・メルカッツさんの場面。
公が最初に作戦を言う→否定、ではなく最初から真面目な作戦を想定。だけど「無理だろな……」的展開。つらい……が、あんまりメルカッツさんでしびあなシーンは見たくないので、まあいいか。
・フロイライン。
通信で全身出せる設定っていいな。艦隊でやってくるとは。それが前の巻までで忍び込んだのが伏線になったかな。→後にラインハルトのとこで戦艦に乗るのにもオッケーな感覚。
んでもってここから馴染みのヒルダの口調になるわな。公的というか。まあお父様との団欒はまた後にだなー。そこがちょっともの足りないけど、ともかく「怖いヒルダ」も見れたから良いどす。目の表情がすげえ。
・みったん
シュターデンの事話すとき怖えええええええええ……牙があってもおかしくねえ。
それにしてもこのあたりの貴族達の馬鹿さの描き方のえげつなさ、まじすげえ。彼等の艦の豪奢さとか、一斉に徒党組んで豪勢な私服で言うあたりとか、何というか。顔も相応に異形だしなあ……
・ミンチメーカー攻略まで
帝国の装甲兵お目見え。こういうデザインだとすると、一方の同盟軍でローゼンリッターがどういう感じで白兵戦するか楽しみだなあ。こっちが黒だからたぶん薄い色じゃないかなと思ったり。ただしアシスタント泣かせだわな……
それにしても双璧とオフレッサー(サイオキシン打ってるってのはすげえ設定だ。上級大将がそれするかいな)思いっきり落とし穴まで戦ってたなー。見せるよなー。
その前の8回分の兵士が可哀想すぎるけど……
しかしこの世界のトマホークは両刃か。同盟軍もきっとそうだよな。もしくは場合によって変えるとか。ともかく描くの楽しそうな格闘シーンだし、……この場面本当に「二人で」攻略してるってのがすげえ。
ちなみに何でロイの足が妙にこの軍服に似合うか考えてみたんだけど、他の人々に比べて足が細いんだよなあ。筋肉があるぎりぎりのラインですんなりしてる。
・ちゃんと拷問してるのね
貴族側オフレッサーの部下達。
・アンスバッハ
メルカッツさん達以外で唯一マトモな顔してるな…… 動きが格好いいぞ。
・リッテンハイム侯が出た理由
これがオフレッサーと付き合いがあった、という理由つけてるのがびっくり。
・リッテンハイム侯の娘
可愛く描いてあったからマトモな子にするのかなと思ったらただの可愛い顔した馬鹿娘だったと……より馬鹿に見えるという奴ですな。
・キルヒアイスのターン
……今後の出番のこと考えてエピ沢山にしたとしたなら嬉しい……
この林檎農家手伝いの場面のキルヒはいいね。もの凄く「姿勢のいい軍人さんの休暇」的で。生まれ変わったらホント先生になってほしいわ……
ここで彼の「でかさ」と「一人でふらっと」「若い」は大きいわな。顔知られてなかったら普通上級大将なんて思うわけがねえ。せいぜい皆さん「下士官かな」「もし士官だったとしても中尉くらいだろ」だわな。気さくだから。なのに上級大将……
次巻予告で「王道」とあったけど、確かにこういうことやっていたら、ラインハルトよりキルヒアイスのほうが馴染みある存在になってしまうんだよなあ。ヴェスターラントの件とか今後出るわけだし、そうなるとこんなに慕われてしまうと「あのキルヒアイス提督が命をかけた」ラインハルトに尽くす、ということでないと困ることになるよな…… ふう……
・ベルゲングリューンとビューロー
前者の上官への惚れっぷりをちと過剰にしてる+足の向きと髪型でやや格好悪い印象つけてるのは何でかなあ……ビューローさんは地味にできる人の印象にしたい感。きっちり足そろえてるしね。でもだからこそ原作9巻のあとでああいうことになる説得力はあるな。ちゃんとそれ考えてキャラの外見考えてるならありか。そらまあ、このYJ版キルヒとロイの傍についた後にあれじゃ、……まあ、ああしたくなるわな。
・リッテンハイム侯爵逃亡
のとこで出てきた「俺たちを~」の人は後で出てくるかな?
ここで二人のコンラートが出てこないとまずいはずなんだけど。
しかしここまで馬鹿娘だったとは。
*
12巻。
今度はわりとすぐに出た感。次が3月だとーーーー。
しかもそれが…… あれだよ……
とはいえこの感もヤンさんはメルカッツさん達の場面の一つにカットが出るのみ…… 同盟のターンは次からか……
それにしてもなかなかに不吉な表紙だああああああ!
フレーゲルが最後こういう役割になったとは。OVAより美学を通した形にした解釈かあ。
あとオーベルシュタイン少しあげになっているあたりが。
……まあいづれフェザーン叩き潰す理由の一つにもなるかもなあ。本当のことがばれたら。
*
13巻(笑)。
いえもうずっと待っておりましたのよ。
んでもって待ち切れずに電子の週刊誌に手を出してしまうほどでしたのよ。
んでもって出したことに全くもって後悔が無いとこで切れたなおいwwwwww
次巻の表紙シェーンコップで頼むよおい。
でもやっぱり紙の本ええわー。目が悪いからやっぱりもの凄く近づけて読みたいときもあるし、電子読むにしてもパソだから近づくにも限度があるしアップにしてもいまひとつ「ここっ!」ということにはぴったりいかない。これがパッドだったらまた違うんだろけど、まあそこは。
ともかくフジリューが原作とかOVAの表現では何処に「?」だったのか、「オレだったらこうするっ!」がどんどん前に出てきたな的な。いや小さなとことかだけど。
オーベルシュタインの扱いとか! このさりげなーくフェザーンの動きに色々気付くあたりとか、ヒルダと連絡した折に彼女から姉上への連絡を頼む気遣いとか!(んであの台詞からあくまで連絡だけで、キルヒアイスが死んだことは全く伝えていないというあたりとか)
ヒルダはヒルダでちゃんと宮中の動きを察知している辺りを描写しているし。
姉上にしても「あなたはまだ休んではいけない」的な強い言葉が無かったのがよかったざんす。これきついのよね。OVAの時特にそう思ったのよ。
それとこの喪服は「故先帝のための喪に未だ服しているから」なのか「ジークのため」なのか曖昧ななのも解釈を広げられるわー。
んで同盟っ。
ヤンさんの不穏な表情満載なのが嬉しいざんす。多少なりとも他媒体では「そう思っていたことを恥じる」描写が表情とか声音に出ていたのに、考えていたこと自体は全く否定してないこの「帝国を~」のあたり!
とか、その他でも「言わずに考えていた」辺りの目の暗さがたまらんざんす。
そんで「イゼルローン日記」では詳細に記述されていた「ハイネセン行き」総カットという!
「近々クーデターがあります」をビュコックさんの前に幕僚に言ってたあたり→だからあの通信が使える→技術の進歩で(書き手側の)知られずに連絡が取れる方法とか……
フレデリカを「そういう」技術の達人としたのは行動の短縮と、「実際に会わなくちゃならない」ことの価値の引き上げにもつながるわな。
しかしデリカさん…… この表現は……wwwww
ともかく次巻はシェーンコップ無双だよっ!
*
14巻。
この作品のためだけにヤンジャン毎週電子配信とってるんだよ……
で、やっぱり「紙の本はええのぅ……」
表紙シェーンコップかと期待したけどw やっぱその前にユリアンか。まーそうだよな……
こっち側で初めて出たヤンさん以外の表紙だわー。まず彼だよなあ。
紅茶のカップに気合が入っているのが嬉しいざんす。そう、紅茶のカップはこうでなくちゃ!
薄いのよ! ちゃんと淹れた一杯を渡すんだよ!
決してユリアンは妙な厚さのカップとポットとミルクつきで渡してはいかんのよ! ユリアンなんだから!
次がフレデリカかシェーンコップかアッテンボロー……
どうだろ…… 藤崎せんせいの同盟側のキャラ愛がヤンさん一人に恐ろしく比重がかかってるんでなあ……
で、今回はシャンプール戦からクーデターの終わりまで。
ともっかく同盟、っーかヤン艦隊満載で嬉しい限り。何よりシェーンコップですよ!
いやーもう藤崎せんせい、どの媒体でもスルーされたこういう「戦闘」を描いてくださる。
そんで一人乗りの反重力? 機体とか、長いトマホークが半分に取れて片方を短槍としてくれるとか、トマホーク回すことでバリアができるとか、ともかく細かくでわくわくするもの沢山出してくださるわー。
しかしキャラ的には帝国のようには増えないね!
リンツさんがもう眉の辺りとかに苦労人らしさを貼りつけてるww
バグダッシュはギャグ要員か? と思わせる格好だしなー。いやもう同盟軍の格好って冗談だよね? 的ぶちきれ部分はあるんだけど、この格好wwwww
情報部員コスプレですか! と言いたくなるよな。つか007とかスパイ大作戦とかそういう格好でしょ! さてこのひと後半で活躍するんだけどどうなんだ。機械操作がデリカさんができるし。
ただし!
やっぱり人物をコピーの使いまわし(効果である場合もあるけど)であることが判ってしまうレベルで沢山やってるのが判ってしまうのがちと辛いかな……
あと!
「悪役の極端なデフォルメ」。ちょっとリンチ氏、可哀想なくらいな……
さて次はユリアン初陣と要塞対要塞に至るまでか……
査問会あるのかなー
*
15巻。
今回はヒルダさんでしたね。表紙。
初出の元気で飛び跳ねた彼女との印象が変わったのは、対ラインハルトとキルヒアイスとの差が大きいと思っておこう…… +マリーンドルフ家を背負ったから、というのも。
ともかく今回から彼女の出番が多くなったざんす。
内容の中では!
ユリアンこわい。それに尽きるなー。
いや、原作でもそう描かれてるんだけど、初陣であれだけの戦績残して脱出してひょいっと帰ってきて「お茶淹れますね~」はすげえメンタル。そんな15歳。
まあ連載中の方では肉弾戦のほうでも何か凄くなってますが、この子はヤンが居る以上は軍人メンタルで居られるってことなんだろうなあ。話がちゃんと進んでくれるとどう変わっていくかが楽しみざんす。語り手の一人だし。
しかし次の表紙は誰かなーフレデリカかなー
シェーンコップが表紙になるのはいつかなあ……(推し)
*
16巻!
はい定期的に出て嬉しい限り。要塞対要塞と査問会からの脱出なんですが!
前巻の表紙がヒルダということでかな、今回はフレデリカですな。
そーいえば、フレデリカの印象が一番変わったのがフジリュー版なんですよねー。
それまで~というか、最新のノイエ銀英伝にしたところで、基本の「ヤンを追いかけてがんばって士官学校次席にまでなった上でキャゼルヌ氏の陰謀により副官になれてしまう」は同じなんですよねー。
なのですが、フジリュー版ばかりは彼女の改変がまた凄い。副官になれたのも明らかに父親の力使ってるよね彼女…… ヤンを「慕う」ではなく、「推し」てる力が激しいざんすよ。
んで、その際に発揮されてきたと思われる、今回の表紙にあるように彼女は単に記憶力が凄まじい、というだけでなく、……ハッキングクラッキングできてしまう位の技術の持ち主なんですよねえ。
これはもう発表された時代が変わったからですが!
このスキルのおかげでクーデター計画をビュコック提督に伝えるのがいちいち一ヶ月かかる旅せんでも済んだという…… いや、正直あの「わざわざハイネセンまで行く」というの、もの凄く疑問に感じていてですねえ…… 捕虜交換の時の代表がわざわざそんな時間かけて行く程のことか? と。
んで。今回もその技が発揮されておりますが…… カフェでつなぐなってwww
一応個人の見ているものには他者は見えないというふうに脳内補完しておこう…… 危険すぎるって。
……と、まあ確かに彼女の行動もハラショーなんですが。
当のヤンさんのこれでデリカさんのインパクトがですね、ちょっと弱く……
個人的見解! ですが!
まずは査問会の時のとうとうぶち切れ出すとこ。
目が怖い!
そんでその後憂国騎士団に殺されかかったとこで。マシュンゴが戦ってくれていて、自分が何もできないとは知っていたとしてもこの突っ立ち方!
とどめはこの巨体を背負ってずるずる引きずってこれる程度の力が…… 何処にあったんだヤンさん!
いやまじ、これ雑誌の時点で「ええええええええええええ!?」となったんだよ。
あの歩くのも面倒だと言っていそうで、イゼルローンでユリアンがとたとた行ってしまうのにはひはひ息切らしているひとがこの力ですか!?
顔色一つ変えずいつも同じ歩調じゃないですか! そういう力の入れ方は知ってるのかヤンさん!?
おかげでその直後のネグロポンティのスライディング土下座なんてどーでもよくなってしまいましたよ!
まあ後はあれですか。
キャゼルヌさんの家庭内位置…… 写真のポーズ…… 今までに無いオルタンスさんの堂々ぶり……
ローゼンリッター活躍! ユリアンの白兵戦初体験!
ポプランはやっぱり天才パイロット! ……とことんイワン・コーネフは出ない様ですね…… もうここまで来たら出さないとみた方がいいでしょうか……
そしてメルカッツ提督を迎えるヒューベリオンの艦長…… フィッシャーさんもそうだけど、何なのこのノリwwwww 帽子のつばの欠けたとこからって水島マンガかいな。
とまあ今巻はともかく同盟のターン満載で楽しかったー。
そんで次巻は決着ね。ミュラーがたいへん。
*
そんで17巻。
何故に風邪ひいてはんてん(笑)のヤンさん。
いやー一応電子で毎度毎度ヤンジャン買ってたんですよー。
近くに! ヤンジャンを必ず売ってると言える場所が無かったんで!
こういうことが紙の雑誌離れに()
まあそれはともかくとして、要塞対要塞……
なんですが、表紙!
ここでヤンさんかい! しかもまた微妙に こ わ い 。風邪ひいてるひとと同一人物とは思えない(笑)。
このコミクス、いつも何かしらの浮きだしがしてあるんだけど、ヤンさんの左目辺りを中心として渦巻きができてる感じなんだよねえ。
なおかつこの色彩! 何故この配色! 前途多難さを物語ってるのかいな!
そんで。
……やっぱり艦隊戦の画像を作るのに手間が掛かりまくってるのかなーと思うしかなくて。
と同時に、……何処の画像を使い回ししているのか判るというのはやっぱり辛い……
「どうやら間に合ったようですわヤン提督!」の絵を使って#160の最初のページが作られてるよね、とか、ミュラーの三人の部下とか。
だからまあ艦隊戦が終わると安心するんだよなあ。使い回し率も減るから……
あちこちで「わかる」人物の使い回しが増えて辛いんですよ……
ので、まあ艦隊戦がいったん終わって人間が多くなるとちょっと安心。
初登場フェルナーさんとイワン・コーネフ。
どっちも本当に出るのか危ぶんでたんだよねえ……
フェザーンの取り扱いがどうなるかによって、コーネフ一族は出なくてもいい事態になりかねなかったし!
フェルナーさんは寝返りエピが無かったのは残念だけど、オベさんの部下らしい感じは出てるので期待ー。
……イワン・コーネフはバーミリオンまでなのがつらい……
尤もそれを言ったら、ローゼンリッターだって下手するとハイネセン大脱走までブルームハルト出ないかもしれないからなー。つかその可能性大きすぎる……
んで、今回内容改変として嬉しかったのは、エルウィン・ヨーゼフの扱いだ!
80年代半ばの男子大学院生はたぶんそこまで気が回らなかっただろうこの子供の扱いをだな、まさかのベーネミュンデ! シュザンナのキャラアップ兼ねて出てきたよ!
まあシュザンナが一体幾つかということは…… 考えないでおこう……
死んだ時あの通りだったF4氏がこんな感じの時の彼女がこれだということは……
で、何というかただでさえカンの強い子供で、……そもそもこの母方は何やってるんだよ、と言いたくなってくるんですが!
子供を放っておくにも程がある。
女官の髪を掴んで頭皮までむしるってどんだけのリミッター外してる状態になってるんだ……
んでこれですよ。肩の肉食いちぎってしまいますよ!
フツーはできまへんわ。どっかで理性がはたらく。でもそれができてしまうってのは、よっぽどのストレスが五歳の子供にかかったた訳で。
頭からも血を流して、食いちぎられても愛しい血筋のために尽くそうっていう心情は子供にも伝わったってことだよな。
じゃないと、この正気の目にはならないし、血を止めようなんて思わないと思うのー。
いやもうこの子は全部大人達の画策が失敗した後、シュザンナとアルフレッドが連れてって育てればいいよ…… とりあへず人として……
その意味で言うなら、アンネローゼはいくらラインハルトの気持ちを慮ったとはいえ、この子供のことは全く気にならなかったのか、という点が気になってしまうけど(笑)。そこはまあ原作が()
道原版だとこれでもかとばかりの悪女に描かれてたシュザンナをこういう風に使ってくれたのは個人的には嬉しかったどすー。
んで次からはもうウルジャン連載分になって、バーミリオンまで飛ばすぜーだわな。
できるだけ長くやって欲しいけど…… ど、どうかな……
とりゃず連載の分からすると、フェザーンと地球教の関係は今までに描かれたどの媒体より濃厚って感じだけどね。
「敵」を見やすく整理したって感じかなー。
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