18.スーパーカブ 1~4巻 /蟹丹/トネ・コーケン

 コミカライズのほうです。

 

 ところでワタシがママチャリストということは色々見ればわかることになってるんだけど、あくまでこれはワタシが静岡県民(海沿い)だったから、という結果に過ぎないのかもしれない。


 ということで、角川のwebNEWTYPEで読んで、滅茶苦茶共感できたので即買い。とりあへずは1~3巻まで。


 母子家庭だった高校生主人公が更に母に失踪されて「何もなくなった」あとに、「必要にかられて」カブをゲットした後に次第に人間関係がじわじわと広がってくはなしー。

 これは先がどうなるか? という感じの話ではないので、トネ・コーケン氏の原作小説は読んでないんだけど、どーかなー。ともかく「特別寄稿小説」の短編でカブ愛はわかったんだけど。


 つまりはまあ、平地で済んだからママチャリなんだけど、山間部だったらこれだろうなー、と思う訳だ。

 主人公なぞ、常に節約! を心がけてるくらいだし。さすがにそれだけだと何なので、やや違う境遇のカブ乗り先輩として礼子ちゃんをつけてあるんだとは思うんだけど。

 できるだけ普段の格好をして、それでもできるだけ行ける範囲を伸ばして生活範囲を伸ばせるってのはいいよねー。

 単に走るってことも良いし。

 ってまあ、平地の我々や隣の県ではそうなったらまず車なんだけどさ! スズキやトヨタのお膝元なんだから!


**


 そして4巻。

 カブとママチャリは既視感があるんだよー!

 ということで読み出したコミカライズ版。

 文章の方のスーパーカブはカクヨムで読んだけどまあ硬派!

 でもカブ愛は本当に強い!


 ……ただ時々思うんですよ!

 女子高生でなくともこの話通じるよな! とか!

 逆に言えば、男子ネタでも性別取っ替えるだけで最近はできるんだろな! と!

 小熊さん(この髪型でこの童顔なのに「さん」づけしたくなる迫力がある)


 ……ある意味、いい時代に…… もしくは昔ワタシが書きたくても周囲に受けなかった世界が今は広がっているんだなー、と思うざんすよ……


 昔80年代前半に「ペリカンロード」で女子はサチさん(たっぷりボディのもろレディース)以外はモペッド無敵艦隊(正確にはスクーター)だったしなー。


 でもまあ、可愛いから読む気になって知識が増えるならいいよな。

 とりゃず小熊さんは文章だともっと硬派だ……

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