110.パリピ孔明/四葉夕卜/小川亮

 これは雑誌まとめ読みのために月額1000円近く払っているコミックDAYSで何かいつも気になっていた…… んだけど読んだら絶対面白いだろーなーと思ってなかなか読めなかったんだけど…… とうとう読んだらやっぱり面白くて結局電子で現在3巻出てる分購入してしまったという次第(笑)。


 ええまあ、あの孔明が。

 諸葛亮が老いて死んだ後に若い頃の姿で現代渋谷に転生したっていう、ある意味昔ながらの転生ネタですよ!

 そんでその孔明視点であっという間に現代に適応して、最初に拾ってくれた歌うたいの女の子の軍師になっていくという……

 それでいて


 歴史的人物が現代に来て~なら、「ノブナガ先生」(大和田秀樹)「サムライせんせい」(黒江S介)に近いわな。たぶん傾向としては「ノブナガ先生」に一番近いかも。チートという意味で(笑)。

 ただ「ノブナガ先生」は全体を通したストーリーじゃないからな。……だからこそ打ち切りとあいなったんだと思うんだけど……

 「サムライせんせい」は全面シリアスなんで、ストーリーはちゃんとあるんだけど、ちょっと色合いが違うかな。過去が重すぎるわい! ……ああもう最終回……

 「いいね!光源氏くん」(えすとえむ)も似た傾向だけど、あっちは主人公は語り手の方だし、出てくる彼らはそもそもが架空の人物。ただ現代に適応しつつ烏帽子は最後の砦とばかりに格好を崩さない辺り、孔明と通じるものがあるなー。


 ……そう、何が可笑しいって、この孔明、絶対にあの衣装と扇なんだよ(笑)。

 そんで渋谷という街の特性か、それはそれでいいよーとばかりに存在しているんだよなー。

 しかも彼を現在雇っている? のも、一見強面やばい職なんだけど、三国志の話をしたい! いい人なオーナーだし。


 で、ワタシ的にはもう把握するのが困難な現代の音楽業界で、その歌に心動かされた女の子をプロデュースしていくために、もう地の利とか色々策を用いるし、当人もMCバトルするし…… あの格好で!


 ともかく面白いのは確かぢゃ。

 ただ紙で残しておこうとまでは思わないという辺り。

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